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パラーレ3|“フラットなコミュニケーション”の具体例

前回は「パラーレは頻度が大切」ということについてお話ししました。

1回のコミュニケーションのボリュームよりも頻度が大切」というのは分かりましたが、その日々のコミュニケーションの内容は、どのようなものが適切なのでしょう?

今回は「フラットな視点」でのコミュニケーションについて書いていきたいと思います。

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「目次」
PART1:関わり続けるコミュニケーション
PART2:“長さ”より“頻度”のコミュニケーション
PART3:“フラットなコミュニケーション”の具体例今ココ
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前回お伝えした、「相手のアウトプットに対し、私たちは批評する必要も、正解を提供する必要もありません」という内容。

これを、【フラットな視点でのコミュニケーション】とします。

教える vs 教えられる / 与える vs 与えられる という立場の違いは、得てしてどちらかに優位性を与えてしまうことがあります。

そうなると、前回お伝えしたように、劣位の立場になる人は防御態勢に入ってしまいます。

この関係性が「教える:勉強カフェスタッフ」vs「教えられる:会員さま」だとしたら、勉強カフェは会員さまが“防御態勢”でいなければいけない場所になってしまいます。

あまり、居心地がよさそうには感じられませんよね。

だから、私たちは自分がなにか有益な情報を知っていて、「会員さまに教えてあげなきゃ」と思う必要はありません。

相手が話してくれた内容に対して「知らないから教えてください」というコミュニケーションが、相手の役に立つ(内省や思考の整理を促したりする)こともあるんです!
(もちろん、勉強カフェのオペレーションに関しては知っておく必要がありますよ!! これは最低限の機能的な価値です!!)

コミュニケーションのきっかけは、《今、会員さまが勉強カフェで勉強している》という目の前の事実にあります。

情報がないからこそ「相手に興味を持って」知らないことを純粋に質問できます。

「それってどんな資格なんですか?」
「あの時のあれどうなりました?」
「最近調子どうですか?」
「今日はどんな感じですか?」
「どうしてそのお勉強を始めたんですか?」
「その資格を取ると○○さんはどうなるんですか?」

もちろん、その答えに対しても批評する必要はありません。

「そうなんですね!」
「それでどうなったんですか?」
などなど……

自分が頑張っていることに耳を傾けてくれる人がいる。
それだけで人は認められている、と感じます。

「自分の存在がが認められている」と感じられる場所は、だれにとってもとても心地がいい場所です。

\ 余談 /
さっき、わたしたちが「知っている必要はない」と書きましたが、会員さまとのコミュニケーションを通して興味を持ったことを自分なりに調べ、学んで、会員さまにアウトプットすることは、相手は「自分の話(こと)に興味を持ってくれたんだ」という、うれしい気持ちになるとおもいます。
これが、わたしたちが提案する“他者からの刺激で学びの視野が広がる”ことです。

もう少しコミュニケーションのきっかけが欲しいと思ったら、【BCNSメモ】にある、以前自分がお話ししたことの内容や入会時のヒアリング情報をヒントにしてみてください。

ここはきっかけの宝庫です。

いえ、宝庫にするために、たくさん情報をストックしていきましょう!

そう考えると、わたしたちにとって大切なコミュニケーションは、やっぱり「訊いて・聴く」ことなのかもしれないですね。

会員さまとのコミュニケーションを課題を感じている方がいたら、自分が一生懸命なにか与えようとしすぎていないか、少しふりかえってみてください。
「役に立ちたい」という気持ちはとても大切なことですが、「本当に相手のためになるのはどんなコミュニケーションだろう?」と考えるきっかけにしてみてほしいです。

もちろん「教える・与える」がすべていけないというわけではありません。

相手から相談を受けたり、知っていることを聞かれたら「教える」「アドバイスする」こともあると思います。

「こういう(教える / 与える)コミュニケーションはいけない」と思わずに、「べつにそんな難しいことはしなくていいんだ!」と、気軽に、頻度を上げてコミュニケーションをとってもらえたらと思い、これを書いています。

もし、「教える・与える」コミュニケーションが得意な方がいたら、言葉の最後だけ「○○さんはどう思いますか?」「いかがですか?」など、質問形で答えてみるのはどうでしょう?

一方的に自分が話して終わる会話ではなく、今までよりもっと相手の気持ちや声を聴くことができるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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「目次」
PART1:関わり続けるコミュニケーション
PART2:“長さ”より“頻度”のコミュニケーション
PART3:“フラットなコミュニケーション”の具体例 今ココ
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