株式会社絆JAPAN / 取締役
同じマンションなのに査定価格が違うのはなぜ?🏢 不動産の仕事で大切にしたい「数字の根拠」
🏢「同じマンションの部屋が高く売り出されているから、自分の部屋も同じ価格で売れるのでは?」 マンションの売却相談で、こうした疑問を持つことは自然なことです。 しかし、不動産の価格は、同じ建物だからといって一律に決まるものではありません。 今回は「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」を題材に、不動産の売却査定と、その数字の背景を読み解く仕事について考えてみます。 🔍 価格には、それぞれ異なる意味がある マンション売却では「売出価格」「査定価格」「成約価格」という三つの価格が登場します。 売出価格は売主が希望する販売価格。査定価格は不動産会社が取引事例や物件条件を基に算出する価格。そして成約価格は、売主と買主が合意して実際に契約した価格です。 似ているようで、意味はそれぞれ異なります。 広告に掲載されている価格が、そのまま実際の売却結果を表しているわけではありません。 この違いを分かりやすく説明することも、不動産の仕事に求められる大切な役割です。 🏙️ 同じマンションでも、一つとして同じ住戸はない 建物の所在地や築年数が同じでも、階数、方角、眺望、専有面積、間取り、室内の状態は住戸ごとに異なります。 高層階からの眺めに魅力を感じる方もいれば、生活動線や収納の使いやすさを重視する方もいます。 購入希望者の価値観も一人ひとり違います。 だからこそ、単純に面積や販売価格を比較するのではなく、それぞれの住戸が持つ特徴を整理することが必要です。 📊 情報を集めるだけでは、適切な判断につながらない インターネット上には、さまざまな不動産情報が掲載されています。 しかし、同じ住戸を複数の仲介会社が広告している場合もあり、掲載件数がそのまま販売中の住戸数になるとは限りません。 広告の更新日と実際の販売状況に時間差が生じることもあります。 過去の成約事例についても、取引時期や住戸条件を確認しなければ、現在の価格を判断する材料として十分とはいえません。 大切なのは、情報の量だけでなく、その情報が何を示しているかを見極めることです。 🤝 高い査定価格よりも、納得できる説明を 複数の不動産会社に査定を依頼すると、異なる金額が提示されることがあります。 参考にした成約事例、室内状態の評価、競合住戸の状況、想定する販売期間などによって、査定結果には違いが生まれます。 そのため、査定価格を比較するときは、金額そのものだけではなく「なぜ、その価格になったのか」を確認することが重要です。 提示された数字の根拠を説明できるか。売却希望者が抱える疑問に、分かりやすく答えられるか。 不動産の専門知識は、こうした説明を通じて初めてお客様の判断に役立つものになると考えています。 🌱 不動産の仕事は、判断材料を整理する仕事でもある マンション売却には、住み替えの予定、売却希望時期、建物の管理状況、室内の状態など、さまざまな条件が関わります。 必ずしも査定価格が高ければよいわけではなく、早く売却することがすべての方にとって最適とも限りません。 だからこそ、一つの数字に結論を求めるのではなく、お客様が何を優先したいのかを理解し、必要な情報を整理する姿勢が大切です。 専門知識を持つことと、その知識を相手に伝えられることは別の能力です。 不動産に関わる仕事では、その両方が求められているのではないでしょうか。 📖 今回のテーマについては、ザ・タワー&パークス田園都市溝の口の売却を例に、競合住戸の比較方法や成約事例の見方、査定価格の確認事項などをブログでも整理しています。 https://kizuna.senseproject.jp/?p=10388 不動産の価格は、単なる数字ではありません。その背景には、物件ごとの特徴と、売主や買主それぞれの事情があります。 そうした違いを丁寧に読み解き、納得できる判断につなげていくことが、不動産の仕事の重要な役割だと考えています。 #不動産業界 #不動産仲介 #マンション売却 #不動産査定 #売却査定 #中古マンション #不動産の仕事 #顧客対応 #溝の口 💬 皆さんは、専門家に相談するとき「結論の分かりやすさ」と「その根拠の説明」のどちらを重視しますか?