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【社員紹介_vol.15】優れたUXを社会に広めたい──ビービットを変えた「規模の拡大」という意思決定

「人間の心理や行動特性を探求することで、真に役に立つ製品、サービス、またそれらを支える仕組みを創出し、豊かな社会の実現に貢献する」ことを理念に掲げるビービット。

当社は2000年の創業以来、大きな変化を経験してきました。今回はUXインテリジェンス事業副責任者、Market Development部門責任者を務める執行役員の竹川深のキャリアストーリーを通じて、ビービットのあり方が時代とともにどのように変化し、そして今どのようなフェーズにあるのかをお伝えします。

竹川 深 (たけがわ しん) / 執行役員 UXインテリジェンス事業副責任者 Market Development部門責任者
東京大学文学部卒業後、2009年4月ビービットに新卒入社。UXコンサルタント(ユーザビリティコンサルタント)、マネージャ、パートナー、全社の事業企画・推進部門等の経験を経て、2020年より現職。日本国内事業の営業 / マーケティング統括を務める。

目次:

  1. 人間の認知特性、行動特性を本気で探究し、ビジネス成果を創出する本格的なアプローチ
  2. 5年目に経験したプロジェクトの炎上と、責任者の役割
  3. UXの経営イシュー化とともに、クライアントにとってより広く、より深いパートナーに
  4. 「社会に意味がある」と信じられる仕事を、全力でやり続けられる環境がある

人間の認知特性、行動特性を本気で探究し、ビジネス成果を創出する本格的なアプローチ

── まず、竹川さんがビービットに入社したきっかけを教えてください。

もともとビービットは友人がインターンを経験していたこともあって名前は知っていて、就職活動中に興味を持ちました。学部で認知心理学を専攻していたので、「人間の認知や行動特性の探究を通じて企業のビジネス戦略に貢献する」と聞いたときは、正直「ほんまかいな」と思いました。大学で学んだことを活かせる就職先があるとは思っていなかったからです。

ところがいざビービットの話を聞いてみると、「状況や外部刺激に対する反応としての行動を観察することで、ユーザの認識や意思決定のプロセスを知る」というアプローチは本格的なものでしたし、実際に大企業のビジネスを支援し、成果をあげていることもわかりました。

それで「2、3年働く分には面白いかもな」と思い入社してから、はや13年が経ちます(笑)

── 竹川さんの現在の業務内容を教えてください。

日本国内事業の副責任者として、特に営業・マーケティング部門を統括しています。

日本国内事業は現在、「UXグロースモデル(顧客体験を起点とした事業成長モデル)」を主に大企業のお客さまに対してご提供する戦略を掲げています。コンサルティングチームやUSERGRAMの企画開発チームなどと連携しながら、経営計画を達成できるような市場開発と売上創出の計画・実行を行うのが私の部門の役割です。

5年目に経験したプロジェクトの炎上と、責任者の役割

── 若手の頃に経験した一番の失敗談を教えてください。

コンサルティングのチームに所属していた5年目の頃、大規模なプロジェクトにマネージャとしてアサインされたのですが、経験不足などからプロジェクトが大炎上してしまったことがありました。話し合いはなかなか進まず、スケジュールは遅延し、現場は混乱……。結局膨大な追加リソースを投入し、最終的には別のメンバーに事態を収拾してもらうことになりました。

しかし経営に近い立場になった今振り返ると、この失敗には構造的な要因も多分にありました。本来、プロジェクトの規模に見合った体制が敷かれているべきところ、いろいろな事情でそうはなっていなかったのです。

当時は「与えられた体制でなんとかしよう」と思い込んでいましたが、自分も含めてプロジェクトがきちんと機能するためには、適切な体制の整備は欠かせません。あのときの自分に言いたいのは、「プロジェクトマネージャとして、自ら状況を変えるアクションをもっと起こす必要があったはずだ」ということです。

この経験は、後に自分のレイヤーが上がった際に非常に役に立ちました。今は国内事業の副責任者として、プロジェクトや業務が成果を出せる適切な体制を整えたうえで、現場の状況やテコ入れの要否を常に注視し続けるようにしています。

UXの経営イシュー化とともに、クライアントにとってより広く、より深いパートナーに

── その出来事から約8年が経過したわけですね。ビービットの今と昔を比べて、どこが変わったと思いますか?

最も大きな変化は、本気でビジョンを実現できる組織や体制に生まれ変わろうとしていることでしょうか。

もともとビービットは、優れたユーザビリティ向上の技術を持った“職人”集団でした。しかし、少数の職人集団だけでは世界は変わりません。UXの品質が高い製品やサービスにあふれた社会にするためには、日々のUXの担い手であるビジネスパーソンの業務を支援することが必要です。そのためにビービット自身の規模を大きくし、より広く価値提供できる道を選ぼうという意思決定が、今から約5年前に行われました。

広く価値を提供するためにはノウハウを言語化し、業務を仕組み化するなどの工夫が必要なので、今は試行錯誤している最中ですね。

──「会社を大きくする」という意思決定を受けて、社員への思いも変化しましたか?

全てが変わった、と言っても良いかもしれません。例えば中途社員への接し方。ビービットはもともと新卒中心の会社でしたが、今は非常に多様なキャリアを持つ人たちがジョインしてくれています。そういう人たちに「ビービットはこうだから」と一律の価値観を押し付けるのは愚かですよね。中途社員の方には、もともと持っている良さを生かして活躍してもらえる環境をできるだけ用意するようにしています。

また、中途社員の中には、事業会社を上場させた経験を持つ人もいます。今私は組織を育てる立場にいるので、自分よりも経験のある人に相談しながら進めるようにしています。自分の経験だけに立脚して仕事をするのではなく、他者の知見に学ぶことの重要性を意識して仕事をするようになったと思います。

── 創業以来、クライアントからのビービットの評価も変わりましたか?

大きく変わりました。かつてビービットは「ウェブサイト改善のプロフェッショナル」として認知されていました。その頃の世の中におけるユーザビリティへの意識は「ウェブサイトって、使いにくいよりは使いやすい方がいいよね」ぐらいのものだったと思います。

ところが社会のデジタル化に伴い、顧客体験の向上は多くの会社で経営イシューになるほど重要性が高まりました。当社が扱う概念も「ユーザビリティ」から「UX」へと発展し、今やビービットは「UX(顧客体験)向上のプロフェッショナル」と認識されています。

クライアントの担当者は、昔はチームリーダーや課長クラスの方でしたが、近年は部長や役員に。ときには経営者と話をするケースも増えてきました。当社はクライアントの極めて重要な部分に特化したプロフェッショナル集団へと変化を遂げたと言えるでしょう。

「社会に意味がある」と信じられる仕事を、全力でやり続けられる環境がある

── 2、30代の若手がビービットに入ったら、どんなキャリアや人生を実現できますか?

ビービットが組織として約束できることは以下の3つです。

1つ目は「社会に対して意味があると信じられる仕事を、全力でやり続けられる」ということ。私は、ビービットが目指すことは社会に間違いなく意味を持つと思っています。それは、UXの品質を高めたい、真に顧客の役に立ちたい、と考えている方々に、私たちの方法論を提供することで、着実に製品やサービスのUXは良くなっていくからです。入社前は半信半疑でしたが、今日に至るまで13年働き続けてこれたのは、より良い社会を作っているという実感があったからです。

2つ目は「個人の成長の土台となる組織の成長を本気で目指しているし、絶対成長する」ということ。組織が拡大するにつれ、必要な役割も増えていきます。それは、個人のキャリアにとってチャンスが増えることを意味します。今後、ビービットが今まで以上のスピードで成長する中で、皆さんのキャリアを豊かにする機会は無数に生まれるでしょう。新しく入社する方だけでなく、今いる社員に対しても、能力以上の機会や役割をどんどん与えていくつもりです。

3つ目は「エクスペリエンス/UXという業務領域の可能性を幅広く活かせる」ということ。ビービットで活躍できるのはもちろんのこと、私の先輩や後輩でビービットを退職してネクストキャリアに進んだ方々は、アントレプレナー、戦略コンサルタント、プロダクトマネージャ、大企業や先進企業のDX/UX部門のリードなど、さまざまな立場で多彩な活躍をしています。ビービットで経験を積んだ後は、UXのスペシャリストになることも、UXと別の領域を掛け合わせて自身のスキルの希少性を高めることもできる。可能性の幅は大きく広がると思います。

── 竹川さんは、ビービットのパーパス(存在意義)をどのように捉えていますか。

例えるなら、ビービットは小さなタグボートのようなもの。反対に、日本を代表するようなソーシャルインフラを提供する大企業は、海を進む大きなタンカーのような存在です。

重要な役割を持った巨大な会社であればあるほど、簡単に方向転換することはできません。しかしそのタンカーは、時代に適応するために適切なタイミングで舵を切る必要があります。

そのときに、タグボートとして進もうとする先の未来をいち早く、かつ深く知ることで、航路を適切にご案内し、成功まで並走しきる。ビービットの存在価値はそこにあります。これからもデジタル化が進む未来を見据えて、変革を進める企業のパートナーでありたいと思っています。

── 今後ビービットをどのような会社にしていきたいですか?

「実行力、推進力の高い会社」にしていきたいですね。私たちは理念やビジョン、方法論などは誇れるものを持っていますが、これから世界中で価値を提供していくためには、組織としてのさらなる実行力、推進力が必要です。

「ユーザビリティって何?」という人が大勢だった時代から、ビービットがここまで成長できたのは、ビジネス成果を出し続けてきたからです。それをこれからもやり続けること。そして、価値を提供する範囲を広げるために、実行力や推進力を圧倒的に高めることが大切だと思っています。

ビービットはこれから、飛躍的な成長フェーズを迎えます。会社とともに、自分自身も大きく成長していきたいという方と一緒にお仕事ができたら嬉しいです。



取材・執筆:一本 麻衣 / 撮影:種石光 / 編集:石川香苗子

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