Sidekicks7期キックオフ研修合宿を実施しました! | SideKicks株式会社
こんにちは!SideKicks株式会社の森田です!今回は昨年に引き続き4月5〜6日に千葉県にある廃校になった小学校をリノベーションしたグランピング施設で研修合宿を行いました!7期目キックオフ研修...
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こんにちは!人事労務担当の吉澤です。今回は、10月に実施した全社研修合宿についてご紹介します。
Side Kicksではこれまでにも、シニアリーダー研修やマネジメント研修など組織の成長を支えるための研修を継続して行ってきました。
▼過去の研修についての記事はこちら
今回、社員数が増え、プロジェクトの幅も広がる中で、Side Kicksでは個人の力はもちろん、チームとしての精度を高める必要があるという背景から企画されたものです。
3日間、九十九里浜白子温泉に滞在し、全メンバーが自分たちの仕事への向き合い方と目指すべき基準を捉え直す時間を過ごしました。
ここからは実際に行ったワークやアクティビティの内容を紹介していきます。
少人数でテーブルを囲み、模造紙に現在の会社について感じていることを書き出しながら、自由にディスカッションしました。日々の業務の中で抱えていた違和感や、より良い組織にするためのアイデアなど、普段の会議では出てこない本音が共有され、メンバー同士の視点を深く知る時間となりました。途中でグループをシャッフルすることで、部署や年次を超えた交流も生まれました。そして、沢山出た意見の根底には「会社を良くしたい!」という共通の想いがあることを再確認するきっかけとなりました。
チーム全員でボールを最速で回すワークです。タイム短縮に挑戦していく中で、目標を明確に設定するだけで行動のスピードが大きく変わることを強く体感しました。ただボールを回しているだけのときは、なんとなくのスピードも曖昧なまま進んでしまいます。しかし、具体的なタイム目標を掲げた瞬間、声の掛け方、動き出しの速さ、受け渡しの構え方が一気に変化し、同じメンバーとは思えないほど全体の速度が上がりました。
この変化は、仕事の進め方にもそのまま重なります。明確なゴールや時間基準がなければ 「できる範囲でやる」 に留まり、期待している本来のパフォーマンスには届きません。一方で、目標を設定するだけで、意識すべき点が揃い、行動の解像度が一段上がり、個人もチームも動きが一気に変わるんだということを学びました。
互いにロープを引っ張り合い、3種類のボール(ピンポン玉/テニスボール/ゴルフボール)を一度も落とさず綱渡しするワークです。ボールの重さや転がり方がまったく違うため、わずかな揺れや力加減のズレがすぐにバランスに影響しますが、やるべきことはシンプルで「ロープをしっかり引っ張る」「水平を保つ」という、基本的な動作ばかりです。
成功するまでに時間を要した私たちは、できるはずの簡単なことを意外と徹底できていないという気づきを得ました。そして、実務でも同じことが起きているのではないかという問いにつながりました。
複数のパイプをつなぎ、ビー玉を落とさず目的地まで運ぶワークです。一見簡単に見えて、ほんの少し角度が変わるだけでビー玉が止まったり落ちたりします。パイプの角度、受け渡しのタイミング、次の動作への引き継ぎなどを細かく調整しながら玉を運ぶ必要がありました。また、制限時間内に何個ビー玉を運べるかで得点が決まるため、スピードと正確さのバランスをどう取るか、ビー玉の運び方、誰がどの役割を担うかといった戦略の質も大きく問われました。
この体験を通して、私たちは精度の甘さがそのまま成果に直結するという、実務でも頻繁に起きている構造を目の前に突きつけられました。日常の業務でも、ほんの少しの確認不足や、曖昧な引き継ぎ、声かけの欠如が、結果として大きなミスにつながるということです。ビー玉を落とさないためには、一人ひとりが自分の役割を丁寧に全うし、次の人の動きまで想像しながら行動することが必要であり、これはチームで仕事を進めるうえで欠かせない視点でした。
ロープで張られた蜘蛛の巣の穴を使って、全員が糸に触れずに通り抜けるチームアクティビティです。特に難易度の高い穴をどう攻略するかで、誰をどうサポートするか、どの体勢でどう運ぶと成功確率が高いのか、何度も議論を重ねていき、チームの一体感が高まる時間となりました。実務でも、誰か1人が強いだけではプロジェクトは成立しません。ワークを通して役割分担、コミュニケーション、サポートのタイミングなど連携の質が成果を左右することを改めて体感しました。
夜はみんなでお酒を飲みながらワークの振り返りと今後の実務において変えるべきスタンスやマインドを確認し今後の実務でどう活かしていくのかを話し合いました。その中で改めて確認したのが、事象は事象であり、事象から抽出した共通の要素を出さないと意味がないということです。 タイトロープでボールが落ちたことも、パイプラインでビー玉が止まったことも起きた出来事はただの結果にすぎず、なぜそれが起きたのか、そこにどんな共通の不足があったのか原因の型と向き合わなければなりません。続く話し合いでは、①実務で同じことが起きないために、どんな動き方に変えるべきか②小さなズレを無くすために、明日からどんな行動を積み重ねるかといった、より具体的な改善の方向性に議論が深まっていきました。
3日間を通して全員が強く実感したのは、業務において各人がディティールにこだわりそれを積み上げることが成果をつくるということです。シンプルなワークほど精度の差が結果に直結し、普段の業務でも同じことが起きているのではないかと気づかされました。
また、Side KicksのValueであるビジネスアスリートの通り、プロとして、常に基準高く業務に取り組んでいくことの重要性を再確認しました。
・なぜできるはずの精度を、最初から出せないのか
・目標達成意識の低さ
・日々の準備やスケジュール管理の甘さ
・共有不足
こうした課題を自分ごととして向き合う3日間となりました。
▼MVV策定の記事はこちら
「丁寧さ」「本番意識」「スケジュール精度」「伝える力」「高い目標設定」どれも日常の延長線上にあることです。
研修を終えた今、それぞれが自分の業務を見つめ直し、精度の高い当たり前を積み重ねるチームへと意識が変わり始めています。
これまでSide Kicksは、挑戦を後押しする研修や1on1など、一人ひとりの成長を支える仕組みを多く作ってきました。ここから更なるレベルアップをするにあたり、チームとして成果を再現できる状態をつくるためには、個々のディティールにこだわる姿勢と目標達成に向けた基準をもう一段引き上げる必要があるということです。
今回の合宿で得られた基準や考え方は、今後Side Kicksの成長に直結していきます。
個人の強さに、共通の基準とチームとしての再現性を掛け合わせることで、私たちはこれからもディティールにこだわり、目標達成に向けてやり抜く力を全員で磨き合うチームとして挑戦を続けていきます。
この記事を読んで少しでもSide Kicksにご興味をもっていただけましたら、是非ご応募ください!