ACTBE Inc. 採用情報
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みなさん、こんにちは!アクトビ採用担当です。
アクトビは「エンジニア・デザイナーの価値を上げる」をテーマに、テクノロジー ✕ ビジネス ✕ グローバルナレッジを融合させ、ビジネス視点に立った正しいものづくりを実現する技術者組織です。
今回はバックエンドエンジニアとして活躍する北野さんにインタビューを実施しました。
新卒では医薬情報担当者として営業職を選ぶも、現在はバックエンドエンジニアへ。大幅なジョブチェンジをされた北野さんですが、当時の心境の変化や、大切にされてきた価値観などについても詳しくお話ししてもらいました。
ぜひ最後までご一読ください。
北野 彩菜 / Ayana Kitano
1995年11月生まれ。福岡女子大学 国際文理学部食健康学科出身。
大学時代は栄養学を中心に、語学や予防医療についての勉学、スポーツにも励み、趣味でフルマラソンに出場するなどアグレッシブに活動。
新卒で医薬情報担当者として3年務めた後、2021年エンジニアへ転身。
その後Wantedlyにてアクトビからスカウトを受け、2024年2月よりバックエンドエンジニアとして入社し、現在に至る。
現在はバックエンド領域を中心に、複数社の案件にアサインしていただいています。開発や実装だけでなく、必要に応じて動作確認やコードレビューを行ったり、社内メンバーとタスクの落とし込みや相談などする事もあります。案件ごとのミーティングや、直接お客様とやりとりする事も多いですね。
大丈夫ですよ!大学時代から順番にお話ししますね。
人が生きていく上で欠かせない栄養の勉強がしたいと考え、管理栄養士の資格が取れる、1学年200人ほどの小さな大学に入りました。小規模だったのもありサークルとかは無くって…よくアニメとか漫画で見るような『大学生』っていう生活とは違ったんじゃないかと思います。
ほとんどの時間を勉強と、その時好きだったスポーツに費やしていました。とはいえ国際色豊かな大学だったので、外国籍の同級生と英語を学んだり、実験を皆でわいわい楽しんだり、趣味で友達とフルマラソンに出場したり。真面目ではありましたが、とっても楽しく充実した大学生活でした。
そうですね、自分でもアグレッシブだったなと思います(笑)
その後新卒では、〝医薬情報担当者(MR)〟として製薬会社に就職し、社会人生活がスタートしました。MRを選んだ理由としては、大学で栄養や健康に関わる授業を多く受けていたこともあり、人の健康に携わる仕事に就きたいという想いがあったのと、当時の私は、『給与が高い仕事ほど、社会に必要とされているのではないか』『多くの人に影響を与える事ができるのではないか』という考えも持っていて。
その2つの軸から、1社目の製薬会社で「辛い思いをしている患者さんのためになるような薬を広めていこう」と決めました。
病院や薬局などを回って薬の情報を提供する、営業活動を行っていました。ただ、入社してしばらく経つと「これって本当に患者さんのためになっているのかな…?」と違和感を覚えることが多くなってきて。
感謝をいただいたり、患者さんが喜んでいる姿を見る機会がなかったからか、「今私がやっていることは一体誰の幸せに繋がっているんだろう」と、悩むことが増えていきました。
そうですね。それから徐々に目的を見失い、目の前の仕事に心がついていかなくなったタイミングで、突然コロナが来て。病院や薬局への訪問も難しいので6ヶ月間自宅待機をすることになりました。人と会えなくなるのもそうですが、当時は社会から一気に切り離されたような感覚になりましたよね。
家にいる時間が続く中で、やっぱり将来について考えることが増えました。ちょうどその頃、『コロナ禍で在宅でもできる職業』としてエンジニアが注目されていた事もあり私も調べていると、エンジニアという仕事は薬のように完成されたものを売るのではなく、誰かの課題やニーズに対してゼロから創造することができる。しかもそれが直接ユーザーやお客様の役に立つんだと知って。最初は「難しそう」「私にできるかな」と不安でしたが…そういった仕事内容に惹かれ、勉強を始めました。
そうですね。エンジニアとしての最初のキャリアは、社員20名ほどの開発会社からでした。私は主に自社サービスを中心に開発を行っていましたが、3年目くらいからは本当に少しずつ、受託案件にも携わるようになりました。
既存のサービスパッケージを、クライアントの要望に応じてカスタマイズしていく開発が主で、お客様とやりとりしながら機能を調整していくプロセスは、自分の手でサービスを作っていく感覚もあり、やりがいを感じる場面も多かったです。
一番の理由は、自分が成長している実感が持てなかったからです。当時の会社はチームでの成果を重視していたため、私個人を評価していただく機会が特に無かったんです。ボーナスが入っても「私の何の成果に対してのものなのか」分からないまま受け取ることにずっと違和感を感じていて。
あとはもう一つ、任される業務の範囲が長い間変わらなかったことも、転職を決める後押しになりました。実装したものをレビューに出して、次のステップは上の方が担当する。そのフローが何年経っても変わらず、自分の技術領域の広がりにも限界を感じていました。
そうして毎日過ごしているうちに、「できる事を増やして、もっとお客様の役に立てるようなエンジニアになりたい」という想いが強くなり転職活動を始めることにしました。
そうですね。転職活動を始めてしばらく経った頃、Wantedlyでスカウトしていただいたのがアクトビとの出会いでした。スカウトメッセージから何気なくホームページを見ていた時、「エンジニア・デザイナーの価値を上げる」という言葉が目に入ったんです。その言葉に興味が湧き、どんな会社なのか、一旦話を聞いてみたいとカジュアル面談に応募したのを覚えています。
自分がエンジニアとして成長している未来が想像できないと転職活動を始めた私にとって、藤原さんとのカジュアル面談はとても印象的でした。エンジニア・デザイナーの価値を上げるための具体的なプロセスや、実際にアクトビが行っている取り組みを聞かせていただき、「ここなら私を成長させてくれる!」と確信した頃には、自然と入社を決めていました(笑)
アクトビに入ってからは、『任せてもらえる範囲の広さ』と『フィードバックの密度』に驚いています。まだ経験が浅くても、自分から声をあげれば「やってみていいよ」と任せてもらえる場面が多くあって。その分難しさやプレッシャーを感じる場面もありますが、それでも自分が書いたコードが、クライアントのビジネスに直接影響するという経験は、他では得られないアクトビならではのものだと思っています。
環境面では、向上心と探究心にあふれたメンバーばかりで、プライベートでも学びを止めない人が多い環境です。なので正直、プレッシャーを感じることもありますが(笑)自分も負けていられないと刺激を貰えるのが、この場所に来て良かったと感じる理由のひとつかもしれません。
一番印象に残っているのは、大橋さんからもらったとあるフィードバックです。開発を進めていく中でトラブルが発生した事があり、私はまず今の状況を正確に整理し、報告する事に注力していました。すると大橋さんから、
「報告だけで終わっていたら、ただのエンジニアだよ。
この先どうするかまで考えて提案できてこそ、本当に価値があるエンジニアだと思う。」
その言葉に、ハッとさせられて。
私は、今できることをきちんとやることに集中しすぎていて、その先にある『お客様が本当に求めていること』や『どうすればもっと良くなるか』という視点を持てていなかったんです。その発想すら出てこなかった、ただのエンジニアだった自分にすごくショックを受けました。
それ以来、何をするにしても『一歩先』まで考えることを心がけるようにしています。お客様がどんな目的でどんな意図があってこの依頼をしてくださっているのか。表面的な情報だけで判断せず、きちんと背景まで理解しようと努め、提案する。それが本当に価値があるエンジニアとしての責務なんだなと、ここに来てから気付かされました。
そうですね…直近の目標は、大橋さんの仕事を少しでも軽くする事です。
大橋さんは、私が言いたかった事や困っている事を少しの説明だけで全て読み取り、的確なアドバイスをくれるんですよ。それって、普段から忙しく動かれている中でも、エンジニアとしてだけでなくビジネス視点も含め、広い視野で思考されている証なんだろうなって。私もそうやって社内外から信頼されるエンジニアになるために、まずは大橋さんの仕事をもっと巻き取れるようになるのが目標です。
さらに先を見据えた目標としては、『お客様のビジネスをきちんと形にできるエンジニア』になることを目指しています。単に実装するだけでなく、課題を整理し、提案、形にするところまで一気通貫で関わっていけるエンジニアになりたいです。そのためには、技術がビジネスのボトルネックにならないよう、未来に向けた選択肢も提示できるようにならないといけません。もっと視野を広げ、技術だけでなくビジネスへの理解も更に深めていきたいと、日々奮闘しています。
今回は、Development Unitのバックエンドエンジニアとして活躍されている北野さんにフォーカスし、お届けしました。
全くの異業種からエンジニアとしての再スタートを切った北野さん。これまでの選択の根底には常に、「誰かの役に立てる自分になりたい」という一貫した想いがありました。私たちは、こうした想いや目標こそが、さらなる成長やアクトビの価値を創っていくのだと考えています。
そして現在もアクトビは、私たちのミッションに共感し、共に成長し続けられるメンバーを募集しております!まずは話を聞いてみたい、という方も大歓迎です。
あなたからのエントリーを、お待ちしております。