35歳から、もう一度人生をつくる。
教育、人材、採用。その先で見つけた「人と組織の可能性を広げる」という仕事
はじめまして。
矢島崇晴です。
現在は、採用戦略、RPO、HRBP、ダイレクトリクルーティング、エグゼクティブサーチなどを中心に、企業の人事・採用支援をしています。
これまで、数名規模のスタートアップから、IPO準備企業、上場企業、グローバル企業まで、累計45社以上のプロジェクトに携わってきました。
プロフィールだけを見れば、「採用や人事を専門にしている人」という印象を持たれるかもしれません。
けれど、私は最初から人事や採用を目指していたわけではありません。
私のキャリアの出発点は、教育業界でした。
教育、人材紹介、コロナ禍での独立、楽天グループの採用プロジェクト、そして現在のHR支援。
一見すると、いくつもの異なる仕事を経験してきたように見えるかもしれません。
ですが、振り返ってみると、私がずっと考えてきたことは変わっていません。
人は、どんな環境や出会いがあれば、自分の可能性を信じ、一歩を踏み出せるのか。
ここでは、実績や肩書だけでは伝わらない、私がなぜ今の仕事をしているのかを書いてみたいと思います。
第一章
教育を通じて、日本の未来を少しでも良くしたかった
大学卒業後の2013年、私は教育業界で社会人としてのキャリアをスタートしました。
教育の仕事を選んだのは、単に子どもが好きだったからではありません。
教育を通じて一人ひとりの可能性を広げることが、長い目で見れば、日本という国や社会の力を高めることにつながる。
当時の私は、本気でそう考えていました。
子どもたちが、自分で考え、自分で選び、自分の人生をつくっていく。
そのために必要なのは、テストの点数や受験の合否だけではない。
学ぶことを通じて、自分に自信を持てるようになること。
失敗しても、もう一度挑戦できるようになること。
自分の得意なことや、興味のあることを見つけること。
そうした力を育てる仕事がしたいと思っていました。
最初の会社では、教室運営だけでなく、新規教室の立ち上げ、講師採用、広報、人材育成、複数教室の管理など、幅広い仕事を経験しました。
生徒が一人もいない状態から始まった教室を、100名規模まで成長させたこともあります。
最初から正解が用意されていたわけではありません。
教室の外でチラシを配り、地域の方に声をかけ、保護者の悩みを聞き、講師と一緒に授業の進め方や教室の雰囲気を改善していく。
入塾してもらうことだけが目的ではなく、その後も通い続けたいと思ってもらえる場所をつくらなければなりません。
売上や生徒数だけではなく、講師の育成、保護者との関係、地域での信頼、子どもたちの変化。
教室は、それらすべてが重なって初めて成り立つ一つの組織でした。
その中で、私は何度も「人が変わる瞬間」に立ち会いました。
それまで自分から質問できなかった子が、少しずつ手を挙げるようになる。
勉強が苦手だと思い込んでいた子が、小さな成功をきっかけに表情を変える。
最初は自信のなかった大学生講師が、子どもたちに頼られる存在へ成長していく。
人の成長は、本人の能力だけで決まるものではありません。
周囲からかけられる言葉。
安心して失敗できる場所。
自分のことを信じてくれる人との出会い。
そうした環境が変わるだけで、人は驚くほど変わります。
人は、能力だけで決まるのではない。
環境と出会いによって、可能性を広げることができる。
この考え方が、現在の私の仕事の原点になっています。
第二章
点数を取るだけではない「生きるための教育」をつくりたかった
学習塾の役割は、成績を上げ、志望校への合格を支援することです。
もちろん、それはとても大切です。
けれど、現場で子どもたちと関わるほど、私の中には別の思いも強くなっていきました。
勉強が得意な子もいれば、どうしても苦手な子もいます。
テストの点数や偏差値だけで評価される中で、「自分には価値がない」と感じてしまう子もいます。
ですが、社会に出た後に必要になるのは、試験問題を解く力だけではありません。
お金のことを知る。
仕事や職業について考える。
自分の得意なことや好きなことを知る。
人と協力して何かをつくる。
失敗した後に、また一歩を踏み出す。
私は、そうした「生きるための学び」も子どもたちに届けたいと考えるようになりました。
そこで、通常の授業とは別に、さまざまな体験型の教育企画を考えました。
親子でお金について考えるイベント。
串カツ田中さんと連携した、親子で楽しむ串カツ教室や串カツ検定。
食材や調理、店舗の仕事に触れながら学ぶ食育企画。
近隣の学習塾や学校と連携した、中学・高校受験の合同説明会や進学イベント。
机に座って問題を解くだけでは得られない体験を通して、子どもたちが自分の世界を広げられる機会をつくろうとしました。
普段の授業では消極的だった子が、体験イベントでは目を輝かせている。
勉強だけを見ていたら気づけなかった、その子の好奇心や行動力が見える。
そんな姿を見ながら、教育にはもっとさまざまな入口があっていいと思いました。
一方で、組織の中で、自分が考えた教育の形をすべて実現できたわけではありません。
提案が受け入れられなかったこと。
意図が十分に伝わらず、違う意味で受け取られてしまったこと。
自分が目指す方向と、会社が求める方向の間に、ずれを感じること。
もっとできるはずなのに、思うように形にできない。
そんな歯がゆさを感じる時期もありました。
教育の仕事が嫌いになったわけではありません。
むしろ、教育を大切に思っていたからこそ、受験や点数だけで終わりたくなかったのだと思います。
そして、次第に一つの問いが大きくなっていきました。
子どもたちが卒業した後、その先の人生は誰が支えるのだろう。
進学の先には、就職があります。
働き始めれば、転職や独立、家族との生活、さまざまな人生の選択があります。
学習塾では、受験という一つの節目には関われます。
けれど、その先に続く長い人生にも関わる方法があるのではないか。
教育で培った経験を、キャリアや働き方の支援へつなげられないか。
それが、私が人材業界へ関心を持ち始めた最初のきっかけでした。
第三章
100社以上と話しても、自分の答えは見つからなかった
2019年から2020年頃、私は教育業界を離れ、別の業界へ進むことを本格的に考え始めました。
しかし、教育業界で長く働いていた私には、他の業界がどのように動いているのか、自分の経験がどこまで通用するのか、よく分かりませんでした。
教室運営。
P/L管理。
採用。
人材育成。
広報。
新規拠点の立ち上げ。
自分では幅広い経験をしてきたつもりでした。
けれど、それが他の業界では何という仕事に当たるのか、自分の強みをどのように伝えればよいのかも、当時はうまく整理できていませんでした。
そこで、まずは会社や業界を知ることから始めました。
Wantedlyをはじめとしたサービスを使い、IT、スタートアップ、人材、コンサルティング、地域事業など、それまで接点のなかった企業と話しました。
オンラインでのカジュアル面談。
対面でのカジュアル面談。
その後の面接や選考。
数えていくと、100社以上の会社と何らかの接点を持っていました。
今振り返れば、かなり多い数です。
ただ、当時はそれだけ必死でした。
これまで教育業界で積み上げてきた経験が、外の世界でどこまで通用するのか。
自分には何ができるのか。
何を仕事にすれば、心から納得できるのか。
一社一社の話を聞きながら、自分の答えを探していました。
魅力的な会社はたくさんありました。
優秀な経営者や、社会を変えようとしている事業にも出会いました。
それでも、100社以上と話しても、
「ここで働きたい」
「これが自分のやりたい仕事だ」
と心から思える答えは見つかりませんでした。
企業側に問題があったわけではありません。
自分の中にある思いや経験が、一つの会社や一つの職種に、きれいには収まらなかったのだと思います。
教育にも関わりたい。
人のキャリアにも関わりたい。
新しい企画もつくりたい。
事業の成長にも関わりたい。
一つに絞ろうとするほど、どれも手放せなくなりました。
この経験を通じて、会社を選ぶことだけがキャリアではないと考えるようになりました。
既存の職種に自分を合わせるのではなく、これまでの経験を組み合わせて、自分なりの仕事をつくる道もあるのではないか。
その可能性を、少しずつ考えるようになりました。
第四章
副業で始めた人材紹介が、教育とキャリアをつないでくれた
教育業界で働いていた頃、私は副業として人材紹介の仕事にも関わり始めていました。
最初から人材紹介を本業にしようと決めていたわけではありません。
それでも、求職者の方と話す中で、教育の仕事との共通点を強く感じました。
その人は、これまで何を経験してきたのか。
何に悩み、何を怖いと感じているのか。
本当は何をしたいのか。
これから、どんな人生を歩みたいのか。
こちらが答えを押しつけるのではなく、その人自身が答えを見つけるまで伴走する。
それは、子どもたちの成長を支える教育と、とてもよく似ていました。
当時は、未経験から新しい仕事に挑戦する10代、20代の方を中心に支援していました。
また、2020年のコロナ禍では、仕事を失った方や、働き方を大きく変えざるを得なくなった方とも多く出会いました。
家族を支えるために、すぐに働かなければならない。
本当は挑戦したい仕事があるけれど、今は条件を優先しなければならない。
もう少しキャリアアップしたいが、ゆっくり選んでいる余裕がない。
さまざまな事情を抱えた方がいました。
年間で約20名の転職・採用決定にも携わりました。
内定が決まったときは、もちろん嬉しかったです。
しかし、その一方で、心の中に残るものもありました。
「就職できた」という意味では、支援は成功です。
けれど、その仕事が本当に本人の望んだ未来につながっているのか。
生活を守るために、理想とは異なる選択をせざるを得なかった人もいました。
そこで私は、
内定を出すことと、その人の人生が良くなることは、必ずしも同じではない。
と気づきました。
求人を紹介するだけではなく、その人が何を大切にし、どんな人生を歩みたいのかまで一緒に考えたい。
教育現場で感じていた「卒業後の人生にも関わりたい」という思いが、人材支援を通じて、少しずつ形になっていきました。
第五章
コロナ禍。売上のない状態から始まった独立
2020年、私は個人事業主として一歩を踏み出しました。
100社以上と話しても、自分が心から納得できる答えは見つからなかった。
それなら、教育と人材支援の経験を掛け合わせ、自分で仕事をつくってみよう。
そう考えて始めた独立でした。
ただ、独立したからといって、すぐに仕事が増えたわけではありません。
最初の2〜3か月は売上も十分に立たず、
「本当に独立して良かったのだろうか」
と何度も考えました。
生活するために、コールセンターなど複数の仕事を掛け持ちしました。
塾での指導や講師の仕事も続けました。
自分が形にしたい事業はある。
けれど、その事業だけでは生活できない。
周囲には、すでに事業を大きくしている人もいる。
自分だけが取り残されているように感じることもありました。
ただ、コールセンターで過ごした時間も、決して無駄ではありませんでした。
コロナ禍の影響で、そこにはさまざまな業界から人が集まっていました。
飲食、旅行、サービス、営業、教育。
それまでの自分なら出会うことのなかった方々と働き、それぞれの価値観や人生に触れました。
仕事を教えてもらったこと。
不安な時期に励ましてもらったこと。
何気ない会話で救われたこと。
自分では一人で独立したつもりでも、実際には多くの人に支えていただいていました。
この時期に学んだのは、独立とは、一人で何でもできるようになることではないということです。
人とのつながりに支えてもらいながら、自分のできることを少しずつ増やしていく。
それが、私にとっての独立の本当の始まりでした。
第六章
一つの出会いから、楽天グループの採用プロジェクトへ
人材支援を続ける中で、私のキャリアを大きく変える出会いがありました。
当時、楽天グループをはじめ、大手企業のRPOや採用支援を手掛けていた方から、楽天の採用プロジェクトについて声をかけていただきました。
その方は、楽天グループにおける採用チームの中心的な役割を担ってきた方でもありました。
当時の私は、個人の転職支援や未経験層の人材紹介を中心に経験していました。
一方、楽天グループの採用は、事業戦略と採用が直接つながっている世界でした。
楽天モバイルは、第4の通信キャリアとして基地局を整備し、既存の通信業界へ挑戦している時期。
楽天シンフォニーは、国内で培った通信技術や仕組みを海外へ展開するために立ち上がった組織。
採用する一人ひとりが、新しい事業や組織をつくるためのメンバーでした。
私は、楽天モバイルや楽天シンフォニーを中心に、HRBP、中途採用、ダイレクトリクルーティングなどを担当しました。
楽天モバイルでは、ビジネス職を中心に、多数の採用ポジションを持ち、事業責任者や現場と連携しながら採用を進めました。
楽天市場、楽天ブックス、楽天ゴルフ、ラクマ、法務、財務、経理、経営管理など、グループ各部門のダイレクトリクルーティングにも携わりました。
楽天モバイル・楽天シンフォニーでは、約100名規模の採用プロジェクトに参画。
楽天グループ各事業では、年間約45名の採用決定を支援しました。
ただ、私にとって最も大きかったのは、人数や実績そのものではありません。
採用計画は、事業計画からつくられる。
必要な人材は、組織の未来から逆算して考える。
現場と人事が同じ方向を向かなければ、採用は進まない。
採用した後に、その人が活躍できる環境がなければ、本当の成功とは言えない。
楽天での経験を通じて、
採用は、人事だけの仕事ではない。
経営と事業成長そのものに関わる仕事である。
ということを学びました。
第七章
45社以上の現場で見えてきた、採用の本当の課題
楽天での経験を経て、私は人事・採用領域での専門性をさらに深めていきました。
スタートアップ。
IPO準備企業。
上場企業。
外資系企業。
数名規模の組織から、数千人・数万人規模の企業まで。
これまで累計45社以上の採用・HRプロジェクトに携わってきました。
Terra Droneでは約4年間、IPO前からIPO後まで、採用体制の構築と運用に伴走しました。
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡など、国内複数拠点の採用を横断して担当。
ダイレクトリクルーティングと採用オペレーションの両面を支援し、年間約30名の採用決定に携わりました。
さらに、関連会社やTerra DX Solutionsの採用、欧州を中心としたグローバル採用、海外企業のM&A後における経営人材のサーチにも関わりました。
UPSIDERでは、採用の一部だけでなく、入社時のPC手配、アカウント管理、ITセキュリティ研修、オンボーディングの運用フローづくりを支援しました。
Endianでは、日本コカ・コーラとI-neによる合弁会社の立ち上げ期に、経営幹部やコアメンバー候補を経営陣へ直接つなぐ、エグゼクティブサーチに携わりました。
Accentureでは、東海エリアの中途採用。
Deloitteでは、監査・アドバイザリー領域の採用プロジェクト。
OMRONでは、技術職・エンジニア領域。
Sansanでは、セールス職を中心とした採用運用。
企業ごとに業界も、規模も、事業フェーズも、採用課題も異なりました。
経験を重ねる中で、はっきりと見えてきたことがあります。
採用がうまくいかない企業の問題は、求人やスカウトだけにあるわけではありません。
なぜそのポジションが必要なのか、現場で共有されていない。
面接官によって評価基準が違う。
候補者への連絡が遅い。
採用後の受け入れ体制が整っていない。
事業計画と採用計画がつながっていない。
採用担当者に負荷が集中し、改善まで手が回らない。
こうした採用の前後にある問題が、結果を大きく左右します。
だから私は、採用業務の一部分を代行するだけではなく、
採用戦略。
採用体制。
ダイレクトリクルーティング。
採用オペレーション。
HRBP。
オンボーディング。
ITセキュリティ。
AIを活用した業務改善。
企業の状況に応じて、採用が機能するところまで関わるようになりました。
私が目指しているのは、採用人数を埋める外注先ではありません。
企業の事業と組織を理解し、採用が機能する仕組みを一緒につくるパートナーです。
第八章
採用だけでは、企業は変わらない
企業からご相談をいただくとき、最初の言葉は「人が採れない」であることが少なくありません。
けれど、話を深く聞いていくと、採用以外の課題が見えてくることがあります。
そもそも、事業として何を目指しているのか。
そのために、どのような組織が必要なのか。
今いるメンバーと、新しく採用する人には、どのような役割を期待するのか。
入社した人が力を発揮するための環境は整っているのか。
採用後に任せたい仕事や、評価の基準は明確になっているのか。
場合によっては、採用を始める前に、役割や組織体制を見直した方がよいケースもあります。
人を増やせば、すべてが解決するわけではありません。
曖昧な役割のまま採用すれば、入社した本人も、受け入れる現場も苦しくなります。
採用の成功は、内定承諾だけでは測れません。
その人が入社後に活躍し、組織と事業の成長につながって初めて、採用の意味が生まれます。
だからこそ私は、採用戦略だけで終わらず、実際のスカウト、候補者対応、面談、選考運用、内定後フォロー、オンボーディングまで、必要に応じて伴走します。
同時に、経営者や事業責任者とも対話します。
現場が求める人物像をそのまま受け取るのではなく、本当に必要な経験や役割を一緒に考える。
採用市場の現実も伝える。
必要であれば、採用条件や選考フローの見直しを提案する。
私は、依頼された作業をこなすだけではなく、採用を事業課題として一緒に考える存在でありたいと思っています。
第九章
私が目指すのは、「選ばれ続ける組織」をつくるHRパートナー
これからの採用市場は、さらに大きく変化していくと考えています。
人口減少。
専門人材の不足。
働き方や価値観の多様化。
グローバル化。
生成AIをはじめとする技術の進化。
これまでと同じ求人を出し、同じ媒体を使い、同じように面接をするだけでは、企業が必要とする人材と出会うことは難しくなっていきます。
一方で、手法だけを新しくすればよいとも思っていません。
AIでスカウト文面をつくる。
SNSで会社を発信する。
新しい採用媒体を使う。
これらはすべて有効な手段です。
しかし、企業自身が、何を目指し、どのような人と働き、どのような組織をつくりたいのか。
その部分が明確でなければ、どれだけ新しい手法を導入しても、採用は長続きしません。
私は、RPO、HRBP、エグゼクティブサーチ、採用DX、AI活用といった手段を組み合わせながら、企業ごとに本当に必要な仕組みをつくりたいと考えています。
時には、「今は採用しない方がいい」とお伝えすることもあるかもしれません。
採用より先に、組織体制や業務の整理が必要だと考えることもあります。
私は、採用を受注することを目的にしたいわけではありません。
企業が成長するために、本当に必要な選択を一緒に考えたい。
そのためには、外部の業者ではなく、経営者や現場責任者と同じ目線で考えられる関係が必要です。
採用とは、企業が人を選ぶだけのものではありません。
企業もまた、人から選ばれる時代です。
だから私は、人を採る仕組みだけでなく、
「この会社で働きたい」
「この会社で挑戦したい」
「この組織で成長したい」
と思ってもらえる、選ばれ続ける組織を一緒につくるHRパートナーでありたいと思っています。
最終章
それが、私が採用という仕事にこだわる理由です。
教育業界から始まり、人材紹介、100社以上との対話、コロナ禍での独立、楽天グループでの経験、そして45社以上の企業の採用・HRプロジェクト。
一つひとつの経験だけを見ると、まったく異なるキャリアに見えるかもしれません。
しかし、私の中では、すべて一本の線でつながっています。
その軸は、昔も今も変わりません。
「人には可能性がある。」
教育の現場では、子どもたちの可能性を信じ続けてきました。
人材業界では、一歩踏み出そうとする求職者の可能性を信じてきました。
そして今は、企業や組織そのものにも、大きな可能性があると信じています。
企業が成長するためには、優れた戦略も必要です。
資金も必要です。
テクノロジーも必要です。
でも、最後に企業を成長させるのは、「人」です。
だから私は、採用を単なる人員補充の仕事とは考えていません。
採用とは、企業の未来を創ること。
組織文化を育てること。
そして、一人ひとりの人生の転機に関わること。
企業と人、その両方の未来に責任を持つ仕事だと思っています。
だからこそ、私は採用をお願いされたら、求人票だけを見ることはありません。
その会社が目指している未来は何なのか。
経営者は何を実現したいのか。
現場ではどんな課題が起きているのか。
採用したその先に、どんな組織をつくっていきたいのか。
そこまで理解して初めて、本当に意味のある採用ができると考えています。
私は、採用代行会社でも、人材紹介会社でも終わりたくありません。
企業の未来を一緒に考え、ときには厳しい意見も伝えながら、同じ目線で成長を支える「HRパートナー」でありたい。
それが、私がこの仕事にこだわり続ける理由です。
そして、これからも変わらず、
「人と組織の可能性を、事業成長へ。」
この想いを胸に、一社一社、一人ひとりと、本気で向き合っていきたいと思っています。
最後に
このストーリーを読んでくださったあなたへ
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
このストーリーを書きながら、自分自身のこれまでを改めて振り返ってみると、決して順風満帆なキャリアではなかったと感じます。
教育業界で子どもたちと向き合った日々。
自分の可能性を探し、100社以上の企業と対話した転職活動。
コロナ禍での独立という大きな挑戦。
楽天グループをはじめ、数多くの企業で採用・HRの現場に携わった経験。
そして、45社以上の企業と共に、人と組織の課題に向き合ってきた時間。
どの経験も、その当時は決して楽なものではありませんでした。
迷ったこともあります。
悔しい思いをしたこともあります。
「本当にこの道で良かったのか」と、自分自身に問い続けたことも一度や二度ではありません。
それでも今、振り返ると確信しています。
遠回りだと思っていた経験も、失敗だと思っていた出来事も、すべてが今の自分をつくってくれた大切な財産だったということを。
だから私は、今まさに挑戦している人も、悩みながら前に進もうとしている人も、心から応援したいと思っています。
そして最後に、一つだけ、この記事を読んでくださったあなたに問いかけさせてください。
あなたは、なぜ今の仕事をしていますか。
生活のためでしょうか。
誰かを幸せにしたいからでしょうか。
社会に新しい価値を届けたいからでしょうか。
あるいは、まだその答えを探している途中かもしれません。
正解は、一つではありません。
でも、その「なぜ」を持ち続けることが、人生やキャリアに迷ったとき、自分を支えてくれる軸になるのではないかと私は思っています。
私自身も、まだ挑戦の途中です。
これから先も学び続け、変わり続けながら、人と組織の可能性を信じ、この仕事に向き合っていきたいと思います。
もし、このストーリーに少しでも共感していただけたなら、ぜひお気軽にお声がけください。
新しい出会いが、新しい可能性を生み出す。
私は、これからもそう信じています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。