2025年初ご挨拶|革故鼎新の精神で次のステージへ
革故鼎新の精神で次のステージへ 2025 年、私たちバイオマスパワーテクノロジーズ株式会社は、創業10周年を迎える節目の年を迎えます。創業以来、私たちは『バイオマスによる林業イノベーション型地方創生エネルギー事業~資源循環型社会の創造~Building the possibilities of Biomass Energy』を経営理念として掲げ、我が国のエネルギー問題という国家的社会課題解決の一翼を担い、脱炭素社会実現に向けた産業構造の転換~森林業と再生可能エネルギー事業を融合した地方創生型カーボンニュートラル新産業の創造~に向けて邁進してまいりました。本年の干支は「巳年(へびどし)」で、十干は「乙(きのと)」、「乙巳(きのとみ)」とも呼ばれます。「乙巳(きのとみ)」は60年周期の干支の中で42番目に位置し、「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年で、蛇が脱皮するように新しく生まれ変わり、進化を遂げるという象徴的な意味合いがあるとされています。この10年間の実績を礎に、新たな変革と挑戦の年を迎えるにあたり、古い制度や仕組みなどを新しいものに革新していくことを意味する「革かく故鼎こてい新しん」という言葉が示すように、本年の干支「乙巳」に象徴される「脱皮」や「再生」の力を胸に、私たちは「革故鼎新」の精神で、これまで築いてきた基盤をさらに発展させ、時代の変化に適応しながら、当社グループの次のステージに向けて、新たな価値を創造していく所存です。私たちは、バイオマス発電事業と林業事業を融合させ、地域内で富を循環させる「エネルギーの森構想」の実現を目指し、ソーシャルグッドでサステナブルなビジネスモデルの構築を目指しています。2022 年度より3年連続で採択された林野庁「新しい林業」経営モデル実証事業、2023 年度から6ケ年事業として採択されたNEDO「エネルギーの森」事業における早生樹育成実証、いなべ市との官民連携による放置森林の大規模整備事業や生物多様性保全事業など、地域経済に根差したバイオマスエネルギー事業者として、地域の森林資源を最大限に活用・保全するとともに、日本林業の再生に貢献し、人と森林・林業をつなぐインタープリターとしての役割を担うべく、引き続き、積極果敢に事業展開してまいります。 さらに、2025年春には、全国初となる完全NON-FITプラントである『パワーエイド三重シン・バイオマス®松阪発電所』を稼働させる予定であります。このシン・バイオマス®発電所は、FIT制度などの国民負担に依存せず、環境や社会の持続可能性を重視しながら、地域における循環経済(サーキュラーエコノミー)を「新たに」「真に」切り拓いていくという想いを込めたビジネスコンセプトである『シン・バイオマス®』を具現化する事業であり、地方創生型カーボンニュートラル新産業の創造に向けた画期的かつ象徴的なプロジェクトであります。私たちは、創業10年目の節目にあたり、過去の成果に甘んじることなく、次の10年に向け、さらに一歩進んだ「革故鼎新」を皆さまと共に実現していく所存であります。本年も引き続き変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 ~2025年初にあたって~ バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 北角 強 拝