生き物採集
私は幼少の時から、沢山の生き物と触れ合い、その魅力を多くの人達に伝えることに大きな生きがいを感じて参りました。5歳の時、長野県軽井沢町で父親と一緒に冬眠から目覚めた大きなアオダイショウを見つけて、その迫力に圧倒されたことがきっかけです。それ以来、私は川や海、森、水田などの自然があれば積極的に冒険し、そこで捕まえた魅力的な生き物の話を多くの人達に伝えるようになりました。長野県軽井沢町の川「茂沢川」ではイワナやサクラマス等の採集に挑戦し、生き物を捕まえることの大変さを実感しました。長野県軽井沢町の「軽井沢野鳥の森」ではヤマカガシやジムグリ等を捕まえて、自然の中で生き物と触れ合う楽しさを実感しました。自由学園の行事で中高6年間挑戦した本格的な登山(赤岳、硫黄岳、蝶ヶ岳等)では「自然の係」を担当し、山にいるエゾムシクイやマムシグサ等の魅力的な動植物の紹介をしました。登山では高山に生息するハコネサンショウウオやライチョウ等の希少な生き物を間近で見ることができて、「山に登って本当に良かった」と深く感動し、登頂した際に大きな達成感を得ることができました。高校1年生の時、太平洋の生き物への関心から旅行で行った小笠原諸島の父島では、図鑑でしか見たことがないオガサワラオオコウモリ等を目の前で観察するという貴重な経験をすることができました。高校生の時、校内を流れる川の生態系への関心から、「川管理の係」を担当し、川の清掃と生態系保全を行い、プレコをはじめとした多くの外来種や、絶滅危惧種ホトケドジョウの発見に繋ぐことができました。高校2年生の時に参加した国土交通省の新河岸川流域川づくり連絡会が主催する「第13回川でつながる発表会」では、「川管理の係」の活動内容と、川で確認された絶滅危惧種と外来種に関する報告など、意義のある発表をすることができました。自由学園最高学部で2年間参加した実習「日本の食・米作りと頒布」では、栃木県の水田にて田植えや草刈り等の作業をしながら水田にいるニホンアカガエル等を観察し、同期の学生や担当の教授にそれぞれの生き物の解説を主体的に行いました。このように、沢山の生き物と出会い、その魅力を多くの人達に伝えることが私の原動力であると感じており、自然の生き物に対する強い関心と強い探究心を御社の業務の中で最大限活かして参りたいと思っております。 ※本記事の写真は全て私、小谷野 稜平が撮影したものとなっております。