ビッグマック500円から考える「人件費」と生産性
春闘賃上げが5%~6%というニュースを見かけます。2月に値上げしたマクドナルドの「ビッグマック(500円)」を分解して人件費視点でざっくり見てみたいと思います。営業利益は1個当たり10%(50円)と高い水準です。500円のうち25%(125円)が人件費、飲食業界で人件費比率が25%は低い水準です。利益率と人件費比率だけ見ると、「もっと給与を上げるべき?」と考えてしまいますね。賃上げを支えているのは利益なのでしょうか?または利益だけなのでしょうか?利益率10%は優秀ですが、賃上げを支えるのは利益だけではなく生産性です。以下で労働分配率※を計算すると40%と低い水準になります。これは人件費を抑えているのではなく、標準化されたオペレーションや高い回転率によって大きな付加価値を生み出しているということです。賃上げを考えるとき、人件費の水準だけを見るのではなく、企業がどれだけの付加価値を生み出しているのかという生産性の視点の参考になれば幸いです。
※労働分配率=人件費÷付加価値(売上高-食材原価)
41% ≒ 130円 ÷ 315円(500円-185円)