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社会人になって気づいた“大人のリアル”

春が訪れて、新社会人が一歩を踏み出す季節ですね。新社会人の皆さんは、期待と不安が入り混じった気持ちでいるかもしれません。

私も新卒だった頃を思い返すと「大人ってこんな感じなんだ!」と驚くことがたくさんありました。

学生時代に抱いていた“仕事”や“大人”のイメージと、実際に働き始めてからのリアルには、思っていた以上にギャップがあったんです。

実際に働き始めると、「なるほどですね(…あ、これダメって言われたやつ)」とか、「了解しました!(…いや、それも違うのか)」と敬語が迷子になったり、終業間際に「え、これ今からやるの…?」という仕事が降ってきたり。

満員電車に揺られながら「社会人ってみんなすごいな…」と感心しつつ、自分もその一員になったんだと実感したり。

そんな経験を通じて感じた“リアル”をまとめてみました。


「本当に好きなことを仕事にするのが意外と難しい理由」

「好きなことを仕事にしよう!」ってよく耳にしますよね。でも、実際にやってみると「好き」だけでは続かないこともあるんです。趣味だったことが仕事になると、義務感が生まれてワクワクが薄れてしまうこともあるんです。

私は、新卒で自動車業界に入ったのですが、その時の決断にはちょっとした背景があります。学生時代から車は好きだったので、最初は「車に関わる仕事をして、ワクワクする毎日が待っている!」と思っていたんですよね。

でも、いざ仕事を始めてみると、思っていたのとはちょっと違ったんです。

最初のうちは、「車好きだから楽しいだろう」と思っていたものの、実際にその仕事はかなり地味でルーチンワークが多く、どんどん自分の気持ちが冷めていったんです。

たとえば、車の仕様を調べたり、洗車をしたりする日々が続く中で「あれ、これって私が想像していた楽しい仕事とは違うな…」と思うことが多くなりました。

もちろん、車に対する情熱はあったのですが「好きなことがそのまま仕事に向いている」とは限らないということに気づいたんです。


その後、もっと自分に合った仕事をしようと思い、IT業界に転職しました。結局「好きなこと」を仕事にするのではなく「自分に合った仕事」をすることが大切で、それが、結果的に一番のやりがいに繋がるのだと学びました。

今ではWagMogというペットメディア事業を運営しており、ペット業界や栄養管理への関心が深まり、仕事の楽しさを感じています。もちろん、楽しい時ばかりではないことも事実です。それでも「自分が挑戦している」という気持ちが、仕事のモチベーションを支えているんだと思います。

「“大人になったら自由”って言われたけど、自由にはコツがいる」

学生時代、「大人になったら自由に生きられる!」と思っていました。でも、実際に社会人になると、自由とは「自己管理能力が試されること」だと気づきました。

自由といえば、最初に思い浮かぶのは「時間の自由」や「お金の自由」だと思います。しかし、自由には必ずその背後に「責任」が伴います。例えば、リモートワークは自由度が高いけれど、自己管理ができないとすぐにダラけてしまうし、逆に働きすぎることもあります。

自由に時間を使うということは、その時間の使い方に責任を持つことでもあるんです。

私は、リモートワークを導入してから、時間の使い方に非常に気を使うようになりました。特に、生活と仕事の境界線があいまいになりがちなリモートワークでは、自己管理が大切です。働きすぎても、ダラけても、どちらも自分の成長にとってはマイナスです。

社会人になって初めて、自由の意味が深く理解できたような気がします。自由を手に入れるためには、「自分の選択に責任を持つこと」が欠かせないということを、しっかりと自覚するようになりました。

「お金と時間、どっちを取る?っていう問いが甘すぎた件」

社会人になると、「お金を取るか、時間を取るか」みたいな話をよく聞きますが、実際はそんな単純な話ではないんですよね。

若い頃は、仕事をしていればお金が手に入り、時間は後回しで良いと考えていました。しかしお金を追い求めるあまり、休暇や自分の時間を犠牲にしてしまうこともあり、その結果精神的な余裕が失われてしまうことに気づきました。

家庭や友人との時間を確保することは、単なるリフレッシュにとどまらず、精神的な安定にも繋がります。私も、友人や家族と過ごす時間が心の支えとなり、リフレッシュすることで、次の仕事に対して新たな気持ちで向き合えるようになりました。

また、適切に休暇を取ることが長期的なパフォーマンスにも繋がります。休暇中に心身をリセットすることで仕事のクオリティも向上し、効率よく仕事を進められるようになりました。「休むこと」も実は仕事をする上でとても大事な要素なんだと感じています。

長時間働き続けることが美徳のように思われがちですが、実際にはしっかりとした休息を取ることで、心身の健康が保たれ、結果的に仕事にも良い影響を与えるんです。

「時間とお金、どっちを取るか」という問いは、確かに甘い話だったと思います。どちらも大事ではありますが、結局大事なのは「自分の価値観に合った選択」をすることだと思います。お金も大切ですが、時間や人間関係も同じくらい大事です。お金を得るために全てを犠牲にするのではなく、心地よく充実した人生を送るために、自分にとって本当に重要なものを見極めることが大切ですね。

「人間関係って仕事にめちゃくちゃ影響する」

社会人になると、学生時代とは違って、仕事の成果が人間関係に大きく依存することを実感します。学生時代は、苦手な人とは距離を取ることができましたが、社会人になるとそれが簡単にできません。むしろ、良好な人間関係が仕事においていかに大切かを痛感します。

特に仕事においては、上司や同僚とのコミュニケーションが重要です。最初の頃は、言いたいことを言えずに悩むこともありましたが、徐々に相手の立場や状況を理解し、円滑にコミュニケーションを取る方法を学びました。お互いに理解し合うことで、仕事の進め方もスムーズになり、結果的に良い成果が得られることが多くなりました。

また、会社の文化にも大きく影響を受けます。良い文化が根付いている職場では、信頼関係が築かれやすく、チームとして協力し合いながら成長することができるんです。逆に関係が冷たいと、モチベーションも下がりやすくなります。

仕事で成功するためには、技術や知識だけでなく、人間関係のスキルも大切だと感じています。相手を尊重し、協力し合う姿勢を持つことで、仕事の進行もスムーズになりますし、自分自身も成長できると感じています。

「完璧じゃなくていい」

社会人になると「ちゃんとしなきゃ!」というプレッシャーを感じることが多いですが、最初から完璧にできる人なんていません。私も最初は電話の出方さえ分からず「もしもし」じゃないな…と迷っていました。

仕事の中で多くのことを学んでいきますが、最初から完璧を目指す必要はありません。失敗から学び、改善策を考えて行動することが大事です。その積み重ねで少しずつ信頼が築かれていくんだなと実感しています。

完璧を求めすぎると、逆に自分を追い詰めてしまうこともあるので、少しずつ改善していくというスタンスが大切です。特に初めての仕事では、完璧を目指すよりも、まずはやってみることが重要だと感じました。

まとめ

社会人になって気づいたことは、本当にたくさんあります。最初に感じた不安や戸惑いも、今振り返ると全て成長の糧だったなと思います。

これから社会人になる方々にも、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。

そして「これからどんな経験をしていくんだろう?」とワクワクしながら進んでいってほしいなと思います!

どんな選択も自分で正解にしちゃいましょう!


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