前回に引き続き、食のビジネスメディア「Yellowpage」代表の渥美まいこさんに
旬八仕入部 部長 バイヤーの松根(まつね)さんへインタビューしていただきました!
社内インタビュー第3弾です!
インタビュー内容は、2部構成でお届けしています🍊
・第1部:入社したきっかけ、青果との関係、仕事内容について ←8月10日(日)掲載済み!
・第2部:松根さんが考えるアグリゲートの強み、今後チャレンジしたいこと ←本日はココ!
青果販売だけでなく、社会のインフラとなるべく事業を行う我々の現在の姿はもちろん、将来目標とする姿について松根さんがお話ししています!
旬八青果店の販売社員、バイヤー共にも日々学び続ける必要があり、食農業界はとても奥が深いですが
その分、面白さ・新しい発見などに出会える仕事だと改めて感じさせられました!
一度離れて気付いた旬八の魅力は、
食農ビジネスが前進している”手触り感”
ー松根さんは一度旬八青果店を離れられ、2025年の春に復職されていますが、他社を経験したからこそ見えたこの組織の強さはなんだと思いますか?
松根さん:今年の3月まで5年間、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構に勤務し、品種改良に携わっていました。品種改良が市場や生産者に与える影響は大きいので、もちろんやりがいを感じていましたが、日々の職務を通じて得られる「より良い未来を作っている」という”手触り感”を求めて、旬八青果店に戻ってきました。
当社では生産者や消費者と関わり、互いに意見を交わしながら事業を進められます。それによって、従来の常識に縛られない判断で、関わる人たち皆が嬉しい「三方よし」を叶えられる結果にも、多く繋がってきています。そういった仕事をたくさん積み重ねて、わたしたちの存在がもっと大きくなれたら、最終的に食農の世界がもっと良くなっていくのだと思います。
ー「従来の常識に縛られない判断」というのは、具体的にどういうことでしょう?
松根さん:よく「常識を疑え」なんて社内では言うのですが(笑)、
例えば、産直の仕入では、生産者が店頭に並べる状態までセットアップすることが一般的です。ただ、それだと対応する人件費がかかってしまい、必然的に売値を上げて販売するか、または取引を再検討する判断になりがちです。
旬八青果店の場合は、ここで一歩踏み込みます。
生産者さんとカットできる作業を検討し、人件費を省いてもらい、お店側でも調整できる部分を含め試行錯誤するんです。決して買い叩くことはせず、お互いの「より良い」を探ります。仕入に限らず、社内で良いと判断されればどんどん進められる。そういったスピード感は、ベンチャーならではの良さであり、大規模な組織との違いであるとも感じています。
旬八青果店に並ぶ野菜や果物
仲間が集まり応援されるリーダーと共に
「おいしいをつなぐインフラ」を目指す
ー松根さんは長く旬八青果店の変革をみてきたと思いますが、左今CEOにはどんな印象を持たれていますか?
松根さん:左今さんの言葉には不思議な説得力があって、私が難しいと感じたことも、左今さんから提案してもらうと自然と前向きな気持ちになったりします。CEOの周りにはいつも、自然に人が集まってきて、関わる人たちをワクワクさせる、そんな魅力を持った人だなって思います。
以前の所属メンバーが、左今さんのことを漫画『ONE PIECE』の主人公、ルフィみたいだと話していて、とても納得した記憶があります。左今さんの筋の通った目標に共感する仲間が集まり、左今さんは仲間をフォローしながら一緒に実現を目指していく——わたしたちの関係はそんな感じかなと思います。
旬八青果店に並ぶ野菜や果物
生産者と消費者のあいだに立って
「価値の共有」を丁寧にしていきたい
ーこれから旬八青果店はさらに進化していきますが、松根さんはこの冒険をどのように感じていますか?どんなチャレンジをして何を叶えたいですか?
松根さん:当社は青果販売にとどまらず、未来へ必要となる社会のインフラとなるべく事業を拡大しています。その中で、非常に難易度は高いけれどやらなければならないと感じているのが「価値の共有」です。
農家さんが手間ひまをかけて、店頭に並べられる状態になった青果の価値というのは、小売業者や消費者からは、どうしても価格だけで判断されがちです。生産して終了なのではなく「人の命を繋ぐものを育てている」という大事なポイントであったり、生産過程での労力、その青果が持つ本来の価値などが、見過ごされている場合があるんです。
気候変動などが農作物の生育に影響を及ぼすように、物の価値は状況により変動します。また、生産現場の状況を知ることで、それぞれの青果の「本当の価値」が見えてくることもあります。ですから、旬八青果店では、仕入担当者から店舗スタッフ、そして最終的に購入するお客様までが、青果の価値に関して、社会共通の知識としての共通認識を持てるようにすることを目指しています。この情報共有としての「価値の共有」が進めば、生産者・販売者・消費者それぞれの、より良い努力が広がり、農業全体の価値も向上できるのではないかと考えています。
私自身は、生産現場と消費者を繋ぐバイヤーとして、農家さんや生産現場が認められるように、この共通認識を広め、食農業界全体の変化と発展、そして目指す世の中の実現へと繋げていけたらと思っています。
ー松根さんありがとうございました!
※情報や肩書きは2025年7月時点のものです
旬八青果店での販売社員や仕入卸(バイヤー)など、引き続き募集しています!
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