年商8億の事業に成長したゲーム会社の社内ベンチャーとは?「コミュニティづくり」を徹底した新規事業を大公開!【事業部長インタビュー】
株式会社オルトプラス
執行役員 兼 アライアンス事業部 部長
宮田 大介
アライアンス事業部は社内外問わず、多くの業務領域と新規サービスを抱えるオルトプラスの事業柱の一つです。この部門から立ち上がったサービスは4年間で年商8億を超える事業にまで成長しており、今後の展開が期待されます。
今回は、そのビジネスを支える原動力やチームメンバーの雰囲気などを事業部長の宮田から語っていただきます。オルトプラス創業当時から数々の事業を立ち上げてきた宮田が考える、今後のビジョンをぜひご一読ください。
ビジネスの「タネ」をまく、アライアンス事業とは
アライアンス事業部は、ゲームを作る一番初めのビジネスの種を持ってくるビジネスディベロップメントの役割があります。
オルトプラスでは自社単独でゲームを作るだけではなく、他社と協業でゲームを作る機会が増えています。また自社で作る場合もすべてが内製ではなく開発分野が多岐に渡るため、各分野で力のある企業とコラボレートをしています。このような他社とのつながりを作ることをアライアンス事業では行っています。
さらに完成したゲームを多くのユーザーへ届けるマーケティングの役割も担っています。「ゲームを作る・運営する」以外全般の幅広いアシストを行うことが、この事業部の仕事です。
社内のノウハウを生かした、新しいビジネス領域
これらビジネスディベロップメントで培ってきたつながりやノウハウを活かし、今では新規事業としてさまざまなサービスを提供しています。
例えば、ゲームコミューンではゲーム会社同士のコミュニティ作りを支援しています。新しい事業立ち上げやゲームを制作するときに必要な会社間のつながりを、このコミュニティがサポートします。人材単位のマッチングも支援していますので、さまざまな方法で「良いゲームを作るためのベストなチームメイク」のお手伝いをしています。
また、クリエイター個人の学びの機会を提供するゲームクリエイターズギルドも、社内の活動から派生したサービスです。技術の進化速度に対する教育のマンパワー不足は、ゲーム業界で抱えやすい問題です。1社に限らず業界全体で力を合わせて学びの機会を作り、クリエイターの底上げをすることがこのコミュニティの目標です。
今年は将来のクリエイター向けの支援に力をいれており、ゲーム業界の就活学生に向けたオンラインの合同説明会や、全国の学生作品のNo1を決めるゲームクリエイター甲子園なども活発に行っています。
クリエイターの価値をあげるサポートをしたい
社内外で活動している私たちの事業は多岐に渡っており、一見バラバラのように見えますが一つの軸に沿って運営しています。
それは「クリエイターの価値をあげるサポートをどうやってできるか」です。
ゲームを制作するクリエイターのスキルが上がることで、彼らが集まっているゲーム会社から、さらに面白いゲームが作られる。そしてそのゲームがより多くのユーザーに届くお手伝いをすることで、クリエイターの価値があがる。このような過程をワンパッケージとして支援し、ゲーム業界全体を盛り上げるお手伝いをすることが私たちの目標です。
実際に事業を立ち上げてから、多くの企業様との接点ができました。ただし、まだまだすべての方に満足いただけているかというと、そうではありません。今後のステップとしては、自社も含め、よりニーズに答えられるようなサービスを届けたいと思っています。
大切なのは、作り手が楽しむこと
アライアンス事業に所属しているメンバーは、年齢層や経験してきたスキルもさまざまです。ゲーム開発をしていたメンバーや、人材業界出身者、なかには元ダンサーもいます(笑)。いろんな文化のメンバーが集まっているからこそ、それぞれの個性を活かせるのがチームの強みです。
その中でも一番大切にしているのは、作り手が楽しむことです。イベントや勉強会の企画も、作っている側が楽しめないと人は集まってきません。もちろん仕事ですので成果を出すことも大事ですが、まずはそれぞれが面白いと思うものを具現化することを心掛けています。
今後も事業拡大に向けて、新しいメンバーを増やしていく予定です。私たちの事業に興味を持っていただき、前向きに課題解決に取り組んでいただける方は大歓迎です。