コーポレート部/Sakai
20年以上、経理・開示・IPO支援の最前線を歩んできた酒井さん。
青汁メーカーで新卒経理としてキャリアをスタートし、IPOコンサル、上場準備企業の管理部門を経て数々の上場支援に携わってきた。
2024年7月、IPOコンサル時代の上司の紹介をきっかけにCAPSULEと出会い、スピード感ある面談後入社を決意。現在は CAPSULE JapanのIPO準備責任者 として、台湾・韓国など海外子会社を含めた会計・税務・内部統制の構築をリードしている。
「会社の強みは“若さとスピード”。だからこそ、次に必要なのは“整える力”だと思っています。」
CAPSULEの成長フェーズのど真ん中で、“守り”と“攻め”を両立させる酒井さんの挑戦に迫りました。
01|人の縁に導かれてきた20年のキャリア
大学卒業後、青汁メーカー・キューサイ株式会社に新卒入社。当時としては珍しく新卒で経理へ配属され、決算・開示業務まで広く担当した。
「この時の経験が今の仕事のすべての基礎になっています。」
2008年以降はIPOコンサル会社に在籍し、新興市場上場支援や開示書類作成を数多く経験。
さらに上場準備企業では取締役管理部長として内部統制整備と組織構築をゼロから担当。
真摯に仕事をしてきた結果、キャリアは常に人の紹介で繋がってきた。
「自分では探していなくても、ご縁の中で声をかけていただける仕事人生。」
02|CAPSULEとの出会い スピードと“未整備”が同居するリアル
2024年、IPOコンサル時代の上司へ転職相談をしたところ、紹介されたのがCAPSULE。すぐに面談が実現し、スピード感と事業の面白さに惹かれ入社を決めた。
「過去に経験したことがないほど、決断までが早かったです。」
入社後、最も驚いたのは「変化の速さ」。
「部署名ごと変わるくらい、常に形が変わっています(笑)。」
それはCAPSULEの最大の強みであり、IPO準備の観点では最大の難しさでもある。
「スピードは武器。でも、“上場できる組織”にするには同時に型とルールが必要。」
03|IPO準備とグローバル連結、その最前線へ
現在は、
- カプセルジャパンのIPO準備
- 台湾・韓国をはじめとした子会社の会計・税務・開示指導
- 内部管理体制の構築
- 連結決算対応
までを横断的に担当。
「連結決算も海外税務も私にとっては新しい領域。自分で調べながら、コンサルや監査法人にも聞きながら必死に吸収しています。」
04|“失敗を責めない文化”が組織を強くする
(台湾のOU-EN CAFEにて)
「CAPSULEでは失敗しても、責められない。ダメなら次、という切り替えが本当に早い。“しょうがないか”と前を向ける人が強い。」
職場の雰囲気は明るく、
「前職より仕事中の笑顔が増えました。」
柔軟な働き方も特徴的だ。子どもの習い事の送迎で木曜はリモートDayになった。
「人生の多くを占める仕事だからこそ、笑顔で働ける環境は大きな価値です。」
05|IPOに必要なのは“目標と結果”への覚悟
「目標を立てても“結果へのコミット”が曖昧になる点は避けたい。」
IPOでは、
- 目標設定の妥当性
- 進捗の追跡
- 数値への説明責任
が厳しく問われる。
「内部管理体制と“目標×結果”の両軸が最大の審査ポイント。ここを組織として鍛えることが、今の私の最大ミッションです。」
ーあなたにとってCAPSULEとは?ー
若いエネルギーと、それを支える“冷静な大人”。どちらかに偏ると組織は崩れる。両方が揃って初めて、強い会社になる。今まさに、その渦中です。
正直整っていない部分も多いので、「すでに整った環境で管理する人」よりも「整えるフェーズを楽しめる人」がより向いている。
「スピードと若さが原動力の会社。それを生かすために、経験値のある大人が関わることで、うまくバランスをとり、今まさに“上場できる組織”へ進化しているという成長過程の面白さがあります。」
※所属部署は取材当時のものです