株式会社絆JAPAN / 取締役
同じマンションなのに売却査定が違う理由。603戸の大規模マンションから考える不動産の評価と仕事の本質
🏢 同じマンションなのに、売却査定の評価が違うのはなぜでしょうか。 不動産の仕事では、物件の所在地や築年数、専有面積など、さまざまな情報をもとに評価を行います。 しかし、数字や物件概要だけでは判断できないことも少なくありません。 今回、横浜市戸塚区にある総戸数603戸の大規模マンション「ラムーナ横浜戸塚」を題材に、売却査定の考え方を整理しました。 このテーマには、不動産業務で大切にしたい「情報を正確に捉え、その違いを説明する」という視点が含まれています。 ■同じマンションでも同じ価値とは限らない 🏙️ ラムーナ横浜戸塚は、フォレストリッジ、スカイリッジ、パークリッジという3つの棟群で構成されています。 同じマンションであっても、棟の位置や階数、方位、間取り、室内の状態によって住環境は異なります。 さらに、周辺道路との位置関係や共用施設までの移動経路なども、暮らしやすさを考える材料になります。 例えば、駅へのアクセスを優先する方もいれば、住戸の広さや日当たり、家族構成に合った間取りを重視する方もいます。 購入希望者が求める条件は一人ひとり違うため、単純な比較だけでは物件の特徴を十分に伝えられません。 ■査定額の高さだけで判断しない 📊 マンション売却で参考になるのが、同じ建物内の成約事例です。 ただし、広告に掲載された売出価格と、実際に売買契約が成立した成約価格は異なります。 さらに、成約時期や住戸条件が違えば、その事例を現在の査定にそのまま当てはめることもできません。 不動産会社が提示する査定額についても、金額そのものだけではなく、どの事例を採用し、条件の違いをどのように評価したのかを確認する必要があります。 私たちが不動産の仕事で意識したいのは、単に評価結果を伝えるのではなく、その理由まで分かりやすく説明することです。 ■建物の管理状況も購入判断につながる 🏗️ 中古マンションでは、室内の状態に加え、共用部分の維持管理も確認対象になります。 大規模修繕の実施履歴、今後の長期修繕計画、修繕積立金の状況などは、購入後の暮らしを考えるうえでも見逃せない情報です。 ただし、将来の修繕計画と正式に決定した工事、修繕積立金の改定案と承認済みの内容は区別しなければなりません。 不確かな情報を断定せず、管理組合や管理会社の最新資料を確認する姿勢が求められます。 ■リフォームをしていない住戸にも、それぞれの売却方法がある 🔧 中古マンションでは、設備の更新状況や内装の傷みが購入判断に影響します。 一方、買主が購入後に自分の好みに合わせて改修したいと考える場合もあります。 そのため、売却前のリフォームが必ずしも適切な選択とは限りません。 現状を正しく把握し、必要な情報を整理したうえで販売方針を考えることが大切です。 ■不動産の仕事は、情報の違いを丁寧に伝えること 🤝 同じ建物、同じような間取りであっても、一つとして同じ住戸はありません。 そして、購入希望者の生活スタイルや住まいに求める条件も異なります。 物件情報を整理し、比較対象との違いを明らかにし、お客様が納得して判断できる材料を提供する。 これは、仲介や売却査定に限らず、不動産業務全体に通じる考え方だと思います。 AIやデジタルツールによって情報収集や比較が便利になっても、現地の状況を確認し、その情報が何を意味するのかを判断する仕事は欠かせません。 新しい技術を活用しながら、数字だけでは表せない住まいの特徴も丁寧に伝えていきたいと考えています。 📖 今回のブログでは、ラムーナ横浜戸塚の棟構成、交通条件、住戸ごとの評価の違い、管理状況、売却査定前に確認したい書類などを整理しています。 https://kizuna.senseproject.jp/?p=10408 #ラムーナ横浜戸塚 #不動産売却 #マンション売却 #不動産仲介 #不動産業界 #中古マンション #売却査定 #不動産実務 #住まいづくり #顧客対応 #不動産DX #AI活用 #横浜市戸塚区 💬 不動産の仕事に限らず、皆さんはお客様に提案をするとき、結論や数字だけでなく「その判断に至った根拠」をどのように伝えていますか?