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ゼンシンを卒業します

こんにちは!
ゼンシンの川岸です。

タイトルにもある通り、7月末で私川岸はゼンシンを卒業することとなりました。
(本当は2023年6月20日に正社員としては退職済で、7月末までは業務委託という形式をとっていました。)
2021年6月21日に入社し、丸っと2年。本当にお世話になりました!!


ゼンシンへは人事として入社し、新卒/中途採用、教育、評価/報酬などいろーーーーーんなことに携わらせていただきました!

スーパー濃い2年間ではありましたが、今回は少し整理をしながらこの2年でゼンシンから得た経験や学びを書いていければなと思います。

ちょっと長くなるので、適宜飛ばして読んでいただけると嬉しいです。

ゼンシンへ入社した経緯

まずはゼンシンと出会い、なぜ入社したのかについて簡単に触れます。

ゼンシンへ入社した理由は結論「人事として今後のキャリアを進める上で、この環境がベストだと思ったから」です。極めてエゴに満ちているなと僕自身も思っています。笑

ただ、実はゼンシンと出会ったきっかけは人事ではなくマーケでした。
前職を退職し、次何しようかなと思っていた中で、「マーケってかっこいい!やりたい!」という素晴らしく脳死で直感のみで転職活動を行なっている中でたまたまゼンシンの求人を見つけて応募、カジュアル面談を受けました。
そこで今も人事について教えてもらっている寺田さんと出会いました。

カジュアル面談ではマーケを目指している理由などをつらつらと話しながら質問を受けましたが、まぁ本当に何も答えられない。
そら何も考えずにマーケやりたいって言ってるだけなので、ロジックなんてあるわけないです。

そこで学生時代から気持ちとして持っていた「人事」を寺田さんに打ち明けることとなります。
そもそも社会に出て1年しか経過していない未経験の若造が人事なんてなれるわけないと思っていましたが、ゼンシンはちょうど人事職の採用をかけようとしているところだったらしく、そのままマーケから人事にチェンジして選考に進みました。

ゼンシンで何をしてきたのか

入社してから退職するまでの2年は一貫して人事を担当していました。

ただ、どんどん色々なことにチャレンジさせてもらえていたので、かなり濃ゆい2年でした。

例えば、
2021.06 入社
2021.12 新卒採用やるぞ!ということが決まり、新卒採用のPLにアサインされる
2022.01~06 ひたすら新卒。説明会も面接も全て担当させてもらって実施。
2022.09 サウナを販売することになり、なぜか商品企画のいち担当者に。
2022.11 新卒を迎えるために研修制度の企画を開始
2022.12 評価/報酬制度に携わらせてもらう。全社員の評価確認、賞与策定
(ついでに忘年会の幹事とかしながら息抜きする)
2023.01~03 完全内製の研修制度にするために他の人事メンバーに尻を叩いてもらい、知恵をいただきながら進める。
2023.04 入社式云々の企画、人事研修を実施し、一旦新卒領域完了。

みたいな感じでやりたいことをやりたいようにやらせてもらってた怒涛の2年間でした。

ちなみに新卒採用真っ只中2022年の1〜6月の記憶はあまりありません。笑
おそらく本当に必死だったんだと思います。
(振り返るともうあと2倍いけたやろとは思っています)

▼ストーリーも色々書きましたので、当時の思いなどはぜひそちらをご覧いただけると嬉しいです。

23卒内定式が終了しました! | 株式会社ゼンシン
こんにちは!川岸です!9月30日〜10月1日にかけて、2023年卒の内定式を行いました!よりゼンシンを知り、ファンになっていただき、内定者同士の親睦を深め、4月からの社会人人生スタートがより楽し...
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新卒社員が入社されました!!! | 株式会社ゼンシン
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どのプロジェクトも面白かったですが、特に新卒採用に関しては
よちよち人事だった僕をせめて自分で立てるくらいにまでは成長させてくれた偉大なるプロジェクトだったなと思います。

あとは評価/報酬も思い出深いです。
寺田さんと昼から始まった全社員の賞与を決めるMTGが夜中2時すぎまでかかって
お互いヘロヘロになりながら終えたのは今でも覚えています。
(今だから言えますが、あのときは全てを投げ捨てて会社に泊まりました。笑)

ゼンシンで何を学んだのか

いよいよ本題になります。
2年間で様々なことを学ばせていただいたので、ここで何個かトピックとして紹介します。
もちろん役職や部署によって見解は大きく異なるのであくまで川岸の主観だと思ってください。

①とりあえずやってみる。は死ぬほど大事

僕は臆病なタイプなので、何かアクションを起こすときには相当な覚悟を持たないとできません。

本当にすぐアクションを起こせる人を見るとぐぬぬという嫉妬に満ちた感情で溢れかえります。

ただアクションを起こさなければ何の結果も得られないというのは頭ではわかっていましたが、なかなか変えられず、、、。

そんな中途半端な状態でジョインしたのですが、ゼンシンは次から次へとえげつない裁量と大きなミッションを与えてもらえるので、アクション起こすのが怖いなんて言ってたら一切仕事が進まなくなります。笑

でもアクションを起こしてしまったら後戻りはできないですし、
意外とやってみたら楽しいなんてことも多くてまた新たな川岸を発見することができました。

そしてやってみるからこそ成果を出せるというのは大いに経験として得ることができました。
はじめの一歩のハードルをどれだけ下げられるか。今もなお課題ではありますが、入社当時と比較すると大きな進歩はしている気がします。

②自責で仕事をすること

ビジネスシーンでは「自責」ということは特に新卒に伝えるワードトップ5にはランクインするとは思いますが、こいつの重要性は痛いほどよくわかりました。

自責の対義語は他責ですが、もしとある2人のビジネスパーソンAさんとBさんの自責/他責の関係性をパターン化すると
①A:自責-B:自責
②A:自責-B:他責(逆も然り)
③A:他責-B:他責
のように3パターンに分けられるかと思います。

それぞれのパターンがどのような状態かを見てみると
①スーパー理想系。ミスに対して自分の非を真っ直ぐに見つめ、お互いが改善を実施できる。
②自責が詰むパターン。全部1人で抱え込んでしまう危険性大。
③終わり。全員ミスに対して非を認めようとせず「オメーが悪いんだよ!!!」と言い合う。

この2年を振り返ると僕は全て経験できたなと思います。
無意識的に他責になって自分の非を認めなかったことはありましたし、他責から攻撃されて死にかけたこともありますし、自責同士で建設的な議論をしてびっくりするほどスムーズに問題解決と再発防止に取り組めたこともあります。

だからこそ自責って死ぬほど大事だよね。ってことも分かりましたし、行きすぎた自責は逆に大罪ということも知りました。
アクシデントが起きた時はまずは自責で全て考える。その後に他者について考える。
という順序は引き続き鉄の掟として胸に刻んでおきます。
(本当は誰かが悪いという人に原因があるという考え自体おかしいよね。ってことも書きたいのですが本筋と逸れるので割愛)


③完璧を求めて仕事しない

何か資料を作る際に、ついつい自分の納得のいくものを作らないといけない。
という衝動に駆られて時間がかかってしまう。
できた!と思って他者に見せると大量のフィードバックが返ってくると言う経験は日本人であれば多くの方が経験したことではないでしょうか。

そもそも完璧なんてこの世にあるのかみたいな話はさておき、所詮1人で作ったもののクオリティなんてどれだけ頑張ってもたかが知れてるんだから、50%くらいできたと思ったら他者に見せてFBをもらった方がいい。というのはもはやお作法なんじゃないかと思うくらい大事だと学びました。

iOSだって大型アップデートをしたばかりの時は不具合が絶対出るから一旦アップデートするな。と言われているのは、Appleですら完璧は作れないというのを表してるよね。
と上司に言われたときに即腹落ちした覚えがあります。

自分のエゴだけで完璧を求めるのではなく、チームで作り上げることを念頭においてこういうのは進めないといけないですね。

④選択と集中、余白を作るという仕事の進め方

ゼンシン人事部での仕事の進め方は特徴があります。
たとえば、MTGは極力やらない。基本はチャット上で全て完結させて、言語化が難しいが情報共有をしないといけない場合や、その他の目的がある場合のみMTGを実施していました。
なので、2年間での総MTG数は15回以下なんじゃないでしょうか。
この仕事の進め方すべてが気づきであり学びでした。

ただ一方で全てのコミュニケーションがチャットというわけではなく、
あえて何も議題を立てずにコミュニケーションをとることもあります。それが1on1です。

大体面接後に行うことが多いのですが、何一つ議題は決まっていません。
とりあえずおしゃべりするくらいの感覚でした。というか相互理解につながっていたらOKくらいの感じといえばハードルの低さは伝わるでしょうか?

なので、あるときには一切頭を使わず、かつ抽象的で結論もない「占い」で盛り上がったこともありました。B型だからなんちゃらとか、天秤座だからなんちゃらという何の生産性もない会話を繰り広げたこともよくありました。
(そのときは僕が疲れ果ててたのであえて頭を休める時間を上司がくれたからその話題になったのですが)

効率性やコストを強烈に意識するも、緩いところは極めて緩い。
そう言った選択と集中、余白を作るというところの使い分けが非常にうまい組織でした。


⑤すべてを楽しむ

仕事に想定外はつきもので、特にゼンシンはスピード感を重要視しているからこそ想定外のことがよく起こります。
そんなときに楽しめるのか!?は相当鍛えられたなと思います。

ときには理不尽なこともあったりはしましたが、それでも前向きに楽しむ。
ふとしたときに自分の発する言葉が以前と違うなと感じることができたので変化に気づけました。

例えば、仕事が終わらない時は「ぱつる」なんて言葉を以前は使っていましたが、いつの間にか「盛り上げる」に変わってましたし、想定外の出来事に直面したときには「俺は今試されている」なんてことを同僚に言いながら立ち向かったりしてました。

楽しめれば辛くはないもので、想定外のことが起きても未だに最初はばたつきますが、一息ついて前向きに立ち向かっていくようになりました。

仕事と思うな、人生と思えってことですね(?)


他にも仕事については本当に多くのことを学びましたし、人事哲学みたいな部分も少しずつ自分の中で形成することができました。
ただ、そんなことよりももっと重要な人としてどう生きるのかであったり、仕事のスタンスみたいなところで多くのことを学ばせていただいたなと思っています。

最後に

ゼンシンでの2年間で本当に多くの学びを得させてもらいました。
もちろんそのまま他の企業で得たものが通用するとは思っていませんが、根底の人としてどう生きるのかといったようなビジネスパーソンではなく、川岸の人生に焦点を当てた学びはこれからも大切に、ときには変化しながらこれからも深めていかなければならないものばかりでした。

人々を世界をドキドキワクワクさせるゼンシンは、多くの面において課題だらけの企業ではありますが、社員一人一人エネルギッシュに前を向いている素敵な組織です。

そんな組織に人事未経験ながらその仲間に入れていただき、仕事をさせえてもらえて幸せでした。

改めてゼンシンメンバーの皆さま、本当にお世話になりました!
これからもよろしくお願いいたします!!!



p.s. 
To:ゼンシンの皆さまへ

この2年間本当にお世話になりました。
僕ばこの会社に巡り合い、このメンバーで仕事をできたことが本当に幸せでした。

時には真剣に収拾がつかないほどの議論をし、時には全力でふざけてを繰り返し続けた日々は本当に楽しかったです。

この2年間、皆さまを採用させていただき、一緒に未来に向けて歩ませていただき本当にありがとうございました。

今回僕は卒業となりましたが、これからはゼンシン社員ではなく、いちゼンシンのファンとして今後の行く末を楽しみにしています。

壮大なビジョンを描く前田さんと現実的に大胆且つ着実に進める現場がより一層アジャストし、
さらに大きなビジョンに向けて進んでいくゼンシンを応援しています。
ありがとうございました。



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