1
/
5

Eコマースプラットフォーム「BASE」が文化服装学院でインターネットビジネスを教える理由

「BASE SPACE」では、BASEの取り組みの裏側や組織のなかのことについて発信していき、みなさんにもっとBASEのことを知ってもらうことを目指しています。

今回はBASEのメンバーのうち、文化服装学院で非常勤講師を務める宮本に話を聞きました。彼に文化服装学院で講義を持つようになった背景や実際の講義の様子についてインタビューしてきました。

【Profile】

宮本 順一 BASE Business Division プランナー

楽天infoseek、paperboy&co.(現GMOペパボ株式会社)、起業、はてな等でプロデュースやマーケティング、プランニングを経験後、2014年8月にBASE株式会社に入社。マーケター、コミュニティマーネージャーとして日本各地域でのセミナー活動を通じてネットショップ運営の課題を一緒に解決するローカル特化型プロジェクト「&BASE(アンドベイス)」の立ち上げに従事。2018年4月より、フリーランスとしてセミナーとライティング業務等を開始し、BASEを代表して文化服装学院ファッション流通科2年リテールプランニングコースの非常勤講師に就任。



どのような経緯でBASEに入社したのでしょうか?

元々、BASEの社外取締役である家入(一真)さんと縁があり、家入さんからBASEや鶴岡さんの噂を聞いていて興味を持っていました。また、実は前職時代にシステムの提案でBASEに打ち合わせに行ったことがあってその際に初めて鶴岡さんと話したのですが、雰囲気が柔らかくカジュアルで好感を持ちました。そんな中、2014年5月の資金調達のニュースを見て「これは私個人の感覚じゃなくて、社会的に本当に伸びていく企業なんだな」と確信して、同年8月より入社しました。

新規営業や既存営業、イベント企画、アライアンスなど色んな業務に携わらせてもらいましたが、最終的にはコミュニティマネージャーという役割で、「&BASE」という日本各地域でセミナーなどのコミュニティ活動を通じて、ネットショップ運営の課題をショップオーナーさんと一緒になって解決するローカル特化型プロジェクトにメインで携わっていました。


その後、BASEを退職することになるのですが、退職後も何かやり残したようなモヤモヤをずっと感じていました。

ふと振り返るとEコマースプラットフォーム「BASE」を使ってくれている人、「BASE」というサービスのビジョンに共感してくれている人のことが大好きでしたし、その人たちの役に立つことが生きがいだったんだろうなと。私自身の想いとしては、「例えば学校のように、セミナーという相談窓口をいつでも開放し、「BASE」のファンになってくれたショップオーナーを応援したい。「BASE」を学びの機会まで提供できるプラットフォームにしたい」と気づいたんです。しかしその時はすでに退職してしまっていましたし、BASE以外の仕事も受けていたので、BASEのCOOやHRと相談させてもらい業務委託として再度ジョインしました。

再ジョインしてからは、セミナーの体系化に取り組んでいます。これまでは不定期で開催していたセミナーを、「まだBASEを使ったことがない方に向けたもの」と「すでにBASEを使っていて、さらに活用したい人」の大きく2ジャンルにセミナーを分け、また日本各地域で実施できるような体制を整えました。最近ではリアルだけでなくネットで受講できる動画セミナーにも注力しています。これらの取り組みにより、数ヶ月で100回に迫る勢いでセミナーを実施し、受講者数もすでに1,000人を超えています。また最近では、ネットショップの開設・運営・集客のノウハウを伝えるメディア「BASE U」の編集にもメインで携わっているので、当時の夢というか目標に近づいている状態だと思っています。

それでは、どのような背景で文化服装学院の講師になったのでしょうか?

元々、私の前任者のつながりで、BASEと文化服装学院とは2014年に「BASE」を使って学生の作品を販売するモール企画を実施していました。

(参考:https://shingakunet.com/gakko/SC002396/kanrenNews/12687

その後の2017年には前回のような単発の企画ではなく、文化服装学院の学生を対象、「BASE」でネットショップを開設して運営するより実践的セミナーを行った上で、実際に生徒自身が取り組む文化祭の出し物を「BASE」を使ってネット上にも出店する大きな取り組みが行われました。

(参考:https://www.readytofashion.jp/mag/news/bunka_retent_2017/

この流れの中で文化服装学院側から、2018年は年間を通してBASEに授業を受け持ってほしいという提案がありました。そこで文化服装学院とBASEの間で講師就任の話が決定し、BASEからの再委託という形で私が非常勤講師に就任しました。

文化服装学院の先生方からお話を聞くところ、これまでファッションの専門学校では商品の仕入れの仕方やパターンの引き方だったり、リアルな場所で商品を作ったり販売することに関する授業がメインだったのですが、今の時代、就職先で「明日からECの担当になってください」と言われることもありえますし、ファッションと絡めてインターネットを使ったビジネスのやり方の授業も取り組んでいかなければならない、という背景があるとのことでした。

いまの時代は、学生でも「BASE」のようなサービスを知っていれば在学中から自分のブランドを作ってネットで手軽に販売することができます。そんな風に「BASE」のようなサービスがあれば誰でもどこでもスモールスタートできる時代なんだよ、ということを学生たちには知ってほしいなと思います。

私自身としては、「BASE」を学びの機会まで提供できるプラットフォームにしたいと考えていたことが、今回の文化服装学院の非常勤講師引き受けたことで、より現実に近づいたようなとても嬉しい気持ちで一杯です。

講義内容について教えてください。

「BASE」は、文化服装学院のファッション流通科2年 リテールプランニングコース インターネットビジネスの講義を受け持っています。(※一部講義は、インダストリアルマーチャンダイジング科でも実施)。

1年間の講義の流れは、まずインターネットやEコマースの歴史や変遷を学び、ウェブプロモーションやマーケティングの基礎的な知識を身に着け、その後ネットショップの運営に欠かせない写真の撮り方やライティングを学びつつ、最終的にネットショップの構築を実習として行い、ブランディングを学びます。受講生が1年間を通して、ネットショップ運営の知識やスキルを一通り学習、実践できる内容となっています。


(SNSの話題にも触れる)


(学生の世代では驚くような答えが待っている質問を投げかける場面も)

普段、BASEで行っているセミナーは社会人を対象にしたものですが、文化服装学院の生徒は当然まだ社会人経験があるわけじゃないですし、デジタルネイティブと呼ばれる世代ではあるものの、ビジネスとしてのインターネットリテラシーにはばらつきがあるので、わかりやすい言葉で説明するように意識しています。

講義中は一方通行にならないように、学生が興味を持つようなSNSの話題をしてみたり、クイズ形式で問いかけるようにしてみたりと学生の集中力を切らさないよう工夫しています。

毎回授業の終わりに課題を与えているのですが、提出してくれたレポートには全て返信してみたり、課題自体の提出フォーマットをGoogleフォームでクイズ風に作ってみたりと、生徒と私とでは20年くらい歳が違うので授業に食いついてもらえるようにかなり試行錯誤していますが、いまのところ生徒さんからも好評価で安心しています(笑)


1年間の講義を通して学生たちにはどのようなことを伝えたいのでしょうか?

文化服装学院の生徒の方には、「BASE」というプラットフォームがあれば自分自身で商売できる可能性がすぐそばにあることを知ってもらえたらなと思いますし、そのために必要な知識は全力で最後まで伝えたいなと思っています。1年間の講義を終えたときには、学生さんたちが自分でネットショップを開いて運営できるようになってほしいと思います。

お読みいただきありがとうございました!ぜひFacebookやTwitterでシェアしてください!

BASE株式会社's job postings
12 Likes
12 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Ai Yoneda's Story
Let Ai Yoneda's company know you're interested in their content