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新卒の4人に1人が理系大学院出身!Schooで理系大学院卒の若手メンバーが活躍している理由 #23新卒

Schooの新卒採用は、2020年4月入社の1期生から始まり、次の2022年4月入社で3期生となります。実はこの3期生までの新卒全12名中のうち、3名は理系大学院でバリバリ研究に明け暮れていたという、スタートアップでの総合職採用としては珍しい経歴の持ち主です。

そんな3人の若手メンバーに、Schooを選んだ理由や大学院での研究経験が役立っていると思う場面についてインタビューしました!

*メンバー紹介*

Talk テーマ①:Schooに入社を決めた理由と今のお仕事

––– まずは、Schooに入社しようと思った理由と今担当しているお仕事を教えてください!

中村:
Schooのミッション「世の中から卒業をなくす」を知り、社会の可能性と自分の将来を拓いていけると思いました。私は、大学4年次に1年間休学をして自費で語学留学と他大学に科目等履修生として在籍していた経験があります。その経験から学びによって得られる価値の大きさを改めて感じ、この価値を多くの人々にも提供していきたいと思って入社しました。

今は主に生放送授業を作るディレクターとして、授業内容の企画から構成、演出、出演者のアポイントメント、打ち合わせまでの各種ディレクションを担当しています。受講生が抱える悩みを仮説としておき、膨大な情報を集め、どうやったら満足度の高い授業にできるかを検証し続けています。

平泉:
小学生の頃から教師を目指していて、大学では数学の教員免許を取得しました。教育実習では、個人情報の観点からPCの持ち込みは不可、新しい技術を取り入れる場合は委員会にかける必要があるなど、先進技術や考え方が内部ではなかなかインストールできない歯痒さを感じました。自分の教育への興味がどこから来るのかを考えるうちに、「学びたい人が等しく学べる学び場を作る」ことが、私が社会に出てやりたいことだと気がつきました。Schooのミッションとビジョンに触れ、あらゆる障壁を取り除いてすべての人が学び続けられる世界を実現したいと思い、Schooに入社しました。

Schooでは有料会員様向けの録画授業の制作ディレクターをしています。マネジメントを学べる授業の拡充や、2030年に必須となるAIリテラシーの授業を新規作成するなど、これまでのSchooの良さを活かしつつ、新たな授業のカタチを模索中です。

△ディレクターのお仕事中のいずみん。

山口:
私は熊本出身なのですが、地方出身者として都市部との学習機会の格差や将来選べる選択肢の違いなどを見てきたことから、Schooのサービスを通してもっとより良い選択肢を色々な方に持ってほしいと思ったのがきっかけの1つです。

また、コロナ禍でオンライン授業を大学院で実際に受けてみて、まだまだ改善の余地があると感じました。大学や高等教育機関における教育関連のシステムを改善したいと思い、Schooに入社を決めました。

今はインターン生として、大学などの高等教育機関向けにSchooが提供している「Schoo Swing」の営業資料を作成したり、お客様になり得る専門学校のリストを作って実際にお電話をかけたりしています。

Talk テーマ②:大学院での研究内容と、業務に役立っていると思うこと

––– それぞれ日々の仕事において、大学院での研究経験が役立っていると思うことはありますか?

中村:
大学院では、東北地方沿岸域へのシラスウナギの輸送過程を数値シミュレーションで研究していました。コンピューターで仮想空間に日本近海を作り、産卵場からニホンウナギの稚仔魚がどのような経路で東北沿岸に流れていくのかを、論文で得られたデータを参考に可能な限り再現してシミュレーションしていました。

△大学院時代のベーグル

この研究を通して論理的能力情報検索能力が身に付いたと思います。ディレクターとして生放送授業の企画を作る際、市場や社会の変化がユーザーの行動にどう影響しているかを「仮説ストーリー」として考える必要があります。例えば、リモートワークによってユーザーの生活がどう変化してどんな問題が生じているのかを仮説立てて、生放送で解決策をご紹介します。放送後、この授業テーマが本当にユーザーが求めていたものだったかを視聴者数や評価レーティングを見ながら分析し、考察します。またこの「仮説ストーリー」は、色々な記事や動画、SNSといったメディアを参照して構築しています。その際には、必ずと行っていいほど、情報検索能力が必要になってきます。「どんなキーワードを検索すれば、ユーザーの真意にたどり着けるのか」を推測しながら、各種メディアを活用しています。この過程で、大学院で得たスキルがしっかりと役に立っていると感じます。

山口:
かなり専門的な話になってしまいますが、大学院ではFSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)の原因遺伝子であるDux4とその上流にあるDdx1という遺伝子間での経路について、マウスES細胞を用いて遺伝子解析をしていました。

△大学院時代のグッチー

研究を通して自分が欲しいと思った情報までたどり着くスピードと、その情報の信憑性を確かめる視点と技術が身につきました。

実際に業務中に見付けたよく知らないワードを調べる時も、まずは概要を掴んでから自分が気になる部分を詳細に検索することで、欲しい情報に早くたどり着けます。何を検索ワードにすればどういう情報が出てくるかある程度予想がつくので、あれこれ調べずに自分が欲しい情報にたどり着けるなと実感しています。

また、例えば「大学が抱えるDX課題」みたいなアンケートデータがあったとして、アンケートを取った会社によっては数値がずれてることもあります。情報の前提を疑い信憑性を確かめる力があると、それを鵜呑みにせずに様々な視点から情報収集が可能なので、この力は業務でも活かせていると感じます。

平泉:
僕はリニアモーターカーやMRIで使われている「超伝導」という現象の研究を行なっていました。三角プリズムの構造をとった特別な結晶構造を持つ物質は、原子に限らずに超伝導という現象を引き起こす珍しい事例が知られており、「結晶構造に依存して超伝導を引き起こすメカニズムってなんだろう?」という問いに理論的な説明ができないか探求していました。

普段の業務に役立っていると思うことの1つは、分からない問題に向き合い続ける力を得たことです。大学院での研究は、専門家すら知り得ない問題に対する解答を解き明かしていく作業です。足踏みをする停滞期があればふいにくる急成長期もありますが、停滞期でもコツコツ思考を止めないこと、その中でもやり抜く大切さを学びました。

また、色々な文献を “広く浅く” 調べてレポートにまとめる学部生の頃までと違い、大学院では”狭く深く” 調べることが求められます。この2種類のインプットの仕方と姿勢を学べたことは、普段授業のコンテンツを企画する上で役に立っています。

例えば、あるテーマで授業の企画を作ることになった場合、まずは“広く浅く” 調べながら、テーマの知見を深めていきます。そして全体像が明らかになったら、その授業を見る人のペルソナやその人が抱える悩みはこうなのでは?と仮説を立てます。その仮説が正しいのか、1つの情報に絞り “狭く深く”深堀して 調べます。このように2種類の調べ方を大学・大学院で習慣化できたことは大きかったなと思います。

Talk テーマ③:いわゆる研究職ではなく、あえてビジネス職を選んだ理由は?

––– みなさんのような理系大学院出身の方は研究職や技術職に進まれる方も多いのでは?

中村:
僕が大学院に入学した理由は、キャリアの幅を広げるためでした。大学院で研究経験を積んで実績を残すことで、研究者や技術者の目線で話ができる人材になればより幅広いお仕事に就けると思ったんです。なので、必ずしも研究者になろうと考えていたわけではありませんでした。

山口:
私も元々研究職や技術職に就こうという意思はなく、研究はあくまでも学生のうちにやっておきたいぐらいの感覚でした。職種は多様にあるのに、理系出身だからといって専門職に就くのは自分の世界を狭くしてしまうと感じたのが要因です。

––– 確かに学部生では専攻分野と仕事を一致させることは少ないのに、院生になると「なんで?」みたいな雰囲気はありますよね。平泉さんはどうですか?

平泉:
僕は逆に、研究職につきたいと思っていました。そして僕が現在担当しているディレクターという仕事は、学びをテーマにした研究職だと考えています。

Schooでは短期的な売上を追求するのではなく、ビジョンやミッションをピュアに探究して10年後20年後、もっと先の未来を作っていくために、日々「学びの重要性とは何か?」「どのような学びが “良い” 学びなのか?」「学びが生み出す個人の可能性の拡張とは何か?」など答えのない無数の「学び」を探究しています。この観点で、Schooは「学び」という領域の探究ができる組織なのだと思います。そのため個人的には、Schooを選択したことは自身のバックグラウンドから突飛な選択だったとは思いません。

中村:
Schooのフィロソフィーである『laboratory#105』の精神は、「私たちは発明するチームである」ということです。これはつまり、誰かが作った型に倣うだけでなく、自分たちの日々の仕事の中で成功や改善の種を見出して、小さく試して実証して、それを別の部署にも横展開していくことを求められます。

この一連のプロセスは、大学院時代の研究でやっていたこととまさに一緒だなと思います。

△対談中の3人。大学院で学んだことや今に活きていることなど、分かり合っている様子。

––– なるほど、大学院で身につけたスキルはSchooでの業務にも役立ってるわけですね!では最後に、Schooに興味を持ってくれている理系大学院生の皆さんに一言お願いします!

中村:
世間には東証一部上場の大企業や霞が関の官公庁、渋谷のメガベンチャーなど様々な組織がありますが、Schooに出会って思ったことは、「どこで働くかではなく、誰と働くか」が重要だということです。先日、ある大手商社で働いている大学院の同期から仕事の話を聞いた時に、「Schooで培ったスキルは他企業でも必ず通用する」と感じました。何よりもSchooには、大企業出身のメンバーや上場前のスタートアップ企業に属していたメンバーなど、優秀で温かい先輩がたくさんいて、色々なことを吸収できます。Schooという研究室で、優秀な先輩たちと、ビジネスを“探求”し“新たな発明”をしていきましょう!

僕もSchooのミッション・ビジョンに基づいて、人々の可能性を開き、日本社会ひいては国際社会にイノベーションを起こしていきたいと思っています!

山口:
大学院では、未解明の事象であったり、まだ誰も取り組んでいないことであったり、答えのないことに対してテーマを決めて様々なことを探求してきたかと思います。

Schooでは、「学び」に関する様々なことを探求しています。どうやったら卒業をなくせるのか、まだまだ分からないことだらけです。様々なことを探求してきた皆さんが、Schooが出した問いに興味を持っていただけると嬉しいです。ぜひ、Schooで一緒に「学び」に関する様々なことを探求していきましょう!!

平泉:
先ほども話に挙がりましたが、Schooは「学び」という領域を探究する機関です。一人一人が学べる場を提供すること。学びにより自己変容を遂げ、昨日よりも成長した自分を実感できること。自分の想いに立脚した働き方や生き方に出会う可能性を広げること。そういう人が世の中に増えていくことで、社会課題解決に大きく貢献すること。「学び」を探究することの意義はとても大きいと感じます。

Schooには色々な職種があり幅広い活動をしていますが、根底にある課題意識は「どうしたら世の中から卒業がなくなり、1人1人の学びを促進できるのか?」ということです。答えがまだ出ていない問いを探究し、良いアイデアは積極的に前に進める。探究する場としてはうってつけだと思います。

大学院で思いっきり1つのテーマにのめり込んだ人こそ、「学び」という新しい探究テーマを持つSchooに興味を持っていただきたいです。ぜひ、Schooで一緒に「学び」の探究をしてみませんか?

ここまで読んでいただきありがとうございました!

皆さんに会えるのを、Schooで楽しみにお待ちしております^^

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