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強い首の痛み・腰痛のリスクは2〜3倍!カラダの不調とデスク環境との意外な関係

バックテック広報の太田です!

新型コロナウィルス感染症が世界中へ拡大したことにより、ニューノーマル時代が到来しました。感染リスクを低減するため、人との接触機会を減らすことやソーシャルディスタンスを保つことなど、生活様式の大きな変容が求められており、必然的に「働き方」にも変革が求められました。

総務省の調査によると、令和2年度テレワークを導入または導入を予定している企業は58.2%に上り、前年度に比べて2倍近いことが報告されており、以前に比べテレワークをしている方は多いことと思います。

当社の調査では、コロナ禍の働き方の変容でカラダやココロの不調を訴える方が増加していることがわかり、テレワークを余儀なくされた労働者では「整っていないデスク環境」が不満と回答した方は約40%にも上っています。

コロナ禍の働き方の変容による心身不調・生活習慣の変化についての調査結果を発表 〜カラダの不調を67%、ココロの不調を36%の方が実感〜 | 株式会社バックテック
高ストレス対策・労働生産性向上を支援する「ポケットセラピスト」を提供する株式会社バックテック(本社:京都府京都市、代表取締役:福谷直人 以下:バックテック)は、産業医科大学及び京都大学と共同研究を実施し、コロナ禍の働き方における心身不調や生活習慣の変化についての調査結果をまとめたので報告いたします。 なお、これらのデータは、学術雑誌であるPLoS One(PMID: ...
https://www.backtech.co.jp/joint_research_sangyouika_university_kyoto_university_220207/

そこで今回、カラダの不調とデスク環境との関係、対策方法についてお伝えいたします。

【こんな方にオススメ!】
・デスクワークに従事されていて、腰痛や肩こり、首の痛みに悩まされている方
・ご自身のデスク環境に不安を感じる方

自覚症状の中でも、腰痛・肩こりの訴えは男女ともに上位

厚生労働省は、3年に1度行う大規模調査で、健康票を用いて健康状況の調査を実施していますが、その中で病気やけが等で自覚症状のある方の割合を集計しています。
2019年の調査では、男性は第1位が「腰痛」、第2位が「肩こり」となっており、女性では第1位が「肩こり」、第2位が「腰痛」となっています。

つまり、腰痛・肩こりは、現代においてとても多い症状であるということがわかります。

カラダの不調にはカラダの要因のみならず、デスク環境が関わることも

一般的に、腰痛・肩こりと聞くと、原因として姿勢や筋肉といったカラダの要因を思い浮かべることが多いかと思います。しかし腰痛・肩こり対策に、姿勢を意識したり、温めたり、マッサージをしたり、いろいろ試してみるものの、一向に良くならないと感じている方は多いのではないでしょうか。

なぜなら、腰痛・肩こりには、姿勢などのカラダの要因だけが原因ではなく、デスク環境なども深く関わっているからです。

過去の研究から、2つご紹介したいと思います・

① マウス操作
マウスの単独使用と比較した場合、アームサポートを利用したマウス操作は、首または肩の不快感及び障害の発生率が低下することが報告されています。

② モニターの位置
モニターがカラダの前ではない左右の位置にあると、首の痛みが中程度である可能性が2.6倍、強い痛みである可能性が2.9倍にもなることが報告されています。さらに、女性においては、モニターをカラダの正面ではない場所に置いている方は、モニターが正面の方と比較して、強い腰の痛みである可能性が3.2倍にもなります。

デスク環境の対策

① マウス操作
マウス操作がある場合は、肘掛けのある椅子や外付けアームレストの使用を推奨します。また、腕は肘の角度が90-100度になる位置が最適です。

② モニターの位置
モニターを使用している場合は、自身のカラダの正面に配置することで肩こり・腰痛対策の効果を期待できます。

他にも、長時間同じ姿勢で作業をし続けるとカラダへの負担は積み重なり、限界を超えると症状が出現します。小休止(小さな休憩)を挟むことでカラダの負担が軽減します。デスクワークの合間に立ち作業など別の業務を挟むことも効果的です。厚生労働省のガイドラインでは、60分1サイクルとして、10〜15分の作業休止を推奨しています。

以上、カラダの不調とデスク環境との関係、対策方法についてお伝えいたしました。
デスクワークで肩こり・腰痛といったカラダの症状にお悩みの方に少しでも参考になれば幸いです。

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