設計士が助け合う新しい建築プラットフォーム|アーキタッグ
アーキタッグ(architag)は、設計事務所の柔軟な働き方を実現する新しいサービスです。案件ごと・タスクごとに設計士同士がタッグを組むことにより、全員がより多くの実績と収益を生める仕組みをご提供します。まずは無料登録から。
https://architag.jp/
こんにちは、青山芸術の CTO 久野と申します!
本記事では、青山芸術のサービスにおけるテクノロジーの活用や、どのようなスタンスで今後のサービスを作っていくかを、より知っていただきたいと思います。
我々がどのような世界を作っていきたいか理解を深めていただく一助になればうれしいです。
青山芸術のサービス
我々のスタンスは技術やテクノロジー起点ではなく、ユーザーの課題起点でどのような技術やテクノロジーを活用していくかを考えています。
例えば建築家と建て主をマッチングさせる「titel (タイテル)」の開発の話です。建築家と建て主双方の最適なマッチングを実現しようとした際、建築家の方々の実績や高い技術をより建て主様側に理解していただくために建築家の方々が発信する、CGM (Consumer Generated Media / コンシューマー ジェネレイテッド メディア)の形を作る必要がありました。
このコンテンツは、建築家の方々にとっては自分の実績をアピールする重要な場です。そのため、単なる画像 / テキスト投稿システムではなく、建築家の方々が自身のポートフォリオとして活用できる機能、実績がより魅力的に映るような UI 、最適な SEO 対策、といったことを実現するためのエディタを作ることのは、簡単ではありませんでした。
また、画像認識を中心とした AI も活用していますが、これもマーケットインのスタンスです。
タイテルは新築住宅や施設・店舗を建てるために設計士の方を探している方、つまり toC 向けのサービスでもあります。その際、ユーザーが自分の好みの建築物を探しやすくする仕組みが必要です。
そのため検索しやすくするように設計士の方が投稿する画像に、画像認識を行い AI が自動で検索タグを付与する仕組みにしています。
▼AIが自動付与する検索タグの一例
昨今のテクノロジーは目まぐるしいスピードで発展しています。
一方で最新のテクノロジーを使って最先端でかつ革新的なプロダクトを作るということが目的になってしまうと、使ってもらう人の課題解決から遠のいてしまう可能性もあります。
僕たちが大事にしているのは、建築家、設計士の方々がより働きやすい世界を実現をするための課題を解決するサービスを作り、開発しミッションである「日本の建築家がより輝けるプラットフォームを創る」を実現することです。
そのため、原則はプロダクトアウトではなく、顧客に寄り添いマーケットインのスタンスで、テクノロジーあくまでその手段の一つということを忘れずにサービスを作っていきます。
もちろん、つねに最新技術のリサーチを行い、建築家の皆様の課題解決に活用できないかという試みも続けています。これらの良いバランスを保ち続けるのは簡単ではありませんが、将来もこのスタンスを崩さずテクノロジーを取り入れていきたいと考えております。
建築家の方々と接する中で、設計料の計算が非常にアナログな手段ということが分かりました。
国が設計料を計算する上で基準(告示98号)を設定しており、昔からある業務の一つで基準があるので自動化できる部分はあったにも関わらず、簡単に計算するためのツールやサービスがありませんでした。
そのため、直接的に設計の業務ではないものの、設計士の方がより本質的な設計という仕事に向き合える労働環境の一助になればと思い、サービスを開発し公開いたしました。こちらは無料で公開しておりますので、気軽に建築家の方々にも使っていただくことができ、多くご好評をいただいております。
これに限らず、まだまだ気付かれていないが実はテクノロジーを活用すれば課題解決つながることは、建築設計業界でたくさんあると思っています。
今後も建築家の方がの声を大事にしながらサービスを提供していければと思っています。
CTOとして現場の声をキャッチアップするためにユーザーの生の声を聞く機会を増やすことと、事業サイドと開発サイド双方が垣根をなるべく感じないような積極的なコミュニケーションを大事にしています。
今後メンバーが増えてビジネスサイド、開発サイド双方のメンバーが増えてきた際に、自分が主体的に双方の組織と経営の橋渡し的な立ち位置でコミュニケーションを取り、両方が主体的に巻き込みながら、プロダクトに関するフィードバックや、顧客のニーズをプロダクトに組み込んでいけるような組織を作っていきたいなと思っています。
建築設計業界はまだまだDXが進んでないという現状がありますが、見方を変えれば建築設計の技術をさらに世界に広げていく可能性に満ちた業界です。
青山芸術は既存のサービスに留まらずに、すでに日本中・世界中で活躍している建築家の方々が「より」輝ける仕組み・サービスをたくさん生み出していきます!
ぜひ一緒に業界の更なる発展に取り組んで行きませんか?
という方、ぜひお待ちしています!