ITコンサルタント、自営業を経て農業コンサルタントへ。
入社3年目でプロジェクトリーダーに、現在ディレクターとして活躍する湯本さんに
アグリコネクトとの出会いや現在の仕事についてお話を伺いました。
※2019年に取材・掲載したインタビュー記事を一部編集して掲載しております
ー現在のお仕事について教えてください。
異業種企業の農業参入支援です。参入支援には、新規事業としてゼロベースで農業に関連するビジネスを創出するパターンと、既存の技術やサービスを農業界に転用して事業化するパターンがあります。
ー異業種からの参入というのは難しそうですね。
そうですね。どちらのパターンも、これからの農業界を担う農業経営者たちの農業経営課題を解決し得る事業にできるかどうかが重要です。この部分は農業の産業化に10年以上向き合ってきたアグリコネクトだからこそ提言できる部分です。先進農業経営者と彼らを支援する企業を、想いの部分から繋いでマッチングしていく。難しいけど、やりがいのある仕事です。
ー以前はどんな仕事をしていたんですか?
新卒で入ったのはITコンサルティング企業で、クライアント企業の営業から会計までの情報を一元管理する基幹システムをゼロから自社で構築するスクラッチ開発を行う部門にいました。
その次は、奥さんの家族と子供服の輸入販売事業の会社を興しました。自営業です。子供服出店の話は家族内でずって出ていたので、ITコンサル時代に体調を崩して休職したタイミングで、改めて家族との時間を大切にしたいと考えた結果、自営業で生計を立てていく道を選びました。
しかし、扱っていたブランドは良質で良いお客さんも付いていたのですが、十分に売上が安定するところまでは持っていけませんでした。
ーアグリコネクトを知った経緯を教えてください。
お試し移住を通して、地域活性が自分の中のテーマとして生まれたからです。地域活性の一つの形として、地域の農業事業体が発展していくことが重要で、その支援をしたいと考えていました。
ーお試し移住をして、移住をしようとはならなかったのですか?
「お試し移住サービス」を利用し、福岡県筑後市に1ヶ月滞在してみたのですが、地方では想像以上に働き口が限られていると感じました。
前職で培ったITスキルを活かして現地の企業に就職をと考えましたが、福岡市や北九州市と違って筑後市周辺では求人情報はほとんどありませんでした。
市役所の方には、地域に新しい仕事を創り、人を呼び込み、活性化のサイクルを生み出す「地域おこし協力隊」を紹介されました。
同時に、3年間という定められた活動期間に事業化がうまくいかないケースが多いということも教えていただき、私にとっては成功確率が低そうだなと思いました。
大好きになった筑後市のように地方・地域の各地で活気が減っているのであれば、リアルに寂しく感じましたし「大好きで素敵な日本の各地域が活気を損なわないような仕事はないだろうか?」「そういう仕事に自分が貢献できる道はないだろうか?」という考えが生まれていました。
ーここで「地域活性」のテーマにつながるんですね。
東京に戻ってからも地方移住の可能性も捨てずに転職活動をしていたんですが、地域の働き口としてプレゼンをしている企業は、農業法人が多いことに気づきました。
これまで農家とは関わったことがなかったんですが、そこで出会った農家は自地域を飛び越え、はるか遠くの地方にまで営業行脚をしていたり、PCの使えない中で輸出をしていたり、売上が毎年倍増していたり、東南アジアで生産を行う法人を立ち上げようとしていたり、イメージしていた農家とは違っていました。
農業や農家の事は全く知らなかったのですが、知り合った人たちは熱い想いを持っている人が多くて、話を聞いて心底ワクワクしました。農業が強くなっていくことが、日本の地方・地域を強くしていくことに繋がると確信したんです。
そんな時「農業を強くする。農業を産業化する。」ことを理念に掲げるアグリコネクトの存在を転職アドバイザーから教えていただきました。
IT系とはいえコンサルティング企業での勤務経験がある自分には、農業法人よりは親和性が高く、貢献できることも多いのかもしれないと感じエントリーをしました。
ー入社前と入社後で、ギャップはありましたか?
入社前は、ある程度システマチックに業務が進むのかと思っていましたが、実際はかなり自由度が高く、それぞれのコンサルタントに裁量があります。逆に、課題解決のアプローチを自分で考え抜く力が必要だと実感しました。
ー実際、コンサルティング事業部内で、仕事はどのように動いていますか?
コンサルタントは1人あたりだいたい3〜5件の案件を抱えています。1案件につき2〜3人のプロジェクトチームで動いていくことが多いです。
ー社長や役員との距離は近いですか?
近いです。役員もプレイングマネージャーなので、共にゴールに向かっていっているという感覚が強くあります。プロジェクトが緊迫した状況になるといつもより目が輝いているように見えるのですが・・・私の気のせいでしょうかね(笑)
ーキャリアアップしていくために必要なことは何だと思いますか?
業務全般を通して任せられる安心感かなと思います。クライアントの真の要望を察知し提案して受注してくるところから、プロジェクトの具体的な内容を設計して自分の力で回せるかが日々問われます。
私は3年目でプロジェクトリーダーとして自分の裁量でプロジェクトを進めさせてもらえる部分がかなり増えました。
ー一緒に働きたいと思う人はどんな人ですか?
芯のある人かなと思います。言葉を変えると、苦しい中でも「日本の農業を強くする」という想いと自分の仕事に誇りを持って、最後まで投げ出さない人です。正直、クライアントからの要求レベルも高く、答えがない中で取り組んでいくこともある大変労力のいるハードな仕事ですので、それに耐えられる気力や体力が求められますし、業務に向き合う中で勉強し、スキルを上げていく必要があります。
しかし、コミットメントを重要視する環境で働けることは非常に幸せですし、仲間たちもそれに向き合っています。優秀な同僚から日々刺激を受けるのはもちろん、それ以上に言いたいことは仲間想いのメンバーが多いので、助けられる部分が多く、私も少しでもみんなの力になりたいという感情が自然と湧いてくるんです。
社員インタビューは、いかがでしたでしょうか。
当社の仕事内容や働く環境を少しでもイメージいただけたら幸いです。
アグリコネクト(株)では、農業界の発展を目指し一緒に働く仲間を募集しています。
当社にご興味をお持ちの方は、下記よりお気軽にエントリーいただければと思います!