短パルスレーザー援用パルスプラズマ推進機の基礎研究
大学では航空宇宙工学、特にプラズマ物理や電気推進が専門でした。 小型人工衛星に搭載可能な未来の推進機を研究をおこなっていました。 それは電気推進とレーザー推進を組み合わせた短パルスレーザー援用パルスプラズマ推進機と言います。 この短パルスレーザー援用パルスプラズマ推進機の形状や仕組みは非常にシンプルです。形状は,電極間に固体材料を挟み込みます。そして固体材料に大きなエネルギーを持ったレーザー光を照射すること、固体材料表面にプラズマが発生することを利用します。 プラズマは、電子とイオンが別れた状態です。電極に充電電圧印加し、プラズマ発生後、電極間が短絡し放電電流が発生します。そして、放電電流周辺で自己勇気磁場が発生し、ローレンツ力によってプラズマが加速、推力得ることができます。シンプルかつ高比推力が期待され、需要が増加する小型人工衛星の新しい推進システムとして期待ができます。 より高比推力な推進器を実現するため、短パルスレーザー援用パルスプラズマ推進機の加速特性を明らかにするための基礎研究を行っていました。