どーも。堀内です。
パラフレーズ、と言う言葉に馴染みはないかもしれませんが、実は皆さん、日常でよく使っていると思います。
パラフレーズ(Paraphrase)は、他の言葉で元々の文や一節を言い換えること。
英語の文章を考える時に日本人はついつい、固い言葉を使ってしまうのですが、それを柔らかいわかりやすい簡潔な言葉で、 「同じ意味だけど表現を変えて表すもの」と言う意味でよく使われます。
自分も学生時代に同意語を英語でたくさん学びました。 高校の時に最初で最後の夏期講習?で勉強した時に、似てるニュアンスの単語、とかポジティブな時、ネガティブな時によく使う単語、とかあって面白いなと思いました。 天気というか天候というか気温と言うか空というか、みたいな言い換えですね。
「天気いいねぇ」は言うけど「天候いいねぇ」はあんまり言わないし、「空模様」っていうと既にネガティブな印象あるよね、みたいな感じです。 その時に日本語も学んだ気がしますw
よく、「少ない単語数で日常英会話はできるんです!」みたいな本を見たことありませんか? 自分も簡単な単語で話ができないかを頑張ることが多いです。
ブラジルやロシアに行ったときも、現地の言葉の単語と、簡単な英語で会話をすることが多く、現地の単語を使おうとしただけで、すごく良くしてくれるケースも多いです。
サッカー観戦の仲間に挨拶以外で一番最初に教えるのは、 「ビールください」ですw
「Beer Please!!」、「Cerveja Por favor!!」、「Пиво пожа́луйста!!」
もう後はバドワイザーとかキリンとかアサヒとかメーカー名でもいけますね。
※海外に行かずに数年・・・話せなくなってそうです汗
日本語でも簡単な言葉で説明するのは大事な能力です。
幼稚園児・小学生でもわかるように〜とかいいますが、今の大人より小学生の方が遥かに知識のある領域があるので、簡単には言えませんねw
とはいえ、この表現の置き換え、仕事上では超大事なやり取りです。
「今言ったのって◯◯っていうことですよね?」 と確認すること、日常的にやっていませんか?
やっていないのであれば、意識的にやることをおすすめします。 相手が話していることを自分の言葉で話すことで、相手も安心しますし、自分はこう受け取ったよ!と明示することが可能になります。 双方向での確認を行っていることになるので、明らかに違う方向に行っている場合に修正してもらいやすくなります。
また、上司・部下だった場合に、上司から部下、部下から上司に話した時に、経験の差から大きなギャップが生まれてもおかしくない状況になっています。
上司から部下のお願い事のときは、なおさら意識的に確認しましょう。
意図と違うことをやった時の無駄な時間、虚しさ、あれはもう最低です。
言い換えをすることで、お互いの距離をなくすことに近づきます。
「そういう言い方もあるんだね」とか、
「あなたの立場からすると、そういう話にすると受け取りやすいんだね」とか、
「あなたにとってはこういうほうがわかり易くありませんか?」とか、 そんな部分が生まれてきます。
我々のような仕事をしていると、普段システムを利用するだけの方とは違う言語で会話をしがちなことがあります。
以前にプロジェクトではユビキタス言語の設定が大事だよ、と言う話をしましたが、 プロジェクトに間接的に関わっている方々には難しい部分があります。
その時に、お客様の中で使っている言葉を理解してお話したり、 みなさんがわかりやすいような具体例を使ったり、図示したりします。
パラフレーズをうまく使っている人の説明はわかりやすいな、と言うお話でした。 たとえ話しすぎて迷走することありますけどね…こういった点で芸人さんをリスペクトしちゃいます。
ではまた。
2022.09.02 堀内文雄(8月を終えると夏が終わる感じがしますが、今年はほんとに涼しい)