このたび、旬八弁当の内容のリニューアルと価格改定を2025年11月4日(火)より
実施いたしました。
今回のリニューアルは、改めて「都市で生活する方々が、毎日食べたくなるお弁当」
を目指すための、大きな見直しです。
本記事では、その背景と新しく生まれ変わったポイントをご紹介します。
■ リニューアルの背景
社会のトレンドとして、原材料費・資材費・物流費の高騰や最低賃金増加に伴った人件費の上昇が続く中、アグリゲートでは
・ワケがあってお値打ちになった食材の活用
・半調理済み食材の活用
などで、なんとか価格を据え置きする努力をしてきました。
しかしながら、皆さんの記憶にも新しかと思いますが、「令和の米騒動」と呼ばれるようなお米の価格上昇まで重なり、抜本的に見直さなければお弁当自体を続ける事が出来ないような事態となりました。
そこで私たちは、このタイミングを旬八らしい弁当とは何か”を見直す機会と捉え、価格維持を名目に、結果的に少しずつ妥協してきてしまった
「味」「見栄え(見た目から感じるおいしさ・豊かさ)」という旬八弁当の存在意義を改めて問い直し、全面リニューアルをする事となりました。
まずは、メインの平弁・デラックス弁当から改善に着手し、11月4日より新しい旬八弁当を販売しております!
■ リニューアルのポイント
◎ 主菜:定番3種を大幅ブラッシュアップ
・唐揚げ:弁当に最適なレシピを新たに開発
・焼き魚(さば・鮭):ワケあり品の活用は良い事だが味が落ちるのはNG、味重視での選定
・北海道産ホッケの干物など、新商品も順次検討中
◎ 副菜:野菜をしっかり感じる「手づくりおかず」に刷新
・素材の味を活かした、シンプルで飽きのこない味付け
・彩りも向上し、見た目にも華やかな副菜を採用
◎国産の契約米
北海道(旭川地区)のJA東神楽さん、JAあさひかわさん、原崎農園さん、宮城県栗原市:高橋さん、兵庫県朝来市:梶原さん、より食味の良いお米を1年分確保 ※品種は複数
昨年は全国的な米不足の影響で、旬八弁当を販売しだして以来初の誰が栽培したか分からないお米を使用する事になってしまいました。(契約農家さんの精米歩留まりが悪く、約束していた白米が出せない事態となったため)
そんな事があったので、年間契約で、絶対においしいお米が切れないように確保をした流れです。
また、国産米だけだと原価率が上がり過ぎてしまいお弁当の価格をさらに上げざるをえないため、お米屋さんのブレンド技術を参考にして「味は保ちながら、海外産とブレンドする事で原価を抑える事は出来ないか?」を同時に検討しました。
いくつかの海外産地のお米を試食する中で、フェアでも繋がりの出来たUSA産カルローズ(中粒種)と国産米(短粒種)のブレンドがお弁当のごはんとしては自信を持って出せるという結論になりました。
やっぱり主食のごはんは国産米だけで提供したいのが本音ではありますが、毎日続けるためには毎日続けられる価格とのバランスも大切なので、海外産をブレンドするという選択肢にはなりましたが、味の点では妥協なく「提供」が出来る事になったと自信を持っております。
◎ グリル野菜:大きめカットで食べごたえUP
・断面を大きくカットし、見た目も存在感もアップ
・種類は 5種→3種 に減らす事で、間に合わせの5種ではなく、その時一番食べて欲しい一球入魂の3種となりました。
・週の半分で内容を切り替え、よりお客様がメニューを楽しめる構成に
■ 価格改定について
品質向上と安定供給のため、以下の通り価格を改定いたしました。
- 平弁:676円 → 699円
- DX弁:723円 → 749円
■ 今後の展開
今回の平弁リニューアルに続き、
丼物・カレー・サラダなどの改良にも順次取り組んでまいります。
改めて、「旬八青果店」事業のミッションである、
「都市の不本意な食生活を送るすべての人に豊かな食生活を提供し、同時に地方経済を創る」を果たせるように、改善を積み重ねていきたいと思います。
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