東京大学大学院(Graduate School, The University of Tokyo) / 工学系研究科建築学専攻
首都直下型地震を想定した木造密集市街地における「時限的市街地」の提案
東京都の『震災復興マニュアル』中、「時限的市街地」を想定した復興計画を策定する可能性のある地域がありうることが⽰されている。「時限的市街地」とは、阪神・淡路⼤震災時に⺠間主体で唱えられた「仮設市街地」の考え⽅を基に、⾸都直下型地震の際に都市計画事業を適⽤するエリアで復興事業遂⾏の期間、地権者等が当該エリアに住み続けながら復興に関わる計画・合意形成・実施・まちづくりに、主体的に関わる地区である。 本プロジェクトは、都内の具体の⽊造密集市街地を仮に敷地として選定し、復興計画を建築設計レベルまで落とし込む仮想的な図上訓練であり、今後起こりうる時限的市街地復興計画に資することを⽬的としている。