アライアンス事業部
マネージャー
由井 剛司
オルトプラスが提案するゲームクリエイターの新しい働き方、”ギルドクリエイター”。どのような働き方でどんなメリットがあるのか。このプロジェクトを牽引しているマネージャーの由井さんから、実例も含めてお話を伺いました!
第三の働き方、ギルドクリエイター
ー「ギルドクリエイター」とは何でしょう?
ギルドクリエイターとは、オルトプラスに所属しているクリエイターの中でも、社内プロジェクトに限定せず、幅広いプロジェクトに参加しているメンバーの総称です。
ゲーム内のギルド※1でミッションをこなしていくように、会社という枠に捉われず、ギルドクリエイターはゲーム業界全体のプロジェクトの中から、自分の将来像に沿った案件を選ぶことができます。
現時点の自分のスキルよりワンステップ上のポジションに挑戦ができ、なおかつ正社員として雇用が安定しています。雇用の安定性がある正社員と、プロジェクト単位で案件に関わることのできるフリーランスのいいところを混ぜ合わせた、「第三の働き方」となっています。
※1 ギルド:ゲーム内のプレイヤー同士で設立した団体・グループ。
ー「第三の働き方」はどのように生まれたのでしょうか?
ゲーム業界特有の課題とも繋がりますが、例えばオルトプラスの場合はスマートフォンゲーム開発に特化しているため、コンシューマーゲームを挑戦したいと思った時は転職するしかすべがなく、本当の意味で自由な働き方や挑戦ができない環境にあります。
ポジション別に見ても、プランナーにはレベルデザインやゲームプランニング、コンテンツ企画などいろいろな領域がありますが、たまたまコンテンツ部分が可変できないようなタイトルにアサインされると、コンテンツプランナーとして会社に入ったが実際は進行管理のみやっている、というケースも少なくはないです。
一つの職種でも業務の幅が広く、専門性が高いため、ご自身のスキルと案件へのマッチングは他業界と比較すると難しいこともあり、会社都合のプロジェクトアサインになりがちです。
今までは転職という選択肢がここの解決案の一つでしたが、本当の意味で挑戦できる環境をギルドクリエイターを通じて提供したいと考えました。
▼ギルドクリエイターの働き方を表した図
クリエイターファーストのアサインと、充実したサポート制度
ーどのような方がギルドクリエイターとして活躍されていますか?
現在、数十名のギルドクリエイターが活躍していますが、クリエイティブ能力はもちろん、多くの方が向上心や成長意識を強く持っています。
そのような意識があるので、ノウハウの共有や勉強会の開催などにも意欲的な方が多いですね。
さらに結果論ではありますが、様々な企業のプロジェクトに参加しているので、順応性の高い方も多いです。ギルドクリエイター歴の長い方の中には「どこでも働けます!」という方もいらっしゃいます。
ー実際にギルドクリエイターとして働いている方からの声はいかがでしょう?
社内案件でやりたい業務が見つからなかったが、社外のプロジェクトから見つけることができた、というメンバーもいますし、自身で応募して入社が難しかった企業のプロジェクトにギルドクリエイターとして参加できたメンバーもいます。
また、社内ですと人員の都合で本業のプランニングとは別の業務が中心になってしまっていたメンバーは、他社の案件でがっつりプランニングに関わることが可能になり、イキイキと働けています。
その他にもご自身の好きなタイトルに携わることができた、という声もあります。こういった形で会社都合ではなく、クリエイターが要望するアサイン先で働ける環境を実現させているため、皆さんから好評を頂いています。
ー社外の案件(オンサイトプロジェクト)に関わっているメンバーへのサポート体制はどのようなものがありますか?
まず、プロジェクトアサインを決める際にご自身の進みたい将来像を確認し、現時点のスキルからどのようにスキルアップすればいいか、キャリアアドバイスを行います。
私たちは多くのゲーム企業様とお取引があるので、そこから市場ニーズやスキル価値を判断し、適切なアドバイスが行える体制を整えています。
また、アサイン後も専任の担当が定期的にコミュニケーションをとり、仕事の状況や環境面など困ったことはないかなど、ヒアリングを行ってフォローをしています。
その他には、各企業から半休をいただいて、月に1回ある全社会議に必ず参加してもらうようにしています。前回は懇親の意味合いを含めてボードゲーム大会を行いましたが、今後もナレッジの共有や勉強会など、様々なコンテンツを用意しています。
「ギルドクリエイター」というブランド力を高める
ー今後のギルドクリエイターの未来像を教えてください。
まずはギルドクリエイターを今後も増やしていきたいと思います。例えばですが、ギルドクリエイターが100名集まれば、アプリセールスランキング200位中の約半分がギルドクリエイターの関わっているプロジェクトにもなり得ます。
そうなると大半のプロジェクトはギルドクリエイターが所属しており、次に入るメンバーがよりパフォーマンスを発揮しやすい状況となります。また、ギルドクリエイターの人数が増えると、彼らへ提供できる研修コンテンツも充実したものとなり、より成長しやすい環境を整えることが可能です。
これらを実現することによって、「ギルドクリエイター」=優秀なクリエイターである
というブランディングをしていきたいと思います。そうなれば、さらに紹介できる案件数が増え、その影響でギルドクリエイターが増えるという好循環の実現が可能となります。
そして最終的には、ギルドクリエイターという第三の働き方を、一般的な働き方にさせていきたいと思います。