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メンバーへの傾聴と尊敬の姿勢はまさに部長の鏡!「人をつくるアルサーガ。」連載第80回は、アルサーガの熊本拠点、フロンティアビジョン(以下、FV)でマーケティング部長を務める中村さんに話を聞きました。
2021年の「人をつくるアルサーガ。」にも登場していただいた中村さん。前職は携帯キャリアの販売代理店ショップで店長を務め、約3年前にFVに入社しました。中村さんの入社当時は1人しかいなかったマーケティング部は、現在14名のチーム体制になり、売り上げも直近2年間で10倍の成長を遂げています。
このインタビューを実施するにあたってチームメンバーやFVの部長陣に中村さんについて尋ねたところ、長文のラブレターが溢れてしまうほど周囲からの信頼も厚いマーケティング部長です。
そんな中村さんに、前回インタビューを行った2年半前と現在のチームの変化、メンバーとのコミュニケーションの秘訣、そして全員が成長し続けるチームでいるための仕事の極意を聞きました。この記事を読めば、あなたもアルサーガにジョインしたくなること間違いなしです!
自発的にインプットを求めるチームの姿勢に感化され、大きく成長
――前回インタビューをした約2年半前からマーケティング部は大きく成長していると思いますが、現在のチームになったことで仕事に変化はありましたか?
この2年半で、マーケティング部もFVも、もちろんアルサーガも大きく変化しました。
私はマーケティング部の立ち上げ期に入社したため、当時のマーケティング部は私一人だけでしたが、現在は多彩な専門性を持ったメンバーが集まり、お客様に提供できるソリューションの幅が大きく広がりました。
例えば、私が得意としているSEO対策やサイト改善だけでなく、広告運用やECサイト運用などの領域のサービス品質が大きく向上しました。お客様の役に立てる領域が増えたことは、とても嬉しく思います。
――チームとして大きく成長しているという点は本社のメンバーもよく感じています。新しく入ったメンバーから刺激を受けることや学ぶことはありますか?
はい、毎日刺激を受けまくっています!
アルサーガには自分の仕事に誇りを持って、自分でスキルを開拓していくメンバーが非常に多くいます。指示待ち人間や、バレないように手を抜いてしまうような姿勢で仕事をする人は一人もいません。
アルサーガはいい意味で普通の会社ではないなと思います(笑)。
皆の仕事に対する姿勢やプロ意識には、いつも刺激を受けています。
――確かに普通の会社ではないかもしれません(笑)。メンバーから刺激を受けた具体的なエピソードはありますか?
例えばマーケティング部では、あるメンバーが毎朝必ず部署のコミュニケーションチャンネルでマーケティング知識についてシェアしてくれるんです。インプットをし続ける貪欲な姿勢に、私もいつも感化されています。
また、プライベートの時間を自主的に学びに費やしているメンバーも多くいます。仕事終わりや週末に、マーケティング関連のセミナーやイベントに参加し、その内容をチーム全体に共有してくれるんです。
マーケティング部では、皆が自発的にインプットを求めて新しいことを追求していくという姿勢を持っています。部署全体として学習を義務付けるようなことはありません。それぞれが自分のペースで学び、成長している姿勢が素晴らしいと感じます。
一人ひとりの強みを活かすコミュニケーションと環境づくりは部長の役目
――マーケティング部の設立からこれまで、部長としてどのようなマインドを大切にしてきましたか?
個人的には、「マーケティング部がFVを牽引するんだ!」という強い信念を持って仕事に取り組んできました。毎朝顔を洗うときに、鏡の自分に向かって「気合い入れていけよ!」とマインドセットしています(笑)。
前述の通り、この2年半でアルサーガもFVも大きく成長し、組織的にもお客様との関わり方も変化しました。めまぐるしく変化を続ける会社や組織に負けないよう、私自身も変化に即応し、新しいことにもスピード感を持って対応することを心がけています。
――そのような姿勢がメンバーに慕われているのですね!
このインタビューの前に、マーケティング部やFVのメンバーに中村さんについて聞いたところ、複数の方から長文のラブレターが届いて驚きました(笑)。
お世辞かもしれませんが、「生きててよかった!」と思うくらい嬉しかったです(笑)。
――中村さんはチームメンバーからとても慕われていますが、メンバーから信頼を集める秘訣はありますか?
何より、相談しやすい環境をつくることを心がけています。私は「相談=チャンス」と考えているので。お客様からの相談はより良いソリューションを提供できる機会になりますし、メンバーからの相談はもっと組織を良くする起点になります。
相談しやすい環境づくりに必要なことは、「すぐに反応すること」と、「傾聴すること」の2点だと思っています。例えば、作業中でも手を止めて相手の方を向いて話をしっかり聴くように心がけたり、すぐに答えが出ない相談にもまず反応したりとか。
また、上下関係なく相手をリスペクトする姿勢は忘れずに持っていたいです。どのメンバーも私ができないことをできる人ばかりなので、こんなにありがたい環境にいることを当たり前だと思わず、感謝を忘れずにいたいですね。
――メンバーのパフォーマンスやモチベーション維持のために気をつけていることはありますか?
一人ひとりの強みを活かすコミュニケーションと環境づくりを大切にしています。個々の強みはとことん伸ばし、弱みは補い合える環境を整えています。そして、彼らの理想の働き方や仕事内容を実現するために最大限のサポートをすることを心がけています。
FVでは、入社時に全員がストレングスファインダー*を受けて、それぞれの強みをリスト化しています。その結果に基づいて、仕事の進め方やコミュニケーションスタイルを調整しているんです。
FVには34の資質の中で特に「最上志向」を持っている人が多くいます。この志向の人は、「リソースなどに拘らず、とにかく良いものを作りたい」という性質を持っています。
その強みを理解して活かした上で、役割分担や動機付けを行います。「これはあなたにしかできない仕事だよ」「ここがあなたの強みだから、これをやってほしい」という具体的な課題を与えることで、モチベーションを高めています。
*ストレングスファインダー:ギャラップ社が提供するパーソナリティ診断テストの一つで、このテストは、個々の人の強みや特性を特定し、それを活かして自己成長やキャリアの方向性を見出すことを目的とするもの。
――メンバーそれぞれの特性を理解し、適切なコミュニケーションをとることで生産性やモチベーションを高めているのですね。メンバーに対して、他に気を配っていることはありますか?
もう一つ大切なのが、「承認すること」です。マズローの欲求5段階説*では、「自己実現欲求」の前に「承認欲求」があります。承認欲求が満たされないと、その次の成長欲求が現れないんです。
*参考:マズローの欲求5段階説とは?ビジネスやマーケティングへの活用方法と問題点を具体例と共に簡単解説!(株式会社LEAPT)
メンバーには尊敬できるところが多くあるので、わざと褒めるとか、過剰に高く評価することはありませんが、メンバーの良いところを承認して褒めることで、彼らの成長意欲を引き出してあげることは、部長である私の大切な役目だと考えています。
目指すはマーケティング部を全国展開
――マーケティング部の魅力を教えてください。
どの部署よりもコミュニケーションが活発であるという自負があります。常に誰かしらは会話をしている、賑やかな部署です。仕事の話がほとんどですが、アイスブレイクとしてプライベートトークをしているメンバーもいて、これもマーケティングの仕事においては良いことだと思っています。
会話をすると、イノベーションが起こりやすいんです。会話の中でアイデアを発散させることで「これ、面白いね」「やってみよう」となり、実行までのスピード感も速くなります。
また、FVの記事ではよく「変態の集まり」と言われていますが(笑)、本当に特異な能力を持ったメンバーが集まっていると思います。経歴もマーケティング畑以外で活躍していた人が多いので、日々刺激的でレベルが高い仕事ができる環境だと感じています。
――マーケティング部は本当に仲がよく、いつでも忌憚なく意見できるイメージがありますが、新しい人が今から入社しても馴染めますか?
新しいメンバーも入社して1ヶ月ほど経った頃には、元からいたメンバーかのように馴染んでいますね(笑)。その秘密は、やはりコミュニケーションの量だと考えています。
対話する相手のバックボーンや思考回路をよく知ることでいち早く組織に馴染み、知見の共有を日常的にするだけでなく、トラブル時に躊躇なく相談できるようになります。密にコミュニケーションを取り、お互いのことをよく知ることが、一番効率のいい相互成長の方法なのです。
――マーケティング部だけでなく、他の部署との交流などはありますか?
マーケティング部では毎日朝礼を行っているのですが、他の部署のメンバーから「見学させてください」と言われることはよくあります。マーケティング部の他に3〜4人はエンジニアやデザイナーが参加するなど、社内でも名物になっている感じはします(笑)。
ちなみに、見学に来るのにおすすめの会は「賞賛しあう会」です。これはお互いに仕事の成果や努力を褒め合うことで承認欲求を満たし、ハッピーになるための会です。元々は金曜日に行っていたのですが、「ポジティブシャワー」を週のはじめに浴びたいという思いから、最近は月曜日に変更しました。
朝礼のいい点は、周りのメンバーがどんな仕事に取り組んでいるかや、今どんなことを頑張っているかが可視化できる点にあります。「この人ってこんな強みがあるのか」「今度こういった連携をしたいな」という発見があり、業務においても好循環が起こっています。
――今後、マーケティング部で挑戦していきたいことについて教えてください。
前回のインタビューの際に、「ゆくゆくは日本を代表する企業のWebマーケティングにしっかり関わって、利益だけではなく、企業価値を高めるお手伝いがしたい」ということを語りました。
あれから2年半が経過し、現在は実際に上場企業のお客様のマーケティングに携わることができています。挑戦を言葉にすることで、クリアするまでの道筋が見え、そこに辿り着くことができたのではないかと思っています。そのため、挑戦したいことについては積極的に口に出していきたいと思っています。
今後挑戦したいことは、受託としてマーケティングのお仕事を受けるだけではなく、新しい経営基盤を作っていきたいと考えています。具体的には、私たちはWebマーケティングの分野で強いノウハウを持っているので、それを横展開して、マッチングプラットフォームをつくりたいという野望があります。
他には、全国にアルサーガの支社をつくって、マーケティングの拠点もおきたいという願望もあります。アルサーガは熊本のFVだけでなく、福岡にも支社を設立しました。この調子で全国に拠点を広げていくとともに、マーケティングも全国展開させていきたいです。
――最後に、今後アルサーガおよびFVに入社する人にメッセージをお願いします!
大切な人生の時間をつかって仕事をするなら、やっぱり充実した時間を過ごして、豊かに暮らしたいですよね。
アルサーガパートナーズには、それらを実現できる環境があります。
まずは気軽にカジュアル面談などでお話しできたら嬉しいです。気になることがあれば、なんでもお答えします!
――ありがとうございました!
(取材 = 広報室 宮崎、文・編集=渡邉)