こんにちは!法人向けにAI研修と伴走支援を行う株式会社AX(エーエックス)です。
代表インタビュー連載、第6回となる今回のテーマは 「年功序列じゃないチームはどう生まれる?」。
AXでは今、17歳のインターン生(現役高校生)が事業の中核で活躍しています。
高校生のインターンが活躍するようなチームは、どうやって生まれるのか。今回は、AXの組織づくりの裏側について、代表のぶんたさんに聞きました!
17歳のインターンが中核にいる会社って、どういうこと?
――AXには今、17歳のインターンがいますよね。どうして高校生がチームの中核にいるような状態が生まれたんですか?
ぶんたさん:
これ、よく聞かれるんですけど、最初から「高校生を中核に据えよう」と計画したわけじゃないんですよね。
きっかけは、僕たち大人のメンバーだけでAI開発を進めていた時に感じた「限界」でした。AXには20代〜30代の優秀な社会人メンバーがたくさんいて、それぞれビジネスでの成功体験を持っている。でも、AIという未知の領域に挑む時、その「経験」がかえってブレーキになる場面があったんです。
――ブレーキ、ですか。
ぶんたさん:
はい。「過去はこのやり方でうまくいったから」「このフレームワークに当てはめれば大丈夫だろう」って、無意識に過去の成功パターンに頼ってしまう。頭では「AI時代は違う」と分かっていても、身体に染み付いた常識が邪魔をする。そんな時に、全く違う角度からチームに飛び込んできたのが、今の17歳のインターンだったんです。
お小遣いでChatGPTに課金していた高校生
――17歳のインターン生の印象はいかがでしたか?
ぶんたさん:
初めて面談した時、「中学生の頃から自分のお小遣いでChatGPTに課金してました」って言ったんですよ(笑)。誰かに言われたわけでもなく、ただ純粋にAIが面白くて、ずっと触り続けていた。
正直、履歴書だけ見たら「高校生、実務経験なし」なんです。でも話してみると、AIへの解像度がとにかく高い。しかも「やってみたい」という熱量がすごかった。
僕はその時、 「スキルや経験で人を選ぶ時代はもう終わりだな」 と直感しました。この好奇心をチームに入れたら、何かが変わるんじゃないかって。
準備時間が30分→0分に!チームが変わった瞬間
――実際にチームに入ってから、組織としてはどんな変化がありましたか?
ぶんたさん:
一番大きかったのは、 チーム全体の「当たり前」が壊れた ことですね。
象徴的なのがセールスチームの話です。以前は商談の事前準備に1件あたり30分くらいかけていました。相手のWebサイトを調べて、IR情報を読んで、プレスリリースを遡って……。みんな「これは必要な工程だ」と思っていたんです。
それを見ていたインターンが、「これ、自動化できますよ」ってサラッと言って、本当にあっという間に営業支援AIエージェントを作ってしまった。今ではGoogleカレンダーに予定が入ると、AIが自動でリサーチして提案のたたき台まで作ってくれます。準備時間は 30分からほぼ0分になりました。
(画像は作ってもらった当初のAIエージェントの様子。現在は名前も変わって、面談の内容をフィードバックしてくれるようにも。かなりバージョンアップしています!)
――すごい変化ですね。でもこれって、個人の能力というより、チームへの影響が大きかった話ですよね。
ぶんたさん:
まさにそこなんです。一番変わったのは、 チーム全体の発想の枠が広がった ことですね。「できない」と思い込んでいたことを、「本当にそうか?」と疑える空気が一気に生まれた。
17歳のインターンが軽々と新しい発想を取り入れて形にしていくのを目の当たりにして、大人のメンバーも 「自分ももっとやれるんじゃないか」 って火がついた。できないと思っていたことを軽々と飛び越えていく推進力を、チーム全体が学んでいったんです。年齢や経験に関係なく「面白いアイデアが勝つ」という文化が、この出来事をきっかけに一気に加速しました。
好奇心がチームに伝播していく…
――今、チームの中ではどんな雰囲気で仕事が進んでいるんですか?
ぶんたさん:
最近の話をすると、社内のSlackで「こういうことできないかな」って誰かがつぶやくと、次の日にはインターンが試作品を上げてくるなんてことが珍しくないんですよ(笑)。対応履歴を自動で整理するエージェントとか、ナレッジベースを横断検索するエージェントとか、「あったらいいな」を次々と形にしてくれている。
で、面白いのが、 その姿勢がチーム全体に伝播している ってことなんです。
――伝播、というと?
ぶんたさん:
新しい技術やAPIが出たら真っ先にキャッチアップして「これ使えますよ!」って共有してくれるのを見て、大人のメンバーも「負けてられないな」って動き出す。すると今度はそのメンバーが別の発見を持ってくる。
(この積極的な姿勢に、大人たちも刺激をもらっています)
つまり、 一人の好奇心がチーム全体の開発スピードを引き上げている んです。年功序列の組織だと、若い人のアイデアはどうしても「まず上に通す」というフィルターがかかりますよね。うちはそれがない。いいアイデアはすぐに試せる。この速度感が、チーム全体を前に進めている原動力だと思います。
年功序列じゃないチームを成り立たせるもの
――とはいえ、経験も年齢もバラバラなメンバーがフラットに働くって、簡単ではないですよね。何がそれを成り立たせているんでしょうか?
ぶんたさん:
大きく2つあります。
1つ目は、「大人が防波堤になる」という役割分担です。
若いメンバーには、得意な検証や開発に思いっきり没頭してもらう。その代わり、社外との交渉や権利関係、お金の管理といった面倒ごとは、僕たち大人がすべて引き受ける。「失敗しても大丈夫、責任は僕らが取るから」という安全地帯があるからこそ、怖がらずに挑戦できるんです。
2つ目は、「何を言ったか」で評価する文化です。
「誰が言ったか」じゃなくて「何を言ったか」。17歳だろうが30代だろうが、いいアイデアはいいアイデアとしてちゃんと拾う。逆に、経験があるからといってそれだけで意見が通るわけでもない。
この2つが揃っているから、年齢や経験のフィルターなしにチームが回るんだと思います。
――それが「AX CAMP」など、AXが企業に提供しているサービスの考え方にも繋がっているんですね。
ぶんたさん:
その通りです。「どうすればAI人材が育ち、チームが変わるのか」という僕たちの実体験が、そのままサービスの原点になっています。
あなたの「好き」を、仕事にしてみませんか?
――最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
ぶんたさん:
今、AXでは学生インターンの採用を強化しています。
もしあなたが「AIって面白いな」と感じていたり、「自分でも何か作ってみたい」と思っていたりするなら、それだけで十分。スキルや実務経験は問いません。
うちの17歳のインターンも、最初は「AIが好き」というただそれだけでした。でも、好奇心を持って飛び込んでくれたからこそ、今ではチームに欠かせない存在になっている。
大事なのは、 「今の自分に何ができるか」より、「何を面白がれるか」 です。年齢も学歴も関係ありません。あなたの中にある「好き」や「やってみたい」を、AXで本気の仕事にしてみませんか?
まずは気軽に話を聞きに来てください。お待ちしています!
「AIと働く未来」を、一緒に創りませんか?
株式会社AXでは、年齢や経験に関係なく、AIの可能性を一緒に広げていける仲間を募集しています。学生インターンも大歓迎です。「ちょっと話を聞いてみたい」くらいの気持ちで、ぜひ一度オフィスに遊びに来てください!
それでは、次回の記事もお楽しみに!