【社内イベント】表彰式「CERES AWARD 2024下期」&2025年始挨拶 #CeresPRFriday | #CeresPRFriday
こんにちは!セレス広報担当です。 セレス広報がセレスの「リアル」をお届けする #CeresPRFriday 社内イベント「2024下期 全社会」と同時開催した、2024年下半期に活躍した社員を表...
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こんにちは!セレス広報担当です。
セレス広報がセレスの「リアル」をお届けする #CeresPRFriday
毎年恒例となっている年に一度のエンジニアイベント。2024年度は、非エンジニアとのコミュニケーション時に必要となる「論理的思考力」「自分の意見を適切に主張する力」「相手の意見を理解する力」の3つのスキルを、あらためて再認識することを目的に「ディベート大会」を開催しました。
今回は、審査員が試合途中に「レベルが高い」と感嘆した、優勝決勝戦の白熱した様子をご紹介します!
決勝戦のディベートのテーマは、「エンジニアにはフロントからインフラまで、すべての技術を持っているべきか?」。
先攻後攻は試合の直前に抽選で決定。そのため、肯定側、否定側それぞれの立場で議論ができるよう、両チームともに両方の立場に立って入念な準備を行います。
試合の流れは、肯定側の立論から始まり全4クオーター、8タームで対戦します。
第1クオーター
①肯定側の立論[6分]
<準備時間:1分>
②反対尋問(否定側から肯定側に質疑)[3分]
<準備時間:1分>
第2クオーター
③否定側の立論[6分]
<準備時間:1分>
④反対尋問(肯定側から否定側に質疑)[3分]
<準備時間:1分30秒>
第3クオーター
⑤否定側の第1反駁[4分]
<準備時間:1分30秒>
⑥肯定側の第1反駁[4分]
<準備時間:2分>
第4クオーター
⑦否定側の第2反駁(最終弁論)[4分]
<準備時間:2分>
⑧肯定側の第2反駁(最終弁論)[4分]
大会には、グループ会社を除くセレスの全エンジニアが参加。各事業部を横断したA~Hの8チームに編成し、負けたら終わりのトーナメント方式で戦いました。
決勝戦では、別日で行われた1回戦、2回戦、準決勝を順調に勝ち進んだ、CチームとFチームが激突しました。
試合のテーマは事前に指定され、サービスエンジニアリング部のT執行役員、Y部長、インフラグループのKマネージャーが勝敗を判定。メディア事業本部システムチームのUマネージャーが司会進行しました。
決勝戦を勝ち抜いた優勝チームは、年末のCERES AWARDで表彰。チームの勝敗とは別に、個人の健闘を称える個人賞枠として、最優秀賞、優秀賞の2名が選出されます。
抽選結果により先攻(肯定側)は、Cチームに決定!
Cチームは、メディア事業本部でポイントサイト「モッピー」の開発を担当するSさん(中央)をリーダーに、同じくモッピー開発の【21卒】Kさん(左から2番目)、インフラグループのHさん(手前から2番目)、Sさん(手前)、マーキュリーのエンジニアYさん(左端)の5人体制で臨みます。
後攻の否定側となったFチームは、セレスのアプリケーションアーキテクチャとしてモッピー開発を担当するTさん(奥)をリーダーに、同じくモッピー開発の【23卒】Sさん(手前)、マーキュリーのエンジニアで【23卒】Iさん(中央)の3人体制で挑みます。
両チームとも準備時間は2分間。それぞれ肯定側と否定側に決まったことで、事前に準備していた資料を整理して試合プランを立てていきます。
立論の制限時間は6分。トップバッターは、Cチームの【21卒】Kさん。テーマ「エンジニアにはフロントからインフラまで、すべての技術を持っているべきか?」を基に「無知の危険性」、「作業の優先順位付け」「コスト削減」など7つのメリットを展開。制限時間を50秒残して終了しました。
審査員や否定側のFチーム、後にディベータ―として控えるCチームのメンバーまで、Kさんの立論の要点をフローシートに書き込んでいきます。
1分間の準備時間を経て、否定側の【23卒】Sさんの反対尋問(質疑)に移ります。ディベート大会では、ここでのやり取りが第4クオーターまで続く議論のベースを形づくることになります。
制限時間は3分。否定側は、肯定側が挙げるメリットを一つひとつ崩しながらデメリットとなる主張を展開していきます。Sさんは、Kさんが主張する言葉の定義や根拠となる「数値」のあいまいさを指摘し、時間がきて終了しました。
否定側のTさんが立論を始めるまで、1分間の準備時間をはさみます。その間、審査員も第1クオーターの試合内容を判定し、評価点や減点面をフローシートに書き込みます。
Tさん(右側)による否定側の6分間の立論では、最初に言葉を定義。そのうえで、肯定側の7つのメリットに対してさまざまな研究データの数値を裏付けしながら「1.5倍速」並みの速さ(メモするほうも大変そう!)でデメリットを展開。制限時間ピッタリに主張を終えました。
これを受け、インフラチームの肯定側のSさん(左側)が、3分間の反対尋問を行いました。途中、(否定側の立論に対して肯定側が質問をするパートでありながら)Sさんのなかなかの鋭い質問に「逆に質問をして申し訳ないのですが、、、」と質問の前提となる考えをTさんが逆質問する場面もあり、なかなかの応酬になりました。
後の判定結果によると、
「立論から質疑に移ったところで、急にレベルが上がった」
「立論では、お互いに数も内容もしっかり抑えていた」
「質疑でも、双方で核心をつく質問をしていて、お互いにやりにくかったのではないか」
と、ここまで互角の戦いになりました。
1分半の準備時間を経て、マーキュリーエンジニアの【23卒】Iさんが否定側の第1反駁を開始。
反駁では、それまでの肯定側の主張に対して反論しながら議論を深めていきます。Iさんは肯定側が主張するメリットに「数値の根拠がない」点を指摘したうえで、デメリットとなる理論を重ねていきました。
それを受けて肯定側は、インフラグループのHさんが攻勢をかけていきます。
はじめに否定側の立論でTさんが、最初に説明した“言葉の定義”について「素晴らしい」と全面的に受け入れを表明。そこから、視点を変えた主張や自社の事例を交えて否定側の立論を潰していきました。
後の判定結果では、
否定側のIさんが「肯定側の立論を潰しながら相手を牽制」
肯定側のHさんにいたっては「問題なく対応した」
ことで、ここでもレベルの高い互角の判定となりました!
いよいよ最終弁論に突入!第1クオーターから、それぞれの立場で重ねてきた議論を分析、評価し、相手の主張と比較しながら自分たちの主張がいかに勝っているかを主張します。
先攻は否定側から!第1クオーターから再登板となる【23卒】エンジニアSさんが登場!
Sさんは、肯定側の主張を認めつつも「具体的な数字がない」点を指摘。否定側の立論でTさんが示した裏付けとなる根拠を振り返りながら、「我々否定側のほうが、現実的で得られる利点が多い」と主張のまとめに入り、「専門性を生かす方向で良い結果を出していくべき」として最終弁論を終えました。
決勝戦最後となる肯定側の第2反駁は、CチームリーダーのSさんが登板。Sさんは、メリットとなる主張を総括しながら、否定側が主張するデメリットや懸念点を一つひとつ払拭し、最終弁論を終えました。
絶賛、審議ingタイム。おのおのでメモしたフローシートを持ち寄り、判定結果を精査します。
肯定側、否定側の第4クオーター、全8タームからなるそれぞれの主張の流れをメモしたフローシート。走り書きした主張の要点やどのタームで相手の主張を回収したかの矢印が3色ペンで書き込まれていて、試合の流れをたどることができます。
審査員が審議中、試合を終えた決勝メンバーのみなさんと司会進行のUマネージャーで雑談タイムに。
「これ、まだポイントに影響する?(しません!)」と心配しながら、
「深い議論をするために必要なことは、幅広い知識でも専門性でもなく、下準備をするための時間」
「一般論をまとめるのに、AIがすごく役立った」
「AIがなければ判断できませんでした」
「質問して反駁してもらうと、ブラッシュアップになった」
など、準決勝からの中2日しかなかった事前準備の大変さや試合について振り返りました。
優勝チームは、、、Fチームに決定!!🎉🎉🎉
再登板となったSさん(左端)の「第2反駁が上手かった」ことが決め手に!第3クオーターまでずっと互角できて、最後の第4クオーターの第2反駁で「すこし点差がついた」ことで、Fチームの優勝となりました。
講評する審査員の(左から)Kマネージャー、Y部長、T執行役員が、試合中、口々に「レベルが高い」「ここまでだとぜんぜん(勝敗が)分からない」「決勝っぽい」ともらすほど白熱した決勝戦になりました。
最後にT執行役員より、「否定側が、第1クオーターの質疑(反対尋問)から張っていた伏線を第一反駁、第二反駁で回収。きちんと相手の論拠の弱いところを突き崩し、伏線を回収するという、全体的なストーリーの組み立て方がすごく上手かった」と総括。
表彰式は年末のCERES AWARDまでおあずけとなり、約3週間にわたって開催したディベート大会が終了しました。みなさん、お疲れさまでしたーー!!!
表彰されるFチームのみなさん。
個人賞で最優秀賞を受賞したCチームのHさん(左)と優秀賞受賞のFチームのSさん。Sさんは、チーム賞、個人賞ともにW受賞となりました!
みなさんにはそれぞれ、金一封が贈られました!
セレスエンジニアの「ディベート大会」のイベントレポートはいかがでしたか?
今回のディベート大会は、業務優先の観点から限りなく負担の少ないイベントとして、司会進行を務めたUマネージャーが発案したそうで、「論理的思考」や「説明力」といった、いまのエンジニアに求められるスキルの再認識や技術向上の一助となることが期待され、実施にいたったそうです。
今後も引き続き、エンジニアイベントをレポートしてまいりますので、ご期待ください!
▼過去のエンジニアイベント表彰式のイベントレポート