■保育業界の未来を創る:新卒保育士版就活カフェを起点とした採用イノベーション
私たち『株式会社ぴたカフェ』は、「保育業界の採用を就活カフェ型採用で変える」という独自のアプローチで、保育士の早期離職という深刻な社会課題に挑戦しています。一般的な就職課経由が主流だった従来の採用・就職の仕組みに、「第三の場所(サードプレイス)」という概念を持ち込み、学生と新卒採用をする保育施設が「本音で語り合える関係性」を築く新しいモデルを確立しました。
☕ ぴたカフェ:保育学生のための「第三の場所」
ぴたカフェは、職場でも学校でもない、保育学生と保育士のためのコミュニティスペースです。私たちは、単なる情報提供の場ではなく、学生が日常的に立ち寄り、リラックスした環境で本音を話せる「サードプレイス」を提供することで、就職活動における相互理解の不足を解消し、ミスマッチの防止に貢献しています。
ぴたカフェが提供する3つの価値
ぴたカフェでは、学生の学習・キャリア・コミュニティの3つの側面からトータルでサポートしています。
💡 保育の職能サポート
実習準備、課題対策、保育案作成の支援
絵本や季節の制作など、保育材料が無料で使える工房スペースを提供
💼 キャリアサポート
就職相談、実習園選び、キャリアデザイン、転職相談など
カフェでの日常会話を通じて、学生の悩みや不安を丁寧にヒアリング
🤝 コミュニティ形成
保育学生・保育士・園長先生・地元企業の交流の場
カフェというリラックスした空間で、緊張感なく関係性を構築
なぜ「カフェ」なのか?
私たちは、幼児教室の教材提供事業を通じて、保育業界の深刻な「早期離職(約25%が3年以内)」という課題に直面しました。この主な原因が、就職前の「相互理解の不足」だと突き止めました。
緊張感のある説明会や面接室では、学生も保育施設側も「良い面」だけを見せがちです。しかし、お菓子やアイスを囲んだカフェという空間では、自然な会話が生まれ、園の雰囲気や日常が具体的にイメージできるようになります。この「場」の力が、従来の採用活動では難しかった**「本音での対話」**を可能にしているのです。
🚀 新しい採用モデル:出会いの「質」を変える
私たちは、従来の**「求人票を出して待つ」という受け身の採用から、「認知→母集団形成→インターン→求人」**という体系的なプロセスへの転換を保育施設に提供しています。
成果を生む具体的な取り組み
学生主体の就職イベント「HOCARI JOB」
学生自身が企画・運営を担うことで、会場の雰囲気が和やかになり、参加者は私服OK。
従来の合同説明会とは異なり、学生の質問の質が格段に高いと参加施設から評価されています。就職学年だけでなく、実習先を探す下級生も参加し、早期の母集団形成に寄与しています。
園見学への同行支援「保育園ピクニック」
インターンシップや園見学に一歩踏み出せない学生に対し、ぴたカフェのスタッフが同行。学生の「小さな一歩」を後押しし、インターン活用を促進しています(2024年度は273名が参加)。
保育施設の魅力言語化支援
インタビューやアンケートを通じて、各園のスタッフが無意識に大切にしている理念やビジョンを明確化し、独自の魅力を学生に伝わりやすい言葉に変える支援を行っています。
上記に加え、新たな取組として、
『時短勤務に特化した保育士転職支援サービス』と『幼保事業者向け採用代行サービス』もスタートしています。