茨城大学 / 情報戦略機構 助教
無線LAN認証ログを用いた学生の活動傾向の分析
従来,学生の活動状況は教務情報に基づいて把握されてきたが,教務情報は修学に付随して発生することから,課外活動やキャンパス内での日常的な行動を捉えるには不十分であるという課題がある.そこで本研究では,大学の情報基盤に記録される無線LANアクセスポイント(AP)の認証ログを用いることで,学生の活動傾向を補足することが可能か検証を行う.分析のために,APの認証成功ログに対してWord2Vecによる分散表現を適用し,APを実数空間に埋め込むことで,キャンパス内の構造に対応した位置関係を構成した.さらに,この埋め込み空間を用いて学生の移動履歴を時系列的に分析し,逸脱度の推移に基づいてクラスタリングを行った.その結果,特定の認証情報と学生の属性・行動傾向との関連が確認された.