【連載1/3】なぜ週3回の1on1を導入したのか?リモート時代における新しいフィードバック文化
目次
リモート環境の課題感から見えてきた「対話の必要性」
週3回の1on1が解決する課題
リモート環境の課題感から見えてきた「対話の必要性」
働き方が大きく変わった今、リモートワークが主流となり、対面での会話やフィードバックの機会が激減しました。私たちの会社Riberteも、業務の8割以上がリモートで行われています。
私が特に課題に感じている点は「社会人生活をコロナ禍でスタートさせた20代の若手社員へのフィードバック」です。20代はキャリア形成にとって最も重要な時間ですが、いまの社会は誰かから直接フィードバックをもらえる環境や機会が圧倒的に少ない状況だと感じています。
コンサルタント職は高度なスキルと裁量が求められ、課題解決に向けた自発的なアプローチが必要不可欠です。しかし、自分のやり方が正しいのか、あるいはもっと良い方法があるのかを試行錯誤するためには、他者からのフィードバックを得る場が必要です。
こうした背景から「対話の場を意図的に増やす」ことを目的に、週3回の1on1を導入しました。
週3回の1on1が解決する課題
週1回の1on1でも一定の効果はありますが、週3回に増やすことで、Riberteでは次のようなメリットが得られると考えています。
- メンバーが課題を「タイムリー」に共有できる
- 成長を加速させるためのフィードバック機会が増える
- お互いの人間性を深く理解できる
曜日ごとにテーマを設けることで、1on1の質を高めています。
- 月曜:課題共有と今週のタスク設定
- 水曜:タスク進捗の確認と壁打ち
- 金曜:よもやま会(自由な会話)
こうした仕組みにより、
メンバーは情報アウトプットの中で、プロジェクト状況や自身のタスクの解像度を上げる機会となり、私はメンバーの不安や課題感を早期にキャッチし、解決に向けたサポートができる体制を作っています。
次回は、具体的にどのように1on1を進めているのかをご紹介します!