「グロースマーケティング×事業創造」で価値を最大化する。代表千野が見据えるこれからのAnchorとは。 | MEMBER
今年6月に第8期を迎えたAnchor。昨期にはミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー(以下、MMVC)の刷新、2つの新設部門の立ち上げなどを経験し、従業員数は2倍の30名となりました。これか...
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数ある企業の中から弊社Wantedlyページをご覧くださりありがとうございます。2016年の起業から早5年が過ぎ、まもなく6期目を迎えようとしています。お客様や取引先企業様、メンバーに恵まれ、ここまで走り続けることができました。心から感謝申し上げます。
さらなる事業拡大、新規事業立ち上げのため、2020年より採用活動に注力。本質的な価値がある仕事を、さらに多くのメンバーとともに追求していきたいと考えています。
少しでもご興味をお持ちいただけたなら、ご一読いいただければ幸いです。
代表取締役 千野奨太
「将来経営者になる」中学生のころからなんとなくイメージしていた未来。そんなぼんやりとしたイメージがハッキリとした輪郭を持ったのは、大学時代の経験がきっかけでした。
バックパックカーとして海外を巡るなかで辿り着いた「日本を世界に誇れる国にしたい」という思い。帰国後、何か行動したい気持ちに駆られ、学生の立場を活かして新卒採用事業を立ち上げました。
新卒一括採用が主流であった日本で「通年採用をアタリマエに」というビジョンを掲げて通年採用型就職イベントを運営しましたが、マネタイズが上手くできず継続に失敗。でも、このイベントをきっかけに就職する人たちを見て、深く感じるものがありました。
就活イベントを運営して、人が就職する。当たり前のことですが、生まれて初めて「自分がだれかに価値を提供できた」と、実感できた出来事だったのです。
事業を通して「価値を生み出す」「世の中を変える」。
売上げは事業存続の「条件」であって「目的」ではない。
当時、学生スタッフは無給で、それでも条件を果たすことはできませんでした。だから次のチャレンジでは条件を満たした上で目的を果たし、ステークホルダー全員に必要な価値を提供できる事業をつくると心に決めたのです。
大学卒業後は3年以内に独立すると決め、2014年に大手インターネット広告代理店に就職。「売る力」と「売れるモノを見極める力」があれば何かしらビジネスはできると考え、まだ経験のなかったマーケティングの世界へ足を踏み入れました。
入社から半年後に関西最大手のクライアントを担当させていただき、幅広くデジタルマーケティングを経験。若手の抜擢がない組織だったため、成長できる環境を求めて予定よりも早く1年8ヶ月で退職しました。その後、会社設立までの半年間は大手広告代理店にフリーランスのマーケターとして常駐。自分の方向性を定めるため、悶々とした日々が続きました。
さまざまな経営者から話を聞いても晴れなかった視界。ある先輩の言葉をヒントに軸が定まります。
「世の中、表面的な価値で取り繕われたビジネスで溢れている。だからどっしり軸を構えないと。」
この言葉から、船を支える錨が思い浮かびました。広大な海の底で、最後の砦のような力強い存在で船をつなぎとめる錨。古来より錨は船員たちの頼みの綱「希望」の象徴として大切にされてきました。クライアントにとって最後の希望となる存在でありたいと、心が定まったのでした。
業界を俯瞰して見たとき、提供価値の基準が想像よりもはるかに低く、業界全体に課題と余地を感じていました。顧客にとって本質的な価値を提供できるマーケティングの会社を作りたいと思い、デジタルマーケティング事業を主軸にスタートしました。
やるなら意義のあることをしたい。昔から行動の原点にはこの思いがあり、突きつめて考え、たどりついた答えが「事業成長」でした。
小手先のテクニックや継続性のない売上に本質的な価値はありません。デジタル化によって変化が激しくなったからこそ、再現性のある成長に価値があると考えています。だから設立当初から「事業成長」に一点集中。その上で徹底しているのが顧客理解です。
営業先行型の広告業界。
「良いものを作れば売れる」という未だに根強い思い込み。
デジタル広告業界側も、クライアント側も、顧客理解を徹底する必要があると考えます。市場を分析して再定義することで、クライアントも気づかなかった競合が見えることもあります。「顧客以上に顧客を知る」正しい顧客理解なしに成長戦略は描けません。
ここまで考え抜くから選ばれる。その上で事業成長という結果を出すから、クライアントにパートナーとして信頼していただけるのだと思います。
緻密に練り上げた戦略というストーリーが途切れないよう、デジタルマーケターやクリエイティブディレクターが顧客理解から競合分析、戦略策定、施策実行、効果検証、改善まで一気通貫して行うことにこだわっています。そして高速でPDCAサイクルを回しつづけることで成果につなげています。
理路整然とお話していますが、実際のところ設立から数年は4,5人でやっていたので「やることさえやっていれば会社は大きくなる」くらいにしか考えていませんでした。けれど、本格的な事業拡大にともないメンバーが増えるにつれ、わたしたちが目指すビジョンの必要性を感じるようになりました。
メンバーも巻き込み、リーダーや役員と何度も議論をかさね、事業成長を突きつめて考えた結果、「100年の成長をデザインする」というビジョンにたどりつきました。100年前の1920年代といえば、日本にはまだ普通選挙権がなく、大卒の初任給は50円ほど。100年後の世界にはインターネットやスマートフォンが普及し、生活は一変しました。急激な市場の変化に淘汰されず100年生き残りつづけるためには、再現性のある本質的な価値を提供しつづけなければなりません。
再現性のある事業成長を実現するために、デジタルマーケティング事業によるモノやサービスへの支援だけはなく、将来的には人材採用や組織開発などHR領域への支援も展開したいと考えています。デジタルマーケティングによって集客が成功し、事業拡大に踏み切る際、必ず採用や組織などHR領域の課題に直面します。「集客はうまくいったけれど、採用がうまくいかず事業を拡大できない」これでは成長が鈍化し、創り出した機会を逃してしまいます。再現性のある成長を実現するためには「ひと・組織・モノ」が持つ可能性を最大化させることが不可欠だと考えています。
2016年にたったひとりでスタートしたAnchorは、いまでは15人の組織となりました。設立当時は相手にされなかったり、馬鹿にされることも。それでも可能性を信じて突き進んだ結果、5期連続売上前期比200%で成長しつづけています。
ひとり、またひとりメンバーが増える過程で、支援領域が広がったり、新たな事業が生まれたり、メンバーの成長を目の当たりにしたり。ひとが持つはかり知れない可能性は、組織の可能性を広げ、最終的に生み出されるモノの可能性にもつながることを体感しました。「ひと・組織・モノが持つ可能性を最大化させる」生涯かけて実現させたいと強く思い、理念として掲げています。
目の前のクライアントの可能性を1%でも広げるために、細部にこだわる。愚直に泥臭く向き合う日々の過程で、メンバー自らも成長し、ひとりひとりの可能性も広がっていると感じます。
クライアントにとってわたしたちが最後の希望となるように。メンバーにとっては自身の可能性を最大化させる希望となるように。Anchorが存在しつづけられるよう、ひと・組織・モノの可能性の最大化に邁進して参ります。
最後に、この記事をご覧くださった方へ。
平等じゃない世の中で唯一、だれもが平等に与えられた時間。
だからこそ人生の大半を占める仕事を楽しむことで人生の幸福度は上がると考えます。
どうせやるならあなたと一緒に、意義ある仕事に熱狂したい。
代表取締役 千野奨太