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こんにちは。anveil PRです。
PIECE OF SIGNでは、海外視察として2週間ほどメンバーが現地滞在し、街を歩いて店舗を尋ねるFW=フィールドワークを行っています。
今回は、vol.1のメンバーに続き、今回の視察が人生初の海外となったマーケティングメンバーの海外フィールドワークのリポートvol.2をお届け。
肌感覚での気付き、ポジションならではの視点や感想が詰まっています。是非、ご覧ください。
今回 マーケティング担当として、ロサンゼルスに2週間滞在してきました。
今回の海外出張のミッションは、日本では曖昧にしか描けなかったペルソナ像や訴求ポイントを、現地で得たリアルな情報と照らし合わせて形にすること。そして何より、現地で感じたことの熱量を保ったまま、現地で販促企画に落とし込むことでした。
これまでの日本での企画は、PC上で海外の顧客データを見つつ、ペルソナ像を思い描くというもの。しかしどこまでも輪郭が曖昧で、「これが果たして最適解なのだろうか‥」という決定打に欠けるものでした。
想像の域を出ることがなく、圧倒的に根拠に欠け、マーケティングの肝要ないわゆる「憑依して考えること」にまで至らない状態でした。
それが現地でのフィールドワークを始めるや否や、“想像と実態とのギャップ“が次々とクリアになっていきました。
まずは、アメリカのスモールビジネスは、そもそも“店舗の成り立ち”から違うということ。
日本でよく見る「オーナー1人で切り盛りする」ようなスタイルは、こちらではほとんど見かけず、ストアマネージャーや複数のスタッフと共にチームで運営されています。
構造的に、1対1のコミュニケーションの色が強い日本市場と比べ、グローバルではより toB 的なコミュニケーション戦略が必要になります。
オーナーにとっての最優先と、マネージャーやスタッフのそれとは違う可能性もある。
そうなると当然、販促においてコミュニケーションをとるべき方向性も変わってきます。これは、然るべき相手に応じた施策を打つ必要性に気づく機会になりました。
さらに印象的だったのは、多店舗展開しているお店の各店舗の世界観のバリエーションの豊富さ。
たとえば、「1号店のカフェは”Wabi-Sabi” がデザイン・テーマ。そうかと思えば、準備中の2号店はインダストリアルな雰囲気」といった具合に、多店舗展開する上でも、両者は全く違うテイストで設計されていました。
理由を尋ねると、「エリアごとにお客さんの層が全然違うから、それに合わせてテイストを変えている。」とのこと。
アメリカという国の広さ、多様性、多民族性。
そうした多様性のバックグラウンドがあるからこそ、「ひとつの正解」を押し通すのではなく、その地域に最適化されたテーマで世界観を構築する。それが結果的にファンを作り、長く愛される店舗につながっていく。
この構造は、日本にいながらでは決して気づけなかったポイントでした。
こうした「誰に、どのような価値を、どう訴求し届けていくのか」という販促の核となる部分は、現地でのコミュニケーションを通すことでしか掴めない感覚でした。
何食わぬ顔でここまでフィールドワークを語ってみたものの、自身とっては何を隠そう“初めての海外“でした。
コミュニケーション面に関しては、正直かなり不安でした。
しかし語学の不安も、思い切って話しかけてみると皆さん親切に対応してくれ、伝えたいという“誠意と熱量”が何より大切だと体感しました。
通りを歩く中で聞く会話や、カフェで地元の人と何気ないやりとりから彼らの生活背景が見える。
彼らと触れ合うことで、「きちんと役に立つものを届けたい」という気持ちが、より強く、具体的に自分の中に根づきました。
そして、自分の感度が上がっている状態で“届け方のヒント“がキャッチでき、企画へ落とし込める。
現地のフレッシュな環境に身を置きながらグローバルの販促企画を考えられたことは、出張の大きな収穫だったと思います。
今回の視察での収穫は、想像では埋まらないギャップを、自分の足で歩いて、五感と言葉で埋められたことです。
また 現地での日々は、遠く離れた土地にある1つの店舗への“確かな実感“と、企画の根底にあるべき自信を与えてくれました。
現地で自らの五感を揺るがしたすべてが糧になり、グローバル市場を肌で感じた経験=実感は確実に、今後のマーケティング施策に活きてくると感じます。
さらに、良いサービスを届けられるように。
この経験を、チームで、社内で共有しながら、ブランドの芯を太くしていきたいです。