「事業創造の力で世界を変える」をミッションに掲げ、事業開発の支援を通して人々のより良い未来に貢献することを追求しているゼロワンブースター。
そのインパクトをさらに増大させるべく、2025年2月、大手監査法人でスタートアップ支援の豊富な経験をもつ尾﨑慎亮が、ゼネラルマネージャーとしてジョインしました。
組織としてパワーアップしつつあるゼロワンブースターの可能性や、創出したいインパクトとは。組織と事業の未来予想図について、代表取締役の合田ジョージと尾﨑慎亮が対談しました。
〜プロフィール〜
▼尾﨑 慎亮 SHINRYO OZAKI
公認会計士。公認会計士二次試験合格後、大手監査法人にて法定監査、上場準備、国際会計基準アドバイザリー業務に従事。 2017年よりコミュニケーションロボット製造スタートアップ経営管理部へ。CFOとして管理部門業務全般、知財戦略、営業、新規事業立ち上げ、講演まで実行。
2020年より大手監査法人のIPOグループに所属。上場準備会社の監査に加えスタートアップのハンズオン支援サービスを立ち上げ責任者を務める。多くの大学発スタートアップ、スピンアウトスタートアップの支援実績を有する。講演活動、起業家支援プログラムのメンター活動の実績多数。2025年より01Boosterに参画。
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尾﨑 慎亮 経営企画部 ゼネラルマネージャー
■日本からユニコーン企業を数多く輩出できる環境づくりを
ーーこのたび、尾﨑さんがゼロワンブースターへジョインし、経営企画をリードするミッションを担うことになりました。
合田:尾﨑さんとはスタートアップ支援の取り組みでご一緒していて旧知の仲ではありましたが、入社してもらったことで会社がアップデートしたと思っています。会計の専門家にフルコミットしてもらうのは、心強いですね。
尾﨑:日本のスタートアップを取り巻く環境をより良くしていきたいと思ったんです。それができる最適な場所が、ゼロワンブースターでした。
この問題意識を抱くきっかけになったのは、前職の監査法人からスタートアップにCFO(最高財務責任者)として出向していたときのことです。日本はまだ、ユニコーン(評価額が10億ドル以上で設立10年以内の未上場ベンチャー企業)や有望なスタートアップが数多く生まれる環境ではないと痛感しました。大企業とスタートアップの協業が頓挫したり、適正な投資がなされなかったりするケースが多く見受けられるのが現実です。
そのかたわら、アメリカや中国ではどんどんユニコーン企業が誕生しています。今こそ、日本でスタートアップエコシステムを推進しなければならないと決意しました。
合田:ぜひ一緒に前に進めていきましょう!実際にゼロワンブースターへ入社して、この会社にどんな印象をもちましたか?
尾﨑:新規事業を生み出せる優秀な人が多いことが、第一印象です。0から1を創造するのは誰にでもできるものではありませんから、この組織のポテンシャルを感じます。
合田:尾﨑さんには、我々のケイパビリティを広げてくれることを期待しています。今まで着手していなかったM&AやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング:企業が業務の一部を外部の専門企業に委託すること)分野の支援など、ゼロワンブースターの提供価値を一緒に広げていきたいですね。
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合田ジョージ 代表取締役
■「本質主義」を大切に、組織の力でインパクトを生み出す
ーーゼロワンブースターは創業以来、事業開発において幅広い支援をしてきましたが、今後5〜10年の中長期でどう成長していくことを目指していますか?
合田:あらゆる事業創造においてゼロワンブースターがなくてはならない存在になっていきたいと考えています。会社の売上としては100億円規模、組織サイズは現在の10倍になっているイメージです。
その実現に向けては、支援する領域をさらに広げていくことが必要です。我々があらゆる角度から事業開発をサポートすることで、たとえば技術力をもちながら事業を起こせなかった大企業や大学が事業を生み出せるようになるでしょう。
中でも注力したい領域は、技術開発の事業化です。今や事業開発にテクノロジーの力は欠かせませんし、日本のスタートアップは技術力なくしてグローバルで勝ち残れないでしょう。実際、我々が支援するクライアントは、高度な技術をもつ企業や大学が多くなってきています。
尾﨑:日本で誕生するユニコーン企業は、大企業からのスピンアウト(スピンオフ)、もしくは大学発スタートアップしかないと思っています。日本は大企業に優秀な人材が集中していながら、事業開発に悩んでいるケースが多い。国内大学に目を向けると、最先端技術の研究をしているもののビジネスに繋がっていない。こうした課題を乗り越え、日本がもつすばらしい知的財産を生かした事業開発ができるよう、ゼロワンブースターが支援していきたいですね。
合田:さらなる事業の広げ方としては、「縦軸」と「横軸」の2つがあると考えています。縦軸は、自ら事業を生み出すこと。これまで事業開発支援をしてきましたが、自分たちも事業を生み出して、実務もしていく構想をもっています。横軸は、海外展開です。ゼロワンブースターが価値を提供するエリアを世界に広げていく予定です。
ーー目指す姿の実現に向け、直近で強化したいことはありますか?
合田:組織力を高めることです。ゼロワンブースターはこれまで、個性的なメンバーの集合体として、「個」の力で成長してきました。
これからは、組織としてパワーを発揮するフェーズに突入します。そのためには人材を育成し、チームで戦える仕組みを整えることが必要です。尾﨑さんの力も借りながら、メンバーが成長できるシステムをつくり、組織全体でパワーアップしたいと考えています。
尾﨑:ゼロワンブースターにとって今が成長の転換点なので、その成長に耐えられる組織をつくることが直近のチャレンジになりますね。
ーー具体的に、どのような組織にしていきたいと考えていますか?
合田:事業を起こすことに本気で取り組み、自分たちの成長を実感できる組織にしたいですね。
組織が成長しても大切にしたい価値観は、「本質主義」です。クライアントのためにならないことは決してやらず、目先の利益だけにとらわれずに物事を判断する。正しいことをやり続ける信念を持ち続けたいと思っています。
尾﨑:前職で会計士として多くの企業に接した経験から感じるのは、「強い会社には、強い組織がある」ことです。思想や考え方、仕組みがしっかりしている強いコーポレート部門がある企業は、10年、20年にわたって発展し続けます。成長する会社は、その拡大を支えられるだけのバックオフィスがあるのだと思います。
逆に、売上が伸びていてもバックオフィスが脆弱な会社は、どこかのタイミングで成長が鈍化します。ゼロワンブースターがそうならないよう、コーポレート部門を強化し、成長を支え続ける組織にすることは、私のミッションのひとつです。
自分の役割を限定せず、この会社に必要なことを確実に実行していく意識をもち、前に進んでいきたいと思います。
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■正しい野心を抱き、世界を変える
ーーゼロワンブースターがさらなる成長を遂げていくにあたり、どのような人に入社していただきたいと考えていますか?
合田:「世界を変えたい」と本気で思う人に集まってもらいたいと思っています。求める人材像としては、自責で考えられて、自ら行動できる人。そして、新規事業は一人で生み出せるものではないので、周囲と協力しながら成果を出せる人です。
新規事業の経験があると心強いですが、それに限らず「根気強く、地道に何かを変えた経験」はゼロワンブースターで生かせると思います。事業創造は時間がかかるものであり、クライアントを支援する時間軸も長くなるので、何かをやり切った経験が役立つ場面は多いはずです。
そして、「01Way(当社のValue)」のひとつにもある「Unlearn & Relearn」できることも重要です。既存の習慣や価値観にとらわれず、本質を追求しようとする(Unlearn)姿勢や、謙虚に学び続け、新しいものを自分に取り入れていける(Relearn)ことは、事業開発には欠かせません。事業創造はうまくいかないことの連続です。壁にぶつかったときに「自分たちがやってきたことは間違っていた」と受け入れ、学び直して再出発することが求められるからです。
この姿勢は、クライアントの期待に応えるためにも必須です。事業開発支援に携わる者として、言われたことに応えるだけでは不十分。クライアントが我々に求めるのはプラスアルファの付加価値ですから、Unlearn & Relearnを続けながら、新たな示唆を導ける人が活躍できると思います。
尾﨑:新しいものを生み出していく組織に必要な人材要件は、柔軟な思考、課題解決能力、そしてモチベーションを自分で上げられることだと考えています。
事業開発は唯一絶対の正解がなく、問題が頻発する世界です。何が起きても自分ごととして捉え、課題の一つひとつをクリアしていく能力が求められます。そして、ゼロワンブースターという発展途上にある組織で新規事業に向き合うにあたっては、誰かが励ましてくれなくても自らを奮い立たせ、前に進み続ける姿勢も重要です。
ーー当社に入社すると、どのように成長できるのでしょうか?
合田:ズバリ、事業を生み出せる人になれると思います。クライアント支援と、自ら事業創造するという両方の選択肢があることは、当社だからこそできる経験だと考えています。
コンサルティングファームは生み出した事業を拡大する、すなわち1を10にしたり10を100にしたりすることに長けていると思いますが、0から1を創造することは、当社の最たる強みです。
尾﨑:当社の規模であれば、組織上の制約をあまり受けず、高い自由度で仕事ができると思います。新たな価値を生み出すことに全力で向き合える環境で成長できるのが、ゼロワンブースターです。
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ーー最後に、求職者へのメッセージをお願いいたします。
尾﨑:今、日本に最も必要なことのひとつは、新しい価値創造です。「失われた30年」という言葉に代表されるように、日本から世界に通用する会社が生まれない時代が続いてしまっています。
それでも自分たちが幸せに生きられているのは、親世代、そのさらに上の世代の努力あってのものです。この先、子供や孫の世代が幸福でいられるかは、我々現役世代にかかっています。今こそ新しい価値を生み出し、海外に発信して日本経済を強くしていかなければならないと思っています。
我々と同じ思いを持って、日本を元気にしていきたい人と一緒に仕事をしたいですね。
合田:より良い未来をつくるには、まだ多くの仲間が必要です。「正しい野心を持ち、世界を変えたい人」と一緒にビジネスをしたいと思っています。事業開発は地味な仕事も多くありますが、社会を良くすることで結果的に自分も成長したいと願う人のチャレンジをお待ちしています!
いかがでしたか?世界にインパクトを与え、事業創造に関わることであれば何でも挑戦しつづけるゼロワンブースターに興味がある!と思ってくださる方はまずはカジュアル面談にお越しください!
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