こんにちは
株式会社BottoKインターン生の田中です!
突然ですが、皆さんは普段本を読みますか?
私は中学生ごろまでは本の虫で、登下校中も本を読んでいたくらいなのですが…
高校に入学し部活が始まってからは忙しくなり、読書習慣もなくなってしまいました。
しかし、そんな私でもBottoKでインターンを開始してから、最低でも月に1〜2冊は本を読んでいます。
なぜならBottoKでは「読書会」というイベントが毎月行われているからです。
ということで今回は、BottoKの「読書会」とはどのようなイベントで、どのような効果があるのかをご紹介します。
題して「読書会のすすめ」。
最後にはBottoKオススメの本も記載していますので、ぜひ最後まで読んで気になる本があれば手に取ってみてください!
1.読書会とは
BottoKでは月に一度、読書会というイベントを行います。
これは会社全体で月に一冊課題図書を決め、当日はそれぞれが学んだことをアウトプット&会社にどのように活用できるのかを議論するというものです。
具体的な流れは以下の通り。
ファシリテーター(課題図書の選出者)が順に指名して参加者全員が本から学んだことや考えたことを発表(1人およそ3~5分)
↓
BottoKにどのように知識を活用できるのかをディスカッション
↓
次回読書会のテーマ&課題図書決め
ファシリテーターは月替わりで、立場に関係なく順番が回ってきます。
したがって私がファシリテーターの月は、インターン生が選出した本を社長含め全員が読むことになるのです。
実際は全員で次月にどの本を読むのか考えるのですが、最終的な決定権は次回のファシリテーターが持っています。
すでに私は2、3回ファシリテーターを行っていますが、まだ本選びから当日のファシリまで緊張してしまいます。そろそろ慣れてもいい頃ですが…まだまだぎこちないながらに頑張っております。
2.読書会の目的
そもそも、読書会はどのような目的で導入されたのでしょう?
私は読書会が始まってから数ヶ月後に入社していますので、詳しい導入の目的や狙いを聞いたことがありませんでした。
そこで今回はBottoK代表の坂田さんにお話を聞いてみました。
—読書会はどのような目的で始めたのですか?
〈坂田〉
ひとつは本を読む習慣を社員全員が身につけるためです。
実は私自身は社会人になるまで本を読んでいませんでした。
しかし新卒入社した会社で「月に10冊本を読む」というルールがあったため、半強制的に本を読むことになります。そこで私は本の偉大さを身に染みて感じました。
本を読むことで自分が知らないことを次々と知ることができますし、筆者が知見を得るために何年もかかったことを本一冊から学ぶことができます。
それに、これは私個人の感覚ですが、仕事の調子が悪いと思うときは本を読んでなかったことが多く、逆に調子が良くてたくさんの仕事をこなしていた時期は本を多く読んで足りない知識を補っていました。
したがって、私自身が身をもって感じた読書の偉大さを社員にも理解してもらい、会社として本を読む文化をつけたいと思いこの読書会を始めました。
—本を読むことで世界が広がりますよね。そのほかに狙いはありますか?
〈坂田〉
はい。弊社の行動指針の一つである、インプットとアウトプットの回転の速度を上げることも目的のひとつです。
つまり、読書会の本から学んだことをすぐアウトプットする習慣をつけてほしいと思っています。
弊社では社員全員がTwitterアカウントを持っています。
ぜひそのアカウントを利用して、学んだことを言語化してほしいのです。
Twitterであれば、そのツイートを読んだ人からフィードバックがもらえるので、自分の言語化スキルを確かめることもできます。
私のツイートも実を言うと6割は本からの引用です。
毎回本を読み終わると学んだことを全て書き出し、自分の経験と掛け合わせてツイートとしてアウトプットしているのです。
社員にもこのようにインプットとアウトプットを行って成長速度をあげてほしいですね。
—私もまだまだできていませんね。次回の読書会からはそのようにして練習してみます!
お話を聞くまでは、ただ本から知識をつけて学ぶことが目的だと思っていましたが、それ以上に習慣づけやアウトプットの練習などさらに深い目的があったのですね。
3.読書会の効果
では実際のところ読書会の効果はどのようなものなのでしょう。
ここではひとつ事例をご紹介します。
4月に「心理的安全性」にまつわる本を読書会で取り上げ、「どのようにBottoKでの心理的安全性を高めるか」を議論しました。
心理的安全性とは、「この場所では、自分の素直な意見や気持ちを言っても大丈夫だ。」と安心できることです。
BottoKには私を含めリモートで活動している社員がいます。
これまでリモートメンバーは個人で作業を進め、必要な場合のみにチャットやzoomなどのツールを用いて話をしていました。
しかしこのままでは気軽に話しかけることや、ちょっとした疑問をその場で解決することが難しく、社員との心の距離が開くことで、心理的安全性の構築に問題がありました。
そこで提案、採用されたのがバーチャルオフィスです。
就業時間にはバーチャルオフィスに入室することで、誰がどこで仕事をしているのかが見えるようになり、今まで以上にコミュニケーションが増えて働きやすくなったと感じています。
ちょっとした時間に雑談もできるようになり、社員同士の仲も深まりました。
これは心理的安全性について全員で学ぶ機会があったからこその気付き、改善でした。
個人的にはそのほかにも、読書会で社員の皆さんの考え方を知ることができる点が面白いと感じています。
同じ本を読んでも注目するポイントや感想が人によってさまざまなので、日々仕事をするだけではわからない考え方や価値観を知ることができ、とても興味深いです。
また、インターン視点ではありますが、社員の皆さんと同じビジネス書を読むことでボキャブラリーが増え、日々の会話についていけるようになるという点で勉強の効果を実感しています。
私は社会学専攻ですので、入社した時点でビジネスの知識は0でした。
最初は社員の方に逐一質問をしたり、自分で調べたりとついていくことに必死でしたが、最近では調べずとも意味を理解できるようになってきています。
読書会でビジネスの基本的な用語を知ることができたからこその成長です。
4.課題図書紹介
では最後に、これから読書会をはじめてみたい!と思った方や、これまでBottoKがどのような本を読んで勉強をしてきたのか気になる方に向けて、過去の読書会の課題図書をいくつかご紹介します。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 森岡 毅
テーマ:マーケティング
UIデザインの教科書[新版] マルチデバイス時代のインターフェース設計 原田 秀司
テーマ:デザイン
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 伊藤羊一
テーマ:プレゼンテーション
多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織 マシュー・サイド
テーマ:組織開発
起業の科学 スタートアップサイエンス 田所雅之
テーマ:事業開発
心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える 石井遼介
テーマ:組織開発
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— 松尾茂起
テーマ:ライティング
ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる ジム・コリンズ&ビル・ラジアー
テーマ:組織開発
どれも学び多き本ですので、ぜひ気になる本がありましたら手に取ってみてください!
今回はBottoKの学び場「読書会」についてご紹介しました。
ビジネス書を読む習慣が全くなかった私にとっては新鮮で学びが多い反面、最初は難しくもありました。
ですが数をこなすうちに読書をする習慣も徐々に身につき、知識が増えたことでミーティング中の会話やトピック、自分の仕事に対する理解も深まりました。
今後はより多くの本を読めるように、そして学んだことをアウトプットする習慣をつけていきます!
今後の展望として、今は社内イベントの読書会ですが、オープンな学びの場として社外の方も一緒に参加していただけたらと考えています。
ぜひ皆さんも私たちの読書会に参加して、共に学び、地方経済を盛り上げていきませんか?