こんにちは!Beer and Techで人事をしております、永田です!
今回は社員インタビューの第4弾!!創業時からBeer and Techを支え、現在はエンジニアリングマネージャーを務める新原さんにインタビューしました!
では早速伺っていきましょう!
▼過去のキャリアについて教えてください!
大学卒業後、SIerに入社しました。
その企業ではエンジニアとして従事しておりましたが、小規模な企業なだけに幅広く経験をさせていただきました。
2次請のSIerだったので、1次請企業に発言権がやや弱く、思うように仕事が進まないこともあり転職をすることを決意。
2社目は1次請のSIerにお世話になることにしました。
この企業では設計、プログラミング、運用など幅広く経験をさせて頂いたのですが、古き良き文化と言いますか、新しい技術を導入して技術的に進化をしていこう、という気持ちがあまり強くない企業でした。
このままだと他のエンジニアに技術力が遅れてしまうのではないか、という危機感からプライベートにおいてRailsを勉強することにしました。Railsを学んでいるとSIerでは経験することができない技術的な要素を感じることが多く、楽しく学んでいました。
そこで、Railsを用いて実業務をやってみたいと思い、ある企業でアルバイトをすることにしたんです。2社目の終業後に遠隔でRailsを用いたサービス開発に勤しんでいました。
時間は短かったのですが、個人的に勉強をしているだけの頃と比較するとすごく刺激的で且つ楽しく思いました。
そのアルバイトでお世話になっていた企業がBeer and Techです。
▼アルバイトで関わっておられたのですね!そんな中で、なぜ正社員としてBeer and Techにジョインすることを決められたのでしょうか?
最初はアルバイトとして勤めていたのですが、どんどん仕事にやりがいを感じていくにあたりBeer and Techに社員としてお世話になることに決めました!
僕はWebサービス系企業の経験もなかったですし、声をかけて頂いた代表の森田には本当に感謝しています。Beer and Techに入社しようと思った理由としては、やはり代表の森田の影響が大きいです。
それまでSIerで働いていたので、お客様が何を求めているかはわかるのですが、正直仕事を進めづらいお客様もいらっしゃったのは事実です。
ただ、森田と仕事をしていて、
「この人と一緒だったら楽しく仕事ができるな」
と思ったんですよね。
なぜそう感じたのかを考えてみたのですが、突き詰めていくと森田が数ヶ月間エンジニアとして勉強をしていたことが起因しているのではないかな、と思っています。
現在Hitohanaを軸に事業展開しているBeer and Techですが、その前にあるWebサービスを運営していたんです。そのサービスを作るために代表の森田がPHPを勉強して挫折した経験があるそうです。その時間があったからこそエンジニアとある程度共通言語で話が出来ているのかな、と思っています。
ビジネス的な観点だけではなく、エンジニアへの配慮などもしてくれていて、すごく仕事がしやすく思っています!
▼ピボットについての記事
▼「この人と一緒だったら楽しく仕事ができる」とても素敵な言葉ですね!私自身も同じ想いだったので共感します!実際にジョインされていかがでしたか?
大きめの会社だと、「なぜ作るかどうかはわからないけど、設計書に書いてあるから作る」みたいな感じになることが多かったのですが、HitoHanaでは「なぜ作るのか」を掘り下げておかないと、見当違いの機能をリリースしてしまうことになります。
そこで分からないことがあればSlack等で気軽に話しかけることができる状態があり、質問をしたときに無碍に扱われることはなく、しっかり答えてくれるビジネスサイドが居るところが大きいと思います!
まだまだ成長段階にあり、PMFしている領域としていない領域、まだ挑戦していない領域などがたくさん残されているため、実験的な機能を作ったり、しっかりと機能を作り込んだり、または検討したけど作らなかったりと、自分たちが会社の成長にインパクトを与えているという実感が持てるので充実感がありますね!
一例として、3〜4年前に委託店販売という仕組みをはじめました。
HitoHanaに掲載している商品を業務提携先様の店舗に店頭ディスプレイとして置かせていただき、販売するスタイルの売り方です。既存のECの販売機能を利用しつつ、システムはちょっとしたカスタマイズをしてスタートしましたが、その1年後にはサービスを停止しました。
我々の間ではこういうことを「札をめくる」と表現しております。「当たるかどうか分からない施策」については、ユーザーインタビューや市場調査をしつつも、最終的にはやってみなきゃわからないので、最小限の構成でサービスを開始します!
このように、結果としてはサービスを閉じる形になってしまっても、会社としては「失敗から学べる」としてしっかり評価される仕組みもあり、行動指針の「おもいっきりやる」というところが体現できていて自社ながら素晴らしいと感じています。
▼ひとつひとつが会社の成長にインパクトしている感覚は非常にやりがいがありますね!また失敗から学ぶという文化があり、行動指針が体現されていることは競争優位になると思います。やはり新原さんが感じる魅力はバリューが浸透していることでしょうか?
そうですね!
弊社代表の森田を中心に、優秀なメンバーが揃っており『お客様から考える』『思いっきりやる』『最高のチームを作る』というバリューのもと、働いています。
・課題があるとき自分や自部署の都合だけで解決策を決めず、お客様や他部署の事を優先して考える文化
・誰かが失敗したときに責めずに原因と対策に焦点をあてる文化
・立場の違いで人を蔑んだりしない文化
・バイトさんでも経営にかかわる数字を見れる様になっているくらい情報が透明化されている
上記のような部分が会社の特徴になっているのかなと思います!!
▼当社の3つのバリュー
▼全社でバリューがとても浸透していることは私も感じます!新原さんが思う、一番バリューを体現できている方を1人挙げるとすれば誰になりますか?笑
やはり、代表の森田さんが一番バリューを体現しているな(笑)と思います。
同じミッション、ビジョンを掲げていますが解釈が年々深まっており、その解像度が上がっていっていると感じています。
例えば「おもいっきりやる」について、当時は解像度が低く、とにかく全力を尽くしてやることが良いとされていました。ちょっとブラックな感じしますよね(笑)
「たくさんの時間やお金を掛けたが、施策自体が失敗し、何も学べることがなかった」ということが何回かあり、組織として反省をしながら解像度を上げて「低コストで仮説を検証し、早く札をめくること」という解釈に変わってきました。
今ではこれに「失敗を恐れない」という解釈も加わっており、より解像度があがったと感じています。
メンバーレイヤーでいうと創業間もないころから関わっている荻田さんや松下さんが、進化していく3つのバリューを解釈しつつ、体現し、メンバーに広めていっているなぁと思います。
▼ありがとうございます!入社当時のことや魅力を聞いてきましたが、現在の新原さんのお仕事内容をお聞かせください!
システム開発部でPdMをしています。
八木田さんと協力しながら二人で開発チームのマネジメントをしています。
▼同じくHitoHanaのシステムを支える八木田さんの記事
具体的には、ビジネスサイドから上がってくる要求をシステム要件に落とし込み、システム全体の整合性を取りながら開発チームとともに作り上げていく仕事です。
他には、システムへのお問い合わせやトラブル対応など緊急性が高いオンコールに対応しています。ここは徐々にメンバーに移譲していくつもりですがレガシー化していることもあり、歴史や経緯を知らないと意思決定がしづらいというところが原因で尻込みしています。
現状では、技術的負債による足止めをくらい、技術的なところで意思決定がしづらいというところが大きな課題となっている感じがあります。
朝会、夕会にメンバー全員に参加してもらっていたり、分報をかいてもらったりしているのですが、困っていそうだったときに踏み込んで、解決の糸口が見えるまで付き合うようにしています。
僕の知らないこともあったりするので、他のメンバーも一緒になって解決することもあります!
▼開発チームを率いる立場として「課題」という言葉がありました。創業期から現在までの課題を具体的にお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
創業期はとにかく手を動かし、素早くリリースしてビジネス仮説を検証していく能力が求められており、当時の私の能力にピッタリでした!
検証するための最小限構成をヒアリングしつつ仲間と一緒に考え抜き、素早くコーディングという能力です。
しかし、いくつかの領域でPMFしはじめると、オペレーションの量が増えていき、課題は「検証するためのシステムが無いこと」から「どうやってもっとビジネスを伸ばすのか」や「効率よく、ミスなくオペレーションを回すのか」という課題も追加されていきます。
私もSIerの端くれでしたので、それなりにこなせた感じはありますが振り返って考えてみると、このあたりから能力の不足があったように思えます。
更に物量が増えてくるのでより早くシステムで対応する必要がでてきます。いわゆる成長期であり、今の段階です。このフェーズで私の立場に求められるのは「会社全体を俯瞰してみることができ、システム目線において、事業をスケールさせるためのボトルネックを見つけて言語化し、きちんと整理した上で計画を立てて遂行を見届ける」ために必要な能力です。
具体的には、システムアーキテクトであったり、マネジメントであったりの能力です。今は、とても運良くこの能力を持つエンジニアの方に業務委託で関わってもらっているので、その方からできるだけ多くを学びつつ、一緒に開発チームのマネジメントを行っております。
▼詳細にありがとうございます!フェーズによって生じる課題を乗り越えてこられている印象を受けました!あえてこれまで一番大変だったことを挙げるとすれば何になりますか?
たくさんありすぎてわかりません(笑)
毎日壁が発生して、毎日乗り越えている感じもあります。
特定の仕事というわけではないですが、忙しい状態になると普段できるようなことができなくなってしまう壁がとにかくたくさんあります。
弊社の課題図書に『自分の小さな「箱」から脱出する方法』があります。
メンバーの多くが読んで実践しているのですが視野狭窄になってしまったり自己欺瞞に陥るとき、会社の成果ではなく、自己の保身へと意識が向いてしまい、結果的に組織の足を引っ張ってしまう。
だから「箱」から脱出して、周り目を向け、成果に目を向けよう!というような内容です。
仕事に追われるたび、箱のことを思い出して気を引き締めていますが、私には結構難しいところであります。
しかし、「最高のチームを作る」というバリューが弊社にあるので、
組織として一枚岩になるべく、試行錯誤の日々ですが精進していきます!
▼視野が狭くなってしまう・・非常にわかります。私も気をつけないといけないと思いました!これまで目まぐるしく日々を過ごされてきた新原さんですが、一番自身の成長を実感したエピソードを教えてください!
システム目線や自分の作業にフォーカスした視点から、システムのユーザーやお客様にフォーカスできるようになってきたことだと思います!
例えばデータの表示順に関してシステム目線で捉えると、めちゃくちゃ重くなっちゃうので複雑な並び替えはしたくないと考えるのですが、オペレーションをするときや、商品の売れ行きリストを並べるようなときは複雑な条件で並び替えをしたくなります。
既存のデータ構造に固執せずに、データ構造に作り直すことや、パフォーマンスへの配慮を忘れることなくビジネス要求を実現することが大事だということに気がついたことです!
▼ユーザー視点はバリューにも入っており大切な部分ですね!色々な景色を見られてきた新原さんだからこそ、これからどんな世界を目指していきたいと思われますか?
ビジネス的な成長をしていく中で、それを支える優秀なテックチームとなり、世間に認知してもらえるような状態になれるといいなと思っております!
個人としては、事業やオペレーションをより深く理解して、ビジネスをスケールさせるような提案ができれば良いなぁと思っています。
テックチームとしては、技術的負債を減らし続けてビジネス施策の検証を素早く行える組織としていきたいです!
あと今は技術的負債は多いですが、メンバー同士で雰囲気良く開発を続けられているので、この雰囲気は大切にしていきたいですね。
▼世間に認知してもらえるようなチームにしたい。素敵な言葉ですね。社会にインパクトを与えるサービスを作っていきましょう!最後にこれから一緒になる仲間へメッセージをお願いします!
エンジニアだけではなく、ビジネスサイド、オペレーションサイド、コーポレートに優秀なメンバーが集まってきています。
とはいえ、事業の成長スピードが早いので人手が全く足りていません。
花き業界を盛り上げたい方はもちろんのこと、スケールしていくフェーズを経験されたい方や、情報透明性や心理的安全性が高い環境で最高のパフォーマンスを上げたい方、ぜひとも仲間になってほしいです!
新原さん、創業から現在・未来までとても丁寧にお答えいただき、ありがとうございました!!
初期から色々な景色を見られてきた新原さんだからこそ、聞けるお話でした!!
エンジニア絶賛採用中なので、少しでも気になっていただいた方は、是非お気軽にお話しましょう!!