自由学園最高学部 / リベラルアーツ学科
日本の食・米作りと頒布
この実習は、稲の苗を水田に植えて育てるところから始まり、秋に収穫したお米を全国のお客様に頒布するところまで行われます。水田の除草作業などを行う中、カエルなどの生き物を身近にして「いかに本物を見ることが大事なのか」、「いかに本物に触れることが大事なのか」を強く実感することができました。何故ならそこには図鑑を読むだけでは到底理解し得ない世界が広がっていたからです。それだけではなく、実習の中で「頒布の係」も担当し、全国のお客様に向けて「共感できる文章」を追求した宣伝のメッセージを書き、収穫したお米を袋に詰めて搬送する作業をしたことで、お米の頒布に大きく貢献することができました。「やりたいこと」と「やらなければならないこと」を同時に行うことができたこの経験は今の私を大きく支えています。