天野エンザイムは、医薬品や食品加工分野で使用される酵素の研究・開発を行うバイオテクノロジー企業です。国内シェアはトップを誇り、海外でも上位に入るグローバル企業でもあります。

これまでは現地法人独自で作成していたwebサイトを統一してグローバルサイトを構築し、特に北米・ヨーロッパ向けの認知拡大とさらなるシェア獲得を目指してサイトリニューアルを行いました。

酵素の主な利用目的は、国やエリアごとに異なります。食品加工分野では、国内なら醸造、北米ならアーモンドミルクやオーツミルク、代替肉といったプラントベース食品、ヨーロッパでは乳製品の割合が多いです。ワークショップとSEO解析で、エリアによってどのジャンルのコンテンツの内容や表示順序を最適化し、各国の競合他社と差別化ができるよう対策しました。 ゴールは、問い合わせページと商品サンプルリクエストページです。カスタマージャーニーマップを用いて効果的に配置し、順調な成果を上げています。今後は、さらなる営業強化の一環として、各国ごとに自由にランディングページを作るシステムの構築も進行中です。

今回のリニューアルで展開したのは日本語・イギリス英語・アメリカ英語・スペイン語・中国語の5言語です。同じ英語でも、イギリス英語とアメリカ英語ではニュアンスが違う部分があります。現地法人からの意見を反映し、現地企業の専門家向けに信頼性と納得感の高い内容になるよう磨きました。

CMSにはカスタマイズしやすいWordPressに自動翻訳プラグインを導入しました。今後の多言語展開とコンテンツ更新は、細かいニュアンスの編集のみで行えます。 サーバーは、Amazonの東京リージョンを使用し、BCP対策のために北米リージョンに自動でバックアップしています。万が一の時にはすぐに復旧できる体制を整えました。

デザインは、創業120年を超える信頼性と、誠実で礼儀正しい社風を表現するために、派手な演出を控え、落ち着いた親しみやすいテイストを取り入れました。

天野エンザイム グローバルサイト

戦略・企画から表現まで、クリエイティブの領域を拡大したい仲間を募集しています

当社は、さまざまな業種の上流工程からプロジェクトに参加しており、新規から運用まで、UXリサーチに基づいたUIデザインの提案や、企業ブランディングのご相談、ビジネスをグロースためのコンサルティングも含めたWebサイト運用など、幅広い案件があります。

当社プロジェクト事例

年々クライアントから求められる品質も高くなり難易度が上がっていきます。その期待を超えるために、こうした機会が私たちの成長に繋がっていきます。クライアントと一体となってアウトプットを送り出すチャンスを手にできる制作会社はそんなに多くありません。だからこそ日々業務の中でも「いいモノをつくる」というマインドを大切にし、今あるものに満足するのではなく、視座を高く「理想へ背伸びをする」という姿を目指しています。

「公式note」では、「空気感」や「人」を中心に紹介しています。
いっしょにプロジェクトをすすめる仲間のこと、みんなが考えていること。
多様な価値観やスキルに触れながら、組織の雰囲気が伝わると嬉しいです。