- 2021.07.01
こんにちは、A.C.O. Journal編集長です。
A.C.O.にはPlaybookと呼んでいる、6つのバリューがあります。
このシリーズは、6つのPlaybookに紐付けたテーマについて、A.C.O.メンバーに座談会形式で話してもらおうという企画です。座談会を通じて、A.C.O.のカルチャーや、メンバーの雰囲気を感じ取ってもらえるとうれしいです。
初回は「Find your superpower(自分にしかないものを見つけ、育てよう)」をテーマに、業界未経験で入社したメンバー、入社してからジョブチェンジをしたメンバーを中心に、部署や経歴の異なる3名に話してもらいました。
登場人物
長谷川 大輔
A.C.O.在籍5年目でこの記事の登場人物のなかでは最古参。
UX/IA部で情報設計を4年間担当し、2020年にプロジェクトディレクション部に移籍。
現在はプロジェクトマネージャー/ディレクター/情報設計担当として、Webサイトやサービス/アプリ開発など幅広いプロジェクトに従事。コーヒーが好き。
紀平 成美
2018年入社、経理業務を中心にバックオフィス業務を担当し2021年にデザイン部に移籍。趣味はゲーム漫画アニメとお酒。歌って踊れるデザイナーになるべく邁進中。
芳武 玖
A.C.O.歴2年のデザイン部所属、UIデザイナー。
Webサービスやアプリの設計・デザインを通して、インターフェースの世界を探索中。
キャラクターやストーリーを考えるのが好きで、小学生の頃からマンガ制作にハマっています。特技はムーンウォーク。
木下 早苗
聞き手・プロジェクトディレクション部所属、プロジェクトマネージャー。A.C.O. Journal編集長。A.C.O.在籍4年目、PMと編集長を社内で兼業し始めて3年目。趣味はスパイスカレー屋散策。
全員に最初からすごい力があるわけじゃない
── みなさん本日はよろしくお願いします!この座談会では、PlaybookのFind your superpowerをテーマにお話ししてもらおうと思います。芳武くんは未経験からの入社、長谷川さんと紀平さんは入社からジョブチェンジをしているということで、それぞれの視点でお話が聞けると嬉しいです!まずはみなさん、「Find your superpower」という言葉について、どんな印象を持っていますか?
芳武 最初は、個人個人にすごい能力が備わっていて、それを探し当てに行こう!という強い印象でした。でもよくよく読み解いていくと、「成長させよう」っていう意味合いが強くて、誰しもが持っている前提で、「成長していく中で見つけていこう」というメッセージなんだと捉えました。
芳武が作成した「Find your superpower」をテーマにしたポスター
── 芳武くんは社内で実施した、Playbookを浸透させるための社内施策でもあるポスタープロジェクトでもFind your superpowerをテーマに制作していましたよね。社内のメンバーからの評判もよかった印象です。
芳武 ありがとうございます。最初、ポスターのデザインを考えていたときは漫画「ONE PIECE」の麦わら海賊団みたいなイメージを考えていて。強い人たちが並んでいる構図を考えていたんですけど、最終的には種を見つけて成長していく、というビジュアルにガラッと変えました。描いていくうちに、自分の中の「superpower」という言葉のイメージも変わっていったんですよね。
── では続いて、紀平さんはどうでしょうか?
紀平 イベントで配布する用のノベルティで作った、Playbookノートの中身が白紙だった印象が強いです。まっさらな中で、自分の好きなことや得意分野を見つけていくっていうメッセージ性なんだなと思いました。それで私もFind your superpowerのノートをもらったんです。白紙だと絵も描けるし、使えるかな〜って。
イベントのノベルティで配布したPlaybookノート
── 結構ノートのイメージも強いんですね。では、長谷川さんはどうでしょうか?
長谷川 芳武くんのと似てるんだけど、「Find your superpower」の本質は一人一人の持っている力の種をちゃんと見つけて、それを大きく成長させていくことに本質があると思っています。「superpower」っていう言葉が印象的だから最初からみんなにすごい力があるように見えるけど、大切なのは「Find」のほう。
例えば自分も先輩から「こういう強みがあるからこっちの方向に伸ばしたらいいんじゃない?」って相談に乗ってもらえたりとか。自分のだけじゃなく周りの人のsuperpowerにも気づいて高めあえる環境がいいですよね。
自分のsuperpowerになりえるもの
── では少しテーマを変えて、A.C.O.で見つけた、自分のsuperpowerになりえるものというテーマで、順番に聞いていきたいと思います。芳武くんどうですか?
芳武 昔からずっと続けてたイラストは、生かせるんだなあと思いました。自分なりに、A.C.O. Journalのビジュアルやポスターの制作とか、社内プロジェクトは楽しみながらできていると思います。まだプロジェクトには活かせていないのですが、いずれはグラフィックレコーディングとかにも挑戦してみたいです!
デザイナーとしては、性格的に細かかったり小さい部分も気にできるので、プラスとして活かしていきたいと思ってます。デザインチェックのときに隅々まで確認してデータのクオリティをあげたり、デバッグのクオリティを高めたり。あとは、終わったプロジェクトでも何をやったかの記録をつけたり、頭に入れていこうと思ってます。地味ですが、伸ばしていきたい強みですね。でも実際に他の人に自分の強みが何かをあんまり聞けていないから、本当のところはなんなんだろう?って思うことはありますね(笑)
── 他のメンバーにも聞いてみましょう。芳武君のsuperpowerや強みってどんなところだと思いますか?
紀平 優しい!優しすぎることが仇となるのかもしれないですが(笑)バランスがいいタイプだと思います!
長谷川 ポスターはみんな褒めてたけど、1枚の絵の中にストーリーをちゃんと作っていたことを感じられました。そういう部分はデザイナーとしての大きな強みになっているんだと思います!
芳武 ストーリーを伝えて、会議の場でのコミュニケーションもうまくできたらいいなあと思ってます。
── では続いて、ジョブチェンジ組の話を聞いていきます。まず長谷川さんから。長谷川さんはもともとUX/IA部で情報設計を担当してから、PM/ディレクターへのジョブチェンジをされていますよね。自分の元々育てていた力を少し異なる領域で活かしていこうと思ったきっかけはなんだったんですか?
長谷川 キャリアストーリーの記事でも話してるんですが、情報設計はプロジェクトの最初から最後まで影響していく仕事だと思っていて。内容によって見積もりにも影響するし、開発仕様にも関わるし、デバッグにも影響するようなものなんですが、情報設計フェーズ以降はプロジェクトから離れることがほとんどだったんです。今まで、「うまくいかないけどなんでだろう」っていうモヤモヤは前後の工程をちゃんと理解できていないからなのかなって。自分がいいものを作るとか、プロジェクトを成功させる観点に立ったときに、最初から最後まで見られるような人材になった方がいいと思ったことがきっかけです。
── 移籍してから、変化はありましたか?
長谷川 今も設計業務はやることが多いんですが、プロジェクトの最初から最後までに関わることはできています。で、今まで設計のときにモヤモヤしていた部分がはっきりしてきた実感を得られたと思います。「ここはこうすれば改善できたな」っていう反省はもちろんあるけど、「ここはどうしようもないところだったんだな」っていうところも見えてきました。情報設計だけやっていたときは「なんでPMもっとこうしてくれなかったんだよ」って思ったこともあったんだけど、いざ自分がPMやるとそんな状態じゃないようなこともわかったりする(笑)情報設計の知見も活かして、改善できるような部分はどんどんしていきたいですね。
── では、長谷川さん自身の「superpower」はなんだと思いますか?
長谷川 情報設計は長くやってたので、それなりにできる自信はあります。情報設計単体で動くんじゃなくて、PMやディレクターとして全体を見ながら自分の武器にもなってるんじゃないかなと思うようになりました。PMになると具体的に何をやるのかっていう序盤の戦略を作っていく工程を踏むので、そこができるかどうかでかなり変わったな、と。
あとは、自分で言うのは憚られますが、人当たりの良いとかコミュニケーションとりやすいとかは人事評価でよく言ってもらえるので多分強みなんだと思います(笑)
── 人当たり、いいと思います。今日人当たりいい人集まってるかも(笑)あと長谷川さんは面倒見がすごくいいと思います。
長谷川 自分がたくさん面倒見てもらったからっていうのもあるかもです。入社当初にお世話になった、直属の先輩がめちゃくちゃ面倒見がよくて、1つ聞くと120返ってくるような人だったんです(笑)そんなふうに自分も周りに教えられるようになりたいなって思いますね。
── ありがとうございます。最後に紀平さん。紀平さんは経理からデザイナーという結構大きいジョブチェンジですよね。元々イラストが得意だったり、好きな印象はあったんですけど、デザイン部に移籍しますと聞いたときは結構驚きました。きっかけは何かあったんですか?
紀平 きっかけ自体は代表の倉島さんの言葉でした。「やってみれば?どう?できるんじゃない?」って(笑)実は大学でデザインを勉強する学科にいたんですけど、なんでその道に進まなかったのかっていうと、上には上がいるから。別に大学に入学してからもデザインにめちゃくちゃ興味があるかと言われたらそこまででもなくて。周りの人たちはすごく熱意もセンスもある人が多くて、その中で自分の強みにできるってあんま思えなくて、最初からちょっと諦めモードだったんですよね。華やかな世界で名前が売れてる人がほんの一握りの業界なんてそんなん無理だよ、って思って、最初からデザインの道に進まなかったんです。ただ、同級生はみんなデザインの道に進んだから少しコンプレックスではありました。
── 珍しいですね。最初から悟った上で別に進むケースはあんまりない気がします。ここにきてあえてデザイナーを選んだのはキャリアを見直そうと思ったからですか?
紀平 なんだかんだ言い訳して進んでこなかったけど、やってみてもいいんじゃないかなって。あとはA.C.O.の雰囲気ならやれる気がしました。今までも、勉強するのが好きな人が集まってて「この子達若いのにすごいなあ、熱心だなあ」って、経理の仕事をしながら思ってました(笑)この環境なら私もやってみたい、やれるかもって思ったんですよね。
デザイナーとしての仕事に関わるようになってからは、アシスタントとしてデバッグや画像作成などのタスクを担当しています。
紀平が描いたJournalのイラスト
── 他の皆さんにもお聞きします。紀平さんの「superpower」はなんだと思いますか?
芳武 紀平さんはJournalのビジュアルをよく作ってると思うんですけど、依頼を汲み取って具現化する能力にすごく長けてると思います。
長谷川 フリーランスでイラストレーターとして外注してもいいくらい(笑)
── では最後に、「今はまだ成長途中だけど、これから育てていきたい力」について、一人ずつ聞いていこうと思います。
芳武 最初は、細かいデザイナーのタスクをこなしていくことが多かったんですが、入社して1年と少し経ってから大きいプロジェクトも経験すると、ビジネス視点の重要性を実感しました。ストーリーを作って、そのストーリーを元にビジネスをスケールさせていくようなことができたらいいなと思います。コミュニケーション能力はもう少し強化していきたいと思ってます!
長谷川 情報設計の力はまだまだ発展途上だと思っているので、そこはこれからも引き続き伸ばしていきたいです。PMやディレクターとしては、計画や進行管理能力はもっと磨いていきたいです。アジャイルで動かなければならないプロジェクトなのにウォーターフォールが体に染み付いていて進め方がチグハグになったりたりとか、プロジェクトを進める上で進行能力や計画能力不足を自覚することはまだまだあります。クライアントやプロジェクトに合わせて最適な計画や進行ができるようになり、パートナーとして並走できるように頑張りたいです!
紀平 デザイナーとしては新人なので、まずは早く案件に一人で入っても大丈夫な人になりたいですね。最初に目指したいのは、FigmaやSketchのデザインツールを使いこなしたいです。触れはするけど極まってはいないから、特化できるようになれたらいいなと思ってます。
── みなさん今日はありがとうございました!
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