こんにちは
株式会社BottoKインターン生、田中です!
BottoKとはどのような会社かを皆様に知っていただくため、今回はBottoKメンバーの行動指針を紹介します。
現在BottoKには6つの行動指針があります。(2024/2/26現在)
メンバーは全員月初めに、自分がその月に特に意識して取り組む行動指針を1~2個選び、次月に選んだ行動指針に沿えていたかを振り返ることで、6つの行動指針を身につけていきます。
本記事ではそれぞれの行動指針を詳しく解説していきますので、BottoKの企業文化について少しでも理解を深めていただければ幸いです。
6の行動指針
まずはBottoKの行動指針をご紹介します。
行動指針は、その名の通りメンバーが日々活動する中で意識して行動していくべき指針となります。
行動指針は不変のものではなく定期的に改定されます。全員が特別意識する必要がないほど身についたものは外され、会社のフェーズが変わっていくにつれて新しく必要になったものが追記されます。また、これは代表1人だけが考えたものではなく、メンバーと意見交換をしながら制定されたものであるため、メンバー全員が行動指針を理解し、納得感を持って取り組むことができています。
行動指針は以下の6つです。
- 顧客の浅瀬の課題で無く深淵の課題を解決しよう
- 問題に対して、個人ではなくシステムやプロセスに目をむけよう
- 作業ではなく仕事をしよう
- 挑戦による成長痛を感じよう
- インプットとアウトプットの回転数が成長を決める
- 幾つになっても恥をかこう
ではここからは行動指針をひとつひとつご紹介します。
1. 顧客の浅瀬の課題で無く深淵の課題を解決しよう
前職時に言われていた「浅瀬」と「深淵」の課題の違い。浅瀬は誰しもが深さが分かり、ここまでの支援だねと目安が付きやすい。一方、深淵は深さが分からず、自身のキャパで解決できるか?不安になる。ただ、顧客は深淵まで入ってきて欲しいと思っている。そして深淵まで入ってくるパートナーと仕事をしたいと感じている。浅瀬パシャパシャでは無く、深淵モグモグ。溺れそうになったら、一回浮き上がれば良い。
顧客が自覚している課題は、実は氷山の一角に過ぎないことが非常に多いです。表面上の課題を解決する支援を行ったところで、実は根本は解決していない。だからこそBottoKメンバーは深い課題を見つけて支援を行うことで、本当に顧客が必要とするサービスを提供したい。この行動指針にはそんな思いが込められています。
実際にBottoKメンバーは、支援先の企業との対話でこの指針を意識し実行します。丁寧にヒアリングをしていくことで、お客様すら気がつかない真の課題を見つけます。中には、お客様自身が話しながら「あ、うちの本当の問題はここだったんですね」というように自然と気がつくこともあります。
離職者が多いのは、単に「雇用条件が悪いから」「働く環境が悪いから」ではないかもしれません。採用、人材育成、人事評価、経営戦略…さまざまな要因が折り重なり、問題を生み出しています。これらをひとつひとつ紐置いていき、最も重要な課題を見つける手伝いをすることが我々BottoKの仕事です。
2. 問題に対して、個人ではなくシステムやプロセスに目をむけよう
業務上のトラブル、うまくいかなかった時、個人を責めることに終始してはならない。たとえ個人の改善が促されたとしても局所的な改善に留まってしまう。更には心理的安全性の低い組織を促進してしまう一因にもなるため、本来望んでいる情報発信やコミュニケーションといった行動に制限までかかってしまう。改善にあたって目を向けるべきはシステムやプロセスといった組織構造。冗長的で改善効果が高い機能にフォーカスして議論しよう。
何かミスをしてしまった。何か社内で問題が発生した。目標を達成できなかった。それは本当に、個人だけの責任でしょうか?
個人を責め続ける組織に成長はありません。どんな人でも必ずミスはするものです。目標達成のために全力を尽くしても結果がついてこないこともあります。重要なのは、ミスを最小にするシステム、目標を達成できるようにするシステムを組織で作り上げることです。
BottoKでは、あるメンバーが目標達成できなくても、それを個人だけの責任として追求することはありません。どこに原因があるのかを深掘り、ルール作りやシステム作りに専念します。その原因として個人のスキル不足が上がるのであれば、追求する対象は「スキル向上のために作るべきシステム」であり、「スキル不足の個人」ではありません。もちろんこれは、個人が反省や努力を怠って良いというわけではなく、会社としてこの視点を重要視しているのです。
3. 作業ではなく仕事をしよう
与えられた作業をただこなすのではなく、自分の責務や役割を認識した上で顧客に価値を届ける仕事をしよう。作業に終始すると、チャレンジングな組織にも関わらず主体性のない歯車になってしまう。与えられた役目はなんなのか?組織上位の視座を常に持ち、自分の業務の波及範囲を見定めた上で作業をこなしながら役割を果たそう。
作業を行うことは非常にラクで簡単です。与えられた業務を、毎日同じようにこなすだけで良いのです。しかし、これでは個人のスキルも、組織の成果も向上しません。大切なのは、メンバーひとりひとりが立場に関係なく、自分の作業を責任ある仕事として捉えて取り組むことです。
これはインターン生である私自身、最も意識しています。確かに与えられる業務は細かい作業が多いかもしれません。それでも全ての作業には目的があり、インターン生の作業が最終的には支援を求める企業へ適切な支援を届けることにつながっています。自分の役割を自覚して、主体的に仕事に取り組むことを大切にします。
例えば、私は以前BottoKのサービスやマーケティング戦略について、上司に改善案や新しい提案をしたことがあります。これは私自身が細かい作業を仕事として捉え、BottoKの成果には、自分も責任があると自覚していたからこそ気がついたことです。立場に関係なく、視座を高くしながら責任を持って業務に励むことがBottoKメンバーには求められます。
4. 挑戦による成長痛を感じよう
新しいことにチャレンジするときに感じる「恐怖、不安」といった感情の痛みは成長痛。その成長痛なくして人は成長しない。一方で、そういった成長痛を感じる機会を与えられていることは期待の裏返してもある。成長痛を感じられる状況に感謝しつつ、成長痛と戦って自身を高めていこう。
新しいことに取り組む不安や、そこから生まれる失敗は必然です。そこで諦めたり、放棄したりせずに痛みを感じながらも挑戦し続けることが大切。成長痛を乗り越えた先には自分でも驚く成長が待っているはずです。
BottoKでは経験豊富なメンバーに加え、インターン生のような未経験者もいます。私自身、BottoKでのインターンを通して多くの成長痛を感じてきました。また、経験が豊富なメンバーであっても、未知への挑戦を日々続けて成長痛を感じています。
私自身の場合は、入社時点でマーケティングに関する知識も、人事領域に関する知識も何も持っておらず、会社で働く経験もありませんでした。もちろん、行動指針3「作業ではなく仕事をしよう」で述べた、自分の役割や責任を自覚しながら働くことも初めは全く出来ていませんでした。そのような私に対しても周りのメンバーには「あなたならできる」という期待をしていただきました。私自身もその期待に応えようと、恐怖や不安と戦い成長痛を感じながらも諦めなかったおかげで、一回りも二回りも成長できたと感じます。
5. インプットとアウトプットの回転数が成長を決める
自己スキルの成長をいかに促すか?大事な視点としてインプットとアウトプットの両輪を回すイメージを常に持とう。インプットが足りていない時は成長できるアウトプットの機会が無い印になり、アウトプットの質が低い時はインプットの量と質が足りない証拠である。インプットとアウトプットを常に回転させよう。すると自然と成長につながる。
人間の成長には、知識やスキルのインプットと共に、実践するアウトプットが不可欠。インプットとアウトプットの回転が速く、数が多い人は知識を自分のものにしてグングン成長していきます。インプットとアウトプット、どちらかが欠けても、回転が遅くてもいけません。
私自身も、BottoKのインターン中は積極的なインプットとアウトプットを意識していました。マーケティングやサービス開発について本を読み、学んだことを実際の業務に活かしてアウトプットすることで、本の内容を自分の知識として定着させることができました。
BottoKではインプットを促進する読書会や、アウトプットを促進するX(旧Twitter)手当など、この行動指針に基づいた制度が存在します。これにより、読書習慣が全くなかった私もこのインターンをしていた2年間は、1冊も本を読まなかった月はありません。読書会とX(旧Twitter)手当の詳しい内容についてはそれぞれの記事をご覧ください。
読書会→【会社全体で学ぶ習慣を身につける!】「読書会」のすすめ
X(旧Twitter)手当→当社でTwitterを導入する3つの理由
6. 幾つになっても恥をかこう
職業柄、恥をかく行為は恥ずべき行為と錯覚しがちだがそうではない。恥をかく行為は自身の成長機会を得ることと同義であり、恥をかける人材はどんどん成長する。これは、年齢を重ね、組織の上のポジションになった人材も持つべき考え方であり、BottoKでは幾つになっても恥をかける人材がマネジメントを行うことが、結果メンバーに良い影響をもたらすと捉えている。幾つになっても恥をかこう。若いうちにどんどん恥をかく習慣をもとう。
BottoKでは、「失敗すること」や「わからないこと」を決して悪とは捉えません。むしろ組織で同じ失敗を繰り返さないために、失敗したら積極的にメンバー全員にシェアすることを求められます。また、何かわからないことがあれば素直にわかる人に聞いて良いのです。
これは若手メンバーに限った話ではありません。立場が上になっても、会社の代表でも恥をかいて良いのです。その分学びを得て成長していけば、それは恥ずかしいことではありません。インターン生である私はメンバーの中で最も失敗を許容されるはずの立場ですが、まだまだ失敗することへの抵抗があります。実際にその抵抗から、わからないことを他のメンバーに聞けず、結果としてより大きなロスを生んでしまったこともあります。
「あなたならできる」という期待や、責任を持って仕事に取り組む環境ではなかなか素直に「失敗しました」「わかりません」と言えないかもしれません。しかしこの行動指針を忘れずに胸に留めて、どんどん恥をかいた先にこそ大きな成長が待ち受けています。
BottoKの行動指針をご理解いただけましたでしょうか。
BottoKでは、これら6つの指針の中で、毎月自分が特に意識して取り組むものを1~2個選び、次月に選んだ行動指針に沿えていたかどうかを振り返ります。この振り返りを繰り返すことで、行動指針の定着を目指すのです。
振り返りの際は、インターンから代表まで全員が同じように、成功体験や失敗体験など実際の行動をもとにした結果を全体に向けてシェアします。これにより周りのメンバーも参考にできるため、組織全体でも成長していくことができます。
今後も引き続き、BottoKの企業文化や雰囲気を発信していきますので、より理解を深めていただけたらと思います。そしてBottoKのメンバーとして働きたいと思ってくださった方のご応募も心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。