《薬膳ミニ事典:季節の食材一覧》― 春・夏・秋・冬で変わる、身体の整え方 ―
《薬膳ミニ事典:季節の食材一覧》
― 春・夏・秋・冬で変わる、身体の整え方 ―
By 田中鉄也(オンド.com)
薬膳では、
「季節は、身体にとって最大の環境変化」 と考えます。
春は巡り、夏は冷まし、秋は潤い、冬は温める──。
そのため、季節に合った食材を選ぶだけで、
日々の食事が“身体の味方”に変わります。
ここでは、**春夏秋冬の食材と効能をまとめた、便利な《季節の薬膳事典》**として紹介します。
🌸 春の食材一覧
テーマ:巡りを整える/冬の重さをリセットする
4
◆ 春の代表食材
〈野菜〉
- 新玉ねぎ:気の巡りUP、ストレスの停滞を流す
- 菜の花:解毒・春の苦味が肝を整える
- セロリ:香りで気分を軽くする
- 三つ葉:香りでリフレッシュ、巡り改善
- アスパラガス:疲労回復
〈果物〉
- 柑橘類(レモン・オレンジ):イライラ緩和
- いちご:潤い補給、皮膚の乾燥ケア
〈たんぱく源〉
- 鶏ささみ:春の疲れやすさに
- 白身魚:軽く体を整える
◆ 春のワンポイント薬膳
・“香り”のあるものが肝と気の巡りを助ける
・苦味は冬の重さをリセットする“春の薬”
☀️ 夏の食材一覧
テーマ:熱を冷ます/むくみ・だるさを流す
4
◆ 夏の代表食材
〈野菜〉
- きゅうり:むくみ改善、体の熱を冷ます
- トマト:火照りを鎮め、潤い補給
- ゴーヤ:熱中症予防、ほてり対策
- ナス:余分な熱と湿を排出
- オクラ:胃腸をサポートし夏バテ防止
〈果物〉
- スイカ:最強の“清熱・利水”
- パイナップル:消化促進、だるさ予防
- メロン:むくみ改善
〈たんぱく源〉
- 豆腐:体を潤す
- 豚しゃぶ:夏バテ回復、血を補う
◆ 夏のワンポイント薬膳
・“清熱(熱取り)”と“利水(むくみ取り)”が夏の要
・冷やしすぎ対策に、生姜や大葉を少量添えるとバランス良好
🍁 秋の食材一覧
テーマ:乾燥を防ぐ/肺と肌を守る
4
◆ 秋の代表食材
〈野菜〉
- 大根:肺を潤す、咳予防
- れんこん:乾燥ケア・免疫サポート
- さつまいも:脾を補い、乾燥からくる疲れに
- 白ねぎ:軽く温めつつ巡りUP
- きのこ類:免疫・消化UP
〈果物〉
- 梨:秋の乾燥ケアの王様、肺を潤す
- りんご:やさしい潤い補給
- 柿:熱を取りつつ乾燥ケア
〈たんぱく源〉
- 鮭:血を補い、乾燥に強くなる
- 卵:潤いと力を補う
- 豆乳:喉・肺を潤す
◆ 秋のワンポイント薬膳
・“白い食材”が肺を守る
・乾燥が強い日は、汁物と蒸し物を増やす
❄️ 冬の食材一覧
テーマ:身体を温める/腎を養う(生命力の季節)
4
◆ 冬の代表食材
〈野菜〉
- 生姜:最強の温め食材
- ねぎ:温め&巡りUP
- ごぼう:冬の代謝サポート
- かぼちゃ:エネルギー補給
- 大根:消化の助け、冷え対策にも
〈果物〉
- 柚子:香りで巡りUP、免疫サポート
- りんご:冬の潤い維持
〈たんぱく源〉
- 鶏肉:気血を補い、冷えに強くなる
- 鮭:身体の内側から温める温性食材
- 黒豆:腎を養い、冬の体力維持に最適
◆ 冬のワンポイント薬膳
・煮込み料理=消化に優しく、温め力もUP
・黒い食材(黒ごま・黒豆・昆布)が腎を元気に
◆ まとめ:季節を味方にする薬膳の智恵
春 → 気を巡らせる
夏 → 熱を冷ます&湿を流す
秋 → 潤いを補う
冬 → 温める
季節の食材をひとつ選ぶだけで、日々の食事は“身体を整える薬膳”になります。