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プロダクトオーナーインタビュー:企業の学びを社会の学びに変える

新生した法人事業のプロダクトオーナー

Schooが法人向けに、定額動画学習サービス「ビジネスプラン」の提供スタートしたのは2015年1月。
Schooの立ち上げ期からプロダクトに関わってきた上羽智文に、新生した法人事業のプロダクトオーナー兼デザイナー・エンジニアとしてこれからのプロダクトが目指していくことを聞きました。

■参考記事:
「やられた!」と思ったスクーのビジョンとミッション。スクーは社会の原動力になると信じている。
事業責任者インタビュー:正解の無い時代に「研修」ではなく「学習機会」を。

1.「着席しました」ボタンの実装

Yahoo!でデザイナーとしてキャリアをスタートし、2012年8月にSchooにジョインしました。
当時はSchooはまだホームページだったものをWebサービスとして作り直していくところからスタートしました。
Webサービスに作り直しても、当時はまだ会員が1万人ほど。授業のコメント欄はメンバーやその仲間が参加するという具合で、盛り上がりが足りませんでした。
そこで実装したのが「着席ボタン」です。当時、サービスのデザインは「学校」をメタファーとしたものが多くありました。
なかなか盛り上がらない授業の様子は、まるで大学の講義で後ろの方に人が固まって誰も発言せずにいるようなイメージでした。
そこで授業に参加することを表明する仕組みとして「着席ボタン」を導入したところ、コメントが増えました。
また「着席しました」というコメントを、SNSにも連携させることで、一気に認知も高まり会員数も爆発的に伸びていきました。

2.マネジメントからプロダクトを研ぎ澄ます役割に

Schooが成長していくなか、僕はデザイナー、エンジニアのサービス開発部門のマネジメントも行っていました。
組織やメンバーの成長をさせるという役目もあったのですが、プロダクトを研ぎ澄ませることに全てを注ぎたいとマネジメントを外れ、プロダクトオーナーとしてサービスに関わるようになりました。

3.法人プロダクトを研ぎ澄ます

2017年4月から法人プロダクトを専任で担当してきました。
2015年にスタートした法人サービスは、当初は企業の福利厚生として利用されることが多く、法人向けのサービスとして独自の機能はほとんどありませんでした。
しかし導入企業が増えていくなかで、さまざまな用途でお使い頂いていることが分かりました。専任になってからはリクエストが多くあった「管理ツール」と「研修機能」の実装に取り掛かりました。

・管理ツール:社員が受けた動画の一覧や、学習時間の把握ができる
・研修機能:管理者側で動画と受講期間を指定し、自社だけのオリジナル研修を手軽に作成できる


4.法人事業プロダクト新生で標榜していること

法人事業の新生にあたり、プロダクトを磨いていきます。標榜しているものは2つです。
1つ目は、コミュニケーションの誘発です。
導入頂いている企業内で学習を通じたコミュニケーションが生まれる仕掛けを作っていきたいと思います。
すでに導入頂いている企業では、上司と部下が1on1をする前に、同じ動画を見て、それに対して話しをするというようにコミュニケーションの1つとしてご利用頂いています。
こうした社内のコミュニケーションが誘発され、社員がSchooでの学習を通じて、成長の過程を楽しめるような仕組みをプロダクトに作っていきます。

2つ目は、情報の共有化です。
少し大きな話しになりますが、ある企業での学びがそのまま社会の学びにつながるようなサービスにしたいと考えています。
抽象的な話しになりますが、例えば、ある企業が抱えている課題は、他の企業でも同じようにあるものです。
そうした課題に対する解決方法が仮に、1つの企業の中だけで閉じてしまっていては、社会全体の発展に繋がりません。
Schooを導入頂いている企業の学びが蓄積され、それがまたSchooに活かされ、さらにサービスがよくなっていく。Schooがよくなることでさらに企業の学びが促進されるーというループを作っていきたいです。


5.全員がサービスをつくるメンバー

新生した法人事業ではサービス開発、コンテンツ開発、セールスのメンバーの距離が近く、全員がサービス作りに参加しています。
企業からの声を聞き、サービスを改善していくだけでなく、新しい機能やコンテンツつくり、提供し、またヒアリングを行い、磨いていく。そうしたサイクルを回しています。
法人事業開始から3年経ちますが、今新しい価値を提供しようとしている法人事業は、まさに「スタートアップ」という感じがしています。

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