プライベートで取り組んでいる「食」について
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いま私が夢中になっていることは「子どもの食育」です。
きっかけは、育児休暇中に「食育インストラクター」を取得したことでした。
始めは、子育てに活かせるなら、くらいの気持ちでいたのですが、
会社に復帰したら、社内に「食育プロジェクト」が立ち上がる!というタイミングでメンバーに参画しました。
そこから、子育ての実体験も含めて、「食」にのめり込むことになります。
食育プロジェクトでは、フランスの味覚教育学者である故ジャック・ピュイゼ先生との出会いがあり、
食を感じること、楽しむことの素晴らしさを教えてもらいました。
そこで食育プロジェクトで掲げた理念は、「食は、こころを満たす こころを育てる こころをつなぐ」
単に栄養を摂るだけではない、こころに影響することが深く分かりました。
その次に出会ったのが、「フードコンシャスネス教育」です。
平たく言うと、「味わい教育」、もっと平たく言うと「五感とこころを育み、食を意識する教育」
まさに、食育プロジェクトを具現化した教育があることに心が躍りました。
五感で食を味わうこと、食の歴史や文化を知ることの大切さを学び、家庭の子育てでも実践!
そのことで「子どもの食育」を真剣に考えるようになりました。
食育プロジェクトは会社の事情で途中で断念せざるを得ない状況になりましたが、
個人的に深めている実践をともなう学びを続けております。
フルタイム勤務で、働くママ歴は18年!
働くママにとって、子どもと過ごす時間は多くはありません。
特に子どもが小さかったら、ワンオペだったら、仕事が終わって帰ってきて家事のノンストップ状態。
寝るまで息をつく暇もありません。
小学生になったら、ラクになると思いきや、保育園のようなサポートもなく、意外と大変!
子どもとのコミュニケーションが少ないのでは?
習い事をさせたいけど、送り迎えができないし、、、、
とにかく罪悪感、焦燥感、お家の中でも常に時間に追われている状態…
これを解決できるのが「食」だと思うんです!!
だったら、子どもと一緒に「食」に関われば、(料理、配膳、片付けなど)
その時間は子どもとコミュニケーションできる時間が取れる!
手伝ってもらうことで、家事がラクになる!
(習い事をしていなくても)「食」を通じて、学ぶことはたくさんある!
学びについて、例えば食材の買い物をする中で、
食材を子どもに選んでもらえば「選択力」が身につく
産地や訳あり食材を見れば「社会」が学べる
お会計でのレジではお釣りを瞬時に計算する「算数」が学べる
料理でも、食卓でも、片付けでも、たくさんの学びがあります。
なにより「食」の良いところは、親子対等だから「自己肯定感」を高めることができるんです。
味に正解も、不正解もない!
だからこそ、親も子ども味わい方を素直に受け入れることができる。
「子どもが食べることに関心がなく困っている」というお悩みを受けたことがあります。
その時に私は「味見する」ことをおススメしています。
「味見してくれる?」って親から言われたら、子どもはどう思うでしょうか?
自分を頼ってくれていると嬉しくなるのではないでしょうか。
その味が薄かったり、濃かったりしたら、親も素直に子どもの意見を取り入れることができますよね。
そうすることで、子も親も、自分の意見を述べつつ、相手の意見も聞く。
これが、相互に自己肯定感を高めることに繋がると思うんです。
…だいぶ熱く語ってしまいましたが、考えだけでなく、自分の子育てを通じて実践してきたこと、
中学生、高校生になる子どもがいるからこそ、自分の経験を活かせるのは「今」だと思っています。
自分の子どもが「食」に興味を持つようになったかどうかは、別のストーリーでお話できればと思っています。