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こんにちは。aciassの東です。
今回は「キャリア構築のためのキャリア破棄」という、一見すると矛盾するようなテーマについて考えてみたいと思います。
秘密基地を作りたい
まずは少し夢の話をさせてください。
aciassでは、将来的に山を買って、その中に「秘密基地」を作ろうとしています。秘密基地というと、子どもの頃に憧れたワクワクする場所をイメージするかもしれません。
大人になった今でも、そのワクワクは色褪せていないどころか、むしろ強くなっているように感じます。
この秘密基地にどんなものを詰め込むのかは、まだ具体的には決まっていません。
キャンプが好きな人は焚き火スペースを作りたいかもしれないし、音楽が好きな人はスタジオを作りたいかもしれない。
自然の中で、思い思いの時間を過ごせる場所にしたいと考えています。
IT事業から山へ?
ただ、当然ながら今すぐ山を買って秘密基地を作ることはできません。
私たちは、まずITの事業を軸にして会社を成長させています。ここが、私たちが目指す秘密基地へのプロセスの第一歩です。
「なぜITなのか?」と聞かれれば、それは私たちの強みだからです。私たちはITを使って価値を生み出し、お客様に届ける。そのプロセスを通じて、事業を成長させることができる。つまり、ITは私たちの手段であり、秘密基地を作るための「道具箱」でもあるのです。
一方で、秘密基地という夢はITと直接関わりがなさそうに見えるかもしれません。確かに、山の管理やアウトドアの楽しみはITとは無縁に思えるでしょう。でも、私たちはこう考えています。どんな場所を作るにしても、サービスには必ずITが必要になる。予約システム、コミュニティの運営、コンテンツの配信、そしてなにより「楽しい体験」を支えるための仕組みを作る。そう考えると、ITはどんな夢にも寄り添える技術なのです。
キャリア破棄という挑戦
私がこの会社で大切にしていることの一つに、「キャリアを破棄する」という考え方があります。キャリアを積むことはもちろん大切です。スキルを磨き、経験を積み重ね、専門性を深める。それは確かに、仕事をする上で大きな武器になります。
でも、同じ場所にとどまっているだけでは、次のステップには進めません。新しいことに挑戦するには、これまで築いてきたキャリアを一度手放す勇気が必要です。たとえば、Webエンジニアとしてキャリアを築いてきた人が、ハードウェアの世界に飛び込む。アプリの開発をやってきた人が、リアルな場所の運営を考え始める。これまでの自分を手放す瞬間こそが、次のキャリアを切り拓く扉になる。私はそんな風に考えています。
キャリアは地続き
「キャリアを破棄する」と言うと、何かを失うように感じるかもしれません。でも、実際には失うのではなく、キャリアを「預ける」という感覚に近いです。
たとえば、私自身はエンジニアとしてキャリアを積みながら、今は役員として経営にも関わっています。エンジニアとしての技術が経営に役立つこともあれば、経営の視点がエンジニアとしての判断を変えることもあります。こうして、キャリアは一度壊したように見えても、実は新しい形に生まれ変わりながら連続しているのです。
ITエンジニアとしての可能性
本稿を読んでくれている方の中にもITエンジニアの方がいらっしゃると思います。エンジニアとして、自分の技術をどう活かすかを考えているかもしれません。私たちが考えている「秘密基地づくり」は、まさにそんなエンジニアの可能性を最大限に活かせる舞台だと感じています。
「ITを使って何かを作る」という点では、Webサービスも秘密基地も同じです。課題を見つけて解決する。ユーザーにワクワクする体験を届ける。そのために、技術を学び続ける。そして、新しいことを試す。どんな場所でも、どんなサービスでも、ITエンジニアが持つ視点と技術は必ず役に立ちます。
最後に
私たちの会社はまだ2期目で、やりたいことも、やらなければいけないことも山積みです。でも、その山を一つずつ越えていくことで、いつか本物の山に辿り着けると信じています。そしてその先に、秘密基地があります。秘密基地は、単なる夢ではありません。自分たちの「好き」や「楽しい」を詰め込んだ場所を作る。そのプロセスこそが、キャリア構築のためのキャリア破棄の体現だと思っています。
もしあなたが、今までのキャリアをもう一歩進めたい、あるいは壊して作り直したいと思っているなら。そんな挑戦にワクワクしてくれるなら。ぜひ一度、私たちの話を聞いてほしいです。キャリアを破棄する勇気を持つ人が、私たちの仲間に加わってくれるのを楽しみにしています。