「ポテンシャルのある若者を日本中で開花させ、日本をもっと強くしたい」──。
そんな自身のビジョンとの親和性を感じ、アクシスに参画した川﨑さん。かつては「もう限界かもしれない」と思うほどの苦しい場面に直面したことがあると語ります。
川﨑さんは現在、最高執行責任者(以下、COO)として戦略の策定から実行までを担い、経営の中核を担う存在として活躍しています。
今回は、川﨑さんがビジョンを抱くようになった背景や、現在COOとして力を入れていることなどについて詳しく伺いました!
*プロフィール
川﨑 俊介/取締役COO
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新卒で三井物産株式会社に入社。その後、当時6期目の株式会社ジーニーに転職し、広告プラットフォーム事業や海外事業を含む複数の事業責任者を歴任。執行役員を経て、2022年に取締役に就任。2023年からは経営企画や人事などコーポレート領域を管掌。2024年4月に独立。「人の可能性を信じ、変化に寄り添う」という価値観に親和性を感じ、同年12月よりアクシス株式会社の取締役COOに就任。
アクシス株式会社とは
「ヒトとITの力で働くすべての人を幸せにする」をミッションに、働く個人をメインターゲットにしたサービスをtoC/toB両方向に対して事業展開するWork Tech Companyです。多様化するキャリアの中で一人ひとりに最適な選択肢を届けることを目指しています。現在は、キャリアコーチングサービス「マジキャリ」、市場価値を高める転職支援「すべらないキャリアエージェント」、転職ノウハウを発信するメディア「すべらない転職」、管理職育成の伴走支援「マネディク」などを展開し、2030年に50事業の創造を目標にしています。
限界を超えた先に、想像もしなかった自分がいた
ーー川﨑さんは前職ではどのような業務を経験されましたか?
役職の変化はありましたが、一貫して「事業開発」を担当してきました。
主な業務内容は、さまざまな部署の人たちを巻き込みながら戦略や商品を考えることでした。また、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、チーム全体が納得して動ける環境づくりも重要な業務の1つでした。
ーーさまざまなポジションを経験しながら、一貫して「事業開発」の経験を積まれたのですね!川﨑さんが前職からの独立を決めた背景をお伺いしたいです!
きっかけは30歳という節目を迎えたことで、自分が本当にやりたいことを見つめ直したことでした。
前職では経営に近い立場で数多くの貴重な経験を積ませていただきました。しかし当時の自分にとって前職の環境は「自己成長の場」であり、やりたいことを実現するための“How”を学ぶ場でした。
そこで改めて「自分が情熱を注げることは何か」と考えた結果、人材関連や音楽関連の分野に興味があると気づきました。これまで培ってきた事業開発の経験を活かし、人材や音楽に関わるキャリアを歩んでいきたいという想いが強まり独立を決意しました。
ーー経験を積んだうえで、本当にやりたいことに挑戦されたのですね。人材関連への興味は、前職での原体験がきっかけだったのでしょうか?
前職の原体験を通して「ポテンシャルのある若者を日本中で開花させ、日本をもっと強くしたい」という使命感が芽生えました。
私自身、前職での経験の中で「もう限界かもしれない」と思うほど苦しい場面に直面しました。しかし、その過程を通じて人としてもビジネスパーソンとしても大きく成長することができたのです。
また、後輩たちの成長する姿も大きなきっかけでした。私は彼らの可能性を信じ、ストレッチの効いた環境を用意しました。その結果、後輩たちが苦しみながらも壁を乗り越え、大きく羽ばたいていく姿を何度も目にしました。
こうして人の可能性を間近で見てきたからこそ、ポテンシャルある若者が本気で挑戦できる環境をつくることが、自分の果たすべき役割だと感じるようになったのです。
ーー自身の経験や後輩たちの成長する姿から、人の可能性を実感されたのですね。川﨑さんにとって「ポテンシャル」とは、どういったものだとお考えですか?
「絶対に諦めない気持ち」といったマインドの部分だと考えています。
どれだけ高い壁にぶつかったとしても、自分の課題を他人のせいにせず向き合うことができるかどうか。そして、目標達成のためなら手段や体裁にとらわれることなくやり切ろうとする覚悟があるかどうか。
そうした姿勢が見えたときに、私はポテンシャルを感じますね。
正解のないキャリアの中で、“人が変わるきっかけ”をつくりたい
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ーー川﨑さんは独立後、どのような経緯でアクシスと関わるようになったのでしょうか?
最初は業務委託のコンサルタントという立場で関わり始めたのがきっかけです。
独立する当初は、自身のビジョンに合っていて、これまで培ってきた経営や組織マネジメントのスキルを活かせる仕事を探していました。
そんな中、知人の紹介を通じてアクシスと出会い、ご縁をいただくことになりました。
ーー最初は業務委託のコンサルタントとして関わっていたとのことですが、そこからCOOというポジションで本格的に参画しようと決めたのは、どのような理由からだったのでしょうか?
コンサルタントとして関わる中で、「アクシスの仲間とともに、会社のビジョンを本気で追いかけていきたい」と思うようになったからです。
特に印象的だったのは、アクシスのメンバーが多様な人々の可能性に向き合い、変化や成長を支援していたことです。
たとえば、挫折を経験した人がもう一度人生やキャリアと向き合い、自らの可能性を信じて前へ進んでいく姿。また、自分でも気づいていなかった強みや選択肢に出会い、新しい一歩を踏み出していく人の姿。
アクシスでは、そんな「人が変わる瞬間」を数多く目の当たりにしました。そうした経験を通して、私は“人が変わるきっかけを作ることそのもの”に興味があると気づいたのです。
そんな一人ひとりの可能性に寄り添うアクシスの仲間たちとともに、「ヒトとITの力で働くすべての人を幸せにする」というミッションの実現に取り組みたいと思い、COOとしての参画を決めました。
ーー一人ひとりの可能性に徹底的に寄り添うアクシスのメンバーの姿勢に共感されたのですね。現在、川﨑さんはCOOとしてどのような役割を担っているのでしょうか?
主に2つの役割を担っています。
1つ目は、ビジョンの具体化と実行への落とし込みです。
まずは会社の掲げるビジョンを具体的に言語化し、戦略を設計します。そして、戦略を実行するためには事業や組織体制をどうするかといった具体的なアクションにまで落とし込んでいます。
2つ目は、経営に関わるさまざまな課題の解決です。
事業や組織には、常に多様な課題が発生します。そして、戦略に対する事業・組織体制のわずかなズレが原因で、会社全体がうまく回らなくなることもあるのです。
そのため、会社全体の課題を見逃さず、自ら当事者意識を持って経営課題に向き合う姿勢を大切にしています。
ーー会社全体の戦略から実行までを考え、常に会社全体にアンテナを張っているのですね。会社全体の課題を見落とさないために、日々どのようなことを意識していますか?
大切にしているのは、「関係者とのコミュニケーションをできるだけ多く取り、多方面から情報を集めること」です。
まず組織課題に関しては、マネージャーやリーダー層との1on1や、週1回のマネジメント会議など、対話の機会を意図的に設けています。また、人事担当者や各事業部のメンバーとも積極的にコミュニケーションを取り、現場の声から早期に課題を察知することを重視していますね。
次に、事業や戦略に関する課題は主に数値として現れるため、日々の定量データを確認しています。
数字に違和感を覚えたときには、現場のミーティングに参加したり、キーマンと直接対話したりすることで、解像度高く原因を掘り下げ、改善につなげています。
さらに、中長期的な戦略や方針を検討する際に大切にしていることは、関係者全員を集めて議論することです。多様な立場の人たちと問題を共有し、徹底的に話し合うことで、納得感のある意思決定ができると考えています。
拡大フェーズだからこそ、「自分たちらしさ」で勝負
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ーー現在、COOとして特に力を入れていることはなんですか?
大きく3つあります。
1つ目は、会社の戦略や方針を現場のメンバーが理解し、具体的な行動に移せるレベルまで落とし込むことです。
アクシスはこれまで、独自の思想やビジョンに共感してくださったお客様やメンバーに支えられ、成長を続けてきました。しかし組織が拡大する中で、全員がその思想やビジョンを正確に理解し、具体的な行動に移すことが難しくなってきています。
そのためまず重要なことは、「誰が」「どのお客様に」「どんな価値を提供するのか」を明確に言語化することです。そして、それぞれの事業部がどのように動くべきかを具体的な行動指針として落とし込むことを大切にしています。
2つ目は、テクノロジーを活用したプロダクトやサービスの開発です。
近年はAIをはじめとするテクノロジーを活用したサービスが広がっています。一方アクシスではこれまで、主に人によるサービスを展開してきました。
今後は人が介在する価値を大切にしながらも、テクノロジーの力を柔軟に取り入れていくことで、アクシスならではの新たな価値創出につなげていきたいと考えています。
3つ目は、会社の中核を担うメンバーが成長し続けられる環境づくりです。
会社の中核を担うメンバーの成長を支えることが、アクシスの未来をつくる原動力になると私は信じています。そのため、今後もメンバーがストレッチの効いた課題に挑戦できるような環境を整えていきたいです。
事業責任者には、言葉だけでなく行動で示すことが求められる場面も少なくありません。そこで、私自身が最も当事者意識を持ち、ともに課題に立ち向かう“戦友”であり続けることを大切にしています。
たとえば、単に目標を示すだけでなく、壁打ちの相手になったり、本を紹介したり、自らの姿勢で背中を見せたりして、さまざまな形でメンバーの成長を支えることを意識しています。
ーーありがとうございます!最後に、川﨑さんはアクシスという会社を今後どのように成長させていきたいですか?
アクシスを単なる「ベンチャー企業の一つ」としてではなく、アクシスだからこそ生み出せる独自のインパクトを市場に与える存在へと成長させていきたいです。
そのために大切にしたいのが、アクシスらしさを軸に据えた成長です。私たちが持つ独自の思想や価値観を、ビジネス上の強みとして最大限に活かします。そして、そこに戦略と情熱が伴えば、独自性を保ちながらも成長し続ける企業になれると信じています。
事業のインパクトが大きくなればなるほど、“アクシスらしさ”はより多くの人に届き、共感や評価を得る機会も広がっていくはずです。
そのために私は、アクシスならではのポジショニングや特徴を、着実にビジネスの強みに転換することで、会社全体を伸ばしていきたいと思っています。
▼アクシスでは現在、一緒に働く仲間を募集しています!
取材、執筆:黒木矢絵香