1
/
5

やっと見つけた“本気で行きたいと思える企業”。二人三脚で奔走した企業探しの裏側

この記事では、BOXのリアルな働き方を知っていただくために、過去に転職に成功した候補者さんとエージェントの転職事例をご紹介します!

転職を考えているけれど、現職が激務でエネルギーが湧かない…。そうして、転職活動が先送りになってしまっている人もいるのではないでしょうか。

今回インタビューをしたBOX利用者の杉田さんも、仕事に追われ、本気で転職を考えるに至らなかった人のひとりです。しかし、エージェントの櫻井とともに自分のWillとマッチする企業を見つけたことが、杉田さんの転職活動にブーストをかけました。

今回のnoteでは、株式会社Nateeに転職した杉田さんの内定までのプロセスと、抱えた苦悩、乗り越えた壁をご紹介します。

<杉田さんの転職活動サマリー>

「地元 香川のために」新卒から持ち続けた軸

――杉田さんは、2017年卒として地元香川の銀行に入行し、2020年にコンサルティング・人材紹介などを行う企業でセールスを担当していたと聞いています。

杉田:はい。僕は中学卒業と同時に地元を出て、高校時代を大阪、大学時代を京都で過ごしました。7年間を生まれた場所と違う環境で過ごす中で、僕が一番好きなのはやっぱり香川だなと感じ、いつか香川で起業したいとぼんやり思うようになりました。それで新卒の就活は、香川のことを一番知れる、香川で一番強い地方銀行に勤めようと考えました。

ただ、地方銀行ということもあり、働く人たちの目線は“香川の中”。新しいことをするよりも今ある香川を大切にする・守る意識が強かったので、自分が将来ビジネスを立ち上げるならどこかのタイミングで東京に出て、広い視野でいろんなことを学んできた方がいいだろうなと思っていました。

あえて厳しい環境に身を置こうと、2020年に上京、コンサルティング・人材紹介などを行う会社にセールスとして入社しました。

――前職ではどのような仕事をされていたんですか?

杉田:いわゆる“ゴリゴリの営業職”で、テレアポ、商談、クロージングから受注までの一連の流れを担当していました。行動管理もかなり厳しく苦しいことも多かったのですが、行員時代と比べるといろんな経験ができ、この環境を選んでよかったと思っていました。

一方で、僕は厳しく管理をされるのがあまり好きではなくて…。管理されているからこそ成長できていると思ってはいたものの、任された仕事だけでなく、より広い裁量を持って働いてみたいと感じていたので、転職を考え始めるようになりました。

櫻井:BOXに連絡をくれたのも、ふわっと転職を考え始めたくらいのタイミングでしたよね。最初の面談のときから「香川で何かやりたい」という未来の話をしてくれて、杉田さんのWillのために自分ができることは何だろう、と必死に考えていた記憶があります。

本気になれず、志望理由を話せなかった

――転職活動は順調に進んでいきましたか?

櫻井:書類選考はすべてクリア。いい感じで進むかも…と思っていたのですが、面接で落ちてしまう企業が多かったんですよね。

杉田:そうでしたね。というのも、在籍しながらの転職活動だったので本当に時間が無くて。毎日朝の7時半~21時ごろまで働くのが当たり前だったので、仕事が終わってからキャリアの棚卸をしたり、志望理由を考えたりする余裕がありませんでした。

一次面接では必ず志望理由を聞かれます。そのときに、自分のWillとその企業の事業を無理やり結び付けてしまっていて、上手く話ができていなかったんじゃないかと、今振り返ると思いますね。

櫻井:忙しいから僕との面談の時間もなかなか取れなかったんですよね。すごく遅い時間に「今から面談できますか?」と声をかけてもらったとき、「こんなに忙しいのに転職活動と両立しようとしていて純粋にすごいな」と思いましたし、どうにかして力になりたいという思いが大きくなりました。

杉田:あと、最初のころは忙しすぎて、櫻井さんからもらった企業の情報もちゃんとリサーチできていなかったんですよ。企業のことを深く理解できていないから、志望理由もちゃんと語れない、という流れになってしまっていたように思います。

――なるほど。当時はどんな企業を、どのような基準で受けていたのですか?

櫻井:当時受けていたのは、SaaS企業、人材系企業、EC系の企業です。でも、僕も正直最初のころは杉田さんにマッチする企業が掴み切れていなくて。思考錯誤しながら企業紹介や面接対策をしていました。

――「掴み切れていなかった?」

櫻井:初回の面談のときから、杉田さんはWillがとても明確でした。地元香川に貢献したい。地元香川を盛り上げたい。そのために地元で就職をして、次に大手の会社で営業力を付けたい。そういう強い信念のもとにこれまでのキャリアを作ってきています。

これから起業をより具体的に考えていきたい中で、何が得られる企業を選んだらいいんだろう、とエージェントである僕自身が悩んでしまったんです。ビジネスマンとして成長したいのであれば、型や仕組みが整っている営業会社に進めば良いのですが、それは前職で経験できているはず。だとしたら、今の杉田さんに最適な企業や職種ってなんなんだっけ…?と。

悩みながら「A社とB社を紹介しようと思っています」と上司の澤田に相談したら、「本当に杉田さんのこと考え尽くしてる?」と厳しいフィードバックをもらったこともありました。

杉田:そうだったんですね。実は僕も、企業との面接の中で自分のWillを話すと「じゃあすぐに起業した方がいいんじゃない?」と言われて終わってしまうことも多かったんです。「どうして今やらないの?」と言われると言葉に詰まってしまう。将来起業したい、そしてそのために、今の自分にとっては転職が必要だと思っている――その二つを結ぶ理由が、上手く言葉にできませんでした。

――その壁は、二人でどうやって乗り越えたのですか?

杉田:いくつかの会社の面接で落ちる中で、「志望理由を明確に語れていない」という課題が分かってきて。それがどうしてかを考えると、やっぱり自分が本気になれていなかったからなんですよね。本気で行きたい!と思っていないから、当然熱量を持って志望理由を語れない。だからまずは、自分が行きたいと思える会社を見つけ、どうして行きたいと思うのかを言語化することが最重要だと考えました。

それで、櫻井さんにとにかくたくさんの求人を送ってもらって、スキマ時間を縫ってその会社について調べるようになりました。加えて、30分でもいいから櫻井さんとの面談を組んで、企業のことを口頭でも教えてもらう。そうやって、本当に行きたいところを見つける作業に時間を使いました。

自分のWillとマッチした瞬間に、スピードが上がった

――転職活動に変化が表れたのはいつごろですか?

櫻井:明確な変化が起きたのは、初めてNateeを杉田さんに紹介した日ですね。それまでは僕が紹介した会社を“なんとなく受ける”という感じだったのが、「ここに行きたいです」とハッキリ口にしてくれたんです。

杉田:Nateeを紹介してもらったとき、「ドンピシャだ」と思いました。前職、前々職でコンサルティングや採用支援をする中で、TikTokを始めとしたSNSの可能性を感じていました。特に地方は予算も少ないので、認知獲得をしたいと思ってもできることが限られます。SNSは無料で始められますし、成功したときのインパクトも大きいと身をもって知っていたので、NateeのTikTokを利用したマーケティング支援についてきいたとき「これだ!」と。

正直それまでは「転職はしてもしなくてもいいや」くらいの温度感でした。でも、Nateeの求人を見て、「絶対ここに転職したい」に変わりました。

櫻井:僕も杉田さんの姿を見て明確に「変わったな」と感じました。たとえば、今までは企業のHPのURLを渡して、「これ読んでくれましたか?」と都度確認をしていました。でも、Nateeの記事はすぐに読んでくれましたし、送ったもの以外のコンテンツも読み込んでくれたようでした。

もう一つの変化は、志望理由が明確になったこと。それまでは「うーん、なんかふわっとしているな」って感じだったものが、「これだけ話せたら通るでしょ」と確信できるくらいの解像度になりました。

杉田:当時すごく忙しくて、転職活動に時間を割くのが正直しんどかったんです。でもNateeは「本気で頑張りたい」と思えたから、ちゃんと向き合って考えられた。それが大きな転換点になったように思います。

櫻井:2022年の7月にNateeを初めて紹介して、8月に内定、9月に入社とすごいスピード感でしたよね。

杉田:そうですね。対策も大事だけど、結局一番大切なのは「自分が本当にそこに行きたいと思えるかどうか」。自分のWillと受ける企業の整合性が取れていなかった僕が本気になれる会社を見つけられたのは、僕に真剣に向き合い、いろんな会社を紹介してくれた櫻井さんがいたからこそだと思っています。

これまでの会社では手に入れられなかった裁量と責任

――Nateeに入社されて約1年。入社前とのギャップはありますか?

杉田:ほとんどないですね。大変な時期もありましたが、僕には強いWillがあるので、それを思えばなんとも思いませんでした。これまでいた会社に比べるとNateeは会社としては未熟ですが、“会社”というものを一緒に作り上げて行くプロセスにも楽しさを感じています。

――Nateeでの仕事が、ご自身のWill、将来につながっている感覚はありますか?

杉田:はい。香川には、海外からの評価が高いのに日本人にはあまり知られていない場所があります。そういう場所をSNSを使ってPRしたいと考えています。Nateeでの自治体との仕事を通して、いつか自分も香川県庁や市と手を組んで何かをできるかもしれないという感覚も出てきました。

起業に向けて、すでにスモールスタートをしています。Nateeの仕事も楽しいのですぐにというわけにはいきませんが、そう遠くない未来に、自分の事業を立ち上げたいと思っています。

櫻井:よかった!転職してから、それが杉田さんの未来につながっているかずっと気になっていたんです。いい話が聞けて嬉しいです。

――最後に、Nateeにはどんな人が向いているか教えてください。

杉田:与えられたことをしっかりとこなすのが幸せ、と感じる人ではなく、与えられたもの以外の仕事にも幅広く携わりたい、という人が向いているのではないでしょうか。Nateeは「こういうことやりたい!」と手を挙げればやらせてくれる会社です。裁量を持っていろんなことにチャレンジしたい人には最適な環境だと思います。

そんな環境を選べたのも、櫻井さんがNateeを紹介してくれたから。僕は「転職してもいいのかもな」くらいの温度感で相談しましたが、親身に話を聞いてくれ、一緒にやりたいことを明確にしてくれました。少しでも転職を考えている方は、櫻井さんにどんどん相談してみてほしいです。

BOXは、あなたの理想の人生を考え、全力で転職支援を行います。

私たちBOXが大切にしているのは、転職エージェントと求職者という関係性ではなく、「パートナー」として転職をサポートすること。求職者の人生を、一緒に支援しませんか?

If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
求職者の可能性を広げるために。キャリア支援を行うメンバーを募集しています
株式会社BOX's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Riho Nakano's Story
Let Riho Nakano's company know you're interested in their content