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「社員インタビューVol.2」~消防士から保険のプロへ! 損害調査部山崎さんの人生に迫ってみた~

皆さんこんにちは!来年4月に入社を控えています内定者の柏木です!
4月まであと4か月となってしまいました。迫りくる未来に胸を躍らせています!

今回の記事は、就活生の皆さんにゼンシングループを知ってもらうための特集、
「社員インタビューVol.2」をお送りしたいと思います。

題して、「消防士から保険のプロへ! 損害調査部山崎さんの人生に迫ってみた」

私自身このインタビューを通し、経験豊富なメンバーがご活躍されているグループの魅力を改めて実感できました。また山崎さんの言葉や考え方には多くを考えさせられました。
非常に学びの濃い内容になってます。是非最後まで読んでみてくださいね!

|Interviewee紹介

  • 山崎 豪夫
  • 2016年ゼンシングループに入社
  • 損害調査部の次長として活躍中
  • 趣味はラグビー

|大怪我により夢破れ、保険業界へ

Q1. 山崎さん本日はよろしくお願いします!早速ですが・・・これまでのキャリアを教えてください!

――学生の時から消防士になりたいという夢があり、大学卒業後は消防士として11年ほど働いていました。その後わけあって鑑定会社に転職し鑑定士として2年弱、そして損害保険会社で営業として1年弱働きました。そこから鑑定会社にキャリアを戻し経験を積んだ後、2016年にゼンシングループ入社に至りました。

Q2.消防士から鑑定士へキャリアチェンジしたきっかけはなんだったのでしょうか?

―――ラグビーで膝の靭帯を痛める大怪我を負ってしまったことがきっかけになります。

当時私は消防士として経験を積み、人命救助のための知識を身につけて、レスキュー隊として従事していました。消防士は子供の頃からの夢でしたし、レスキュー隊員として多くの人に貢献できる毎日は本当に充実していました。そんな時に、趣味で続けていたラグビーの試合中に大怪我を負ってしまいます。歩けなくなる程の大怪我。後にも先にもこれほどの大怪我はしたことがなく、この時の絶望感は一生忘れられないと思います。

担当してくれた医師からは、「ラグビー選手としても、レスキュー隊員としても、2度と復帰することはできない」と宣言されてしまい全ての希望を絶たれてしまいます。あまりの衝撃で一瞬思考が停止しました。人生終わりかなと思ったくらい。傍から見たら大したことないと言われるかもしれませんが、その時の自分に取っては生きるか死ぬかの瀬戸際でした。その後冷静に仕事について考える中で、それなりに可能性はあることに気づかされます。その中にはもちろん、レスキュー隊員には復帰できないとしても、消防士として残る可能性もありました。しかし自分にとっての消防士とは現場で人を救ってなんぼです。それができないのであれば意味がないと考えた私は、辞職を申し出ました。

即決断したのはいいのですが、地方の公務員は安定した職業で誰もが憧れるポジションです。そんな花形の仕事と夢を同時に手放し、一瞬にして何もない人間に成り下がってしまったショックは言葉で表せないほどでした。それでもリハビリを続け、希望が降ってくることを期待している自分がいました。しかし現実は本当に世知辛く、夢や希望の片鱗も、未来も見えない中でのリハビリは拷問でした。あの時期は私の人生で間違いなく最強の暗黒期です。ですがやはり人間は期待するようにできているんです。現に私も、暗黒期だというのに未来に希望を見つけるべく就職活動を開始しました。しかしここでも厳しい現実が待ち受けています。当時の私は、消防以外の経験は何一つ持たない30歳を超えたおじさん。そんな人間に対し地方の壁は本当に高かった。
チャンスというものが何一つ転がっていない現実に打ちひしがれた私は、一筋の光を東京に見出します。きっと東京なら何かしらのチャンスが転がっているはず。藁にもすがる思いで上京を決意します。

多くの会社にエントリーしながら就職活動を続ける中で出会ったのが「鑑定会社」。鑑定会社とは、被保険者が保険会社に火災保険を申請した際に、申請内容の正当性を判断するために、損害のあった住宅や建物を調査する会社のことです。これはいけると思いました。

消防時代に得た火災現場での経験を売りに、私は一世一代、ある鑑定会社に売り込みをかけます。そしてなんとかそこで働かせてもらえることになりました。

それがこの世界に入るきっかけになります。

Q3.とても辛い経験があっての転職だったんですね、、お話いただきありがとうございます。その後2年弱で損害保険会社での営業職にキャリアチェンジされていますが、これはどういった経緯だったのでしょうか?

―――鑑定会社で働いていた時に大学時代の先輩から声をかけられました。営業スキルや経営ノウハウを学び、数年後は代理店の経営者として独立することを前提としたポジションがあるよと。挑戦してみる?と聞かれた私は、

2 つ返事でOKしました。

なぜか。それはもちろん、条件面が悪くないということもありますが、それよりも、大学時代からよくしてくださっていた先輩が、今だに手を差し伸べてくれる事実に心から嬉しく思い、その期待に応えたいと強く思ったからでした。

ただこの営業、2年後の卒業を目指してスタートを切るも、100人入っても残るのは10人弱という、とてつもなく厳しいノルマが課されます。私も1年弱でリタイアすることとなってしまいました。
ということでその後は鑑定会社に戻り、鑑定士として再度キャリアを積むこととなります。

|一本の電話でゼンシングループへ

Q4.鑑定会社への転職を機に、保険業界と関わりの深いキャリアを歩まれていたのですね。そこからゼンシングループへはどのような理由で転職されたのでしょうか?

―――ゼンシングループへは、株式会社F I Sの現会長である渡邊さんから声をかけていただいたことがきっかけです。

実は先ほどお伝えした損害保険会社で、渡邊さんは私の上司でした。
元上司の渡邊さんからの電話は、「あー、、何かやらかしたなきっと・・」という想いが頭を駆け巡るという最悪の瞬間でした(笑)ビクビクしながら電話に出てみると、相変わらずの快活な声が耳に飛び込んできました。そして、ご自分が損害保険会社を退職し、今は株式会社FISという会社で代表取締役を務めているという報告をいただきました。その後取り留めもない話をしている中で突然、一緒に働いてほしいと打診をいただきました。

ここでも私から出た答えは即OK。ゼンシングループへの入社を決めます。

Q5.また即断即決で!一般的に変化に即乗りすることってなかなかできることではないと思うのですが、、山崎さんはどうしてここまで即決することができるのでしょうか?

―――一度どん底を経験しているからか変化に対する恐怖心があまりないのかもしれません。またその経験から、誰かからお声をかけていただくことに対して誰よりもありがたみを感じるようになっているんだと思います。

声をかけてくださるということは、自分に対して何かしらの想いがあるからです。
自分という存在を気にかけてくれる、その気持ちがとてもありがたいと感じるんです。そして、その気持ちに応えたいという思いも人一倍強い。

その人の想いに応えたい、これが私の即断即決の理由です。

Q6.どん底に落ちた経験が今に生きているんですね!素敵です!ゼンシングループ入社後はどのように働かれていますか?

―――入社してからは、損害調査部の部長として3年ほど働きました。

実はその後、一度別の火災保険会社へ転職をしています。
ゼンシングループ入社から3年ほど経った時、自身の更なる成長を求め転職を決意しました。
しかし、1年ちょっと働く中で少し伸び悩みを感じるようになりました。

そんな時に再び!渡邊さんからお電話をいただきゼンシングループに戻ることになります。

|仕事の中で意識していることは信頼と社会貢献

Q7.成長を求めて一度転職され、その後ゼンシングループに戻られていたんですね!戻られてからはどのようなことを意識して仕事に臨んでいらっしゃいますか?

―――意識していることは大きく2つあります。

1点目が、信頼関係を構築すること。
2点目が、社会貢献できているかということ。

1点目は、同じ会社の仲間、取引先、お客さんなど関係する全ての皆さんとの信頼関係になります。

自分の言動がどこでどう影響しているのか。その点は常に意識しています。
人によって正しさは違うので、仕事をしていくと利害が一致しない場面が出てくるんですね。
そんな時鍵になるのが日頃から積み重ねてきた信頼関係です。
信頼関係があるからこそ交渉できるものなので、お互いが気持ちよく仕事をしていくためにも、日々自分ができることに真摯に向き合うこと、この点は常に意識しています。

2点目は、迷った時に立ち返る原点としている概念です。

仕事をする中でどちらの行動を取るべきか迷う場面は必ずあります。
そんな時、この決断は「世のため人のためになっているか」を考えて選択するようにしています。
この点はFISのクレドにも記載されている「やり方より、あり方」に共通している部分です。

Q8.クレドを体現されているんですね!素晴らしいと思いました!個人的に山崎さんの高いコミュニケーション能力や気配り力を尊敬しているのですが、この力はどのように醸成されたのでしょうか?

―――クレドは全社員で様々な意見を出し合い作ったものなので、体現なんて大袈裟なものではなく、普段から意識せずとも心の中にあるものなんです。なので全然私が素晴らしい訳ではありません。

コミュニケーション能力や気配り力ですか。。たぶんラグビー経験が大きく影響しているかもしれません。ラグビーでは10番という司令塔ポジションを任されていました。
試合の中でチームの舵をとる時、メンバーの顔色などを見て状況を把握し、適切なパスを出していく必要があります。
普段所属しているチームならまだしも、県選抜などほぼ初対面でプレーしなければならない時には、よりいっそう注意して状況把握していくことが必要になります。そうした経験の中で、適切なコミュニケーションを取れる能力が身についたのかもしれません。

Q9.ラグビーでの経験が生きているんですね!ちなみに、山崎さんに影響を与えている人などいらっしゃいますか?

―――影響を受けている人は2人います。
1人目は、FIS会長の渡邊さん
2人目は、消防時代にお世話になった所長

1人目の渡邊さんは言うまでもなく、この方がいなければ自分のキャリアは180度違ってきます。そのくらい大きな影響を与えてくれた方です。

2人目の消防署の所長は、後にも先にもいないと思える、自分にとっての理想の上司です。
普段は本当に厳しく鬼軍曹などと呼ばれている人でしたが、私が消防を辞める時には泣き崩れてしまうような部下思いの方でした。

お世話になった2人に対し、恥ずかしくない自分でありたいという思いで常に仕事に臨んでいます。
そして2人のような理想的な上司になるべく日々自己研鑽を欠かしません。

|今後の展望と就活生へのメッセージ

Q10.お世話になった人に対して恥ずかしくない自分でありたいという姿勢は私も大切にしていきたいと思います。最後になりますが、今後の展望を教えていただいてもよろしいでしょうか?

―――少しスケールの大きい展望になってしまうのですが、、、

保険業界のイメージは今後大きく変わってくると考えています。COVID-19の流行などもあり、ここ数年で世の中の常識は大きく変わり、考えられないほど至る所でデジタル化が普及しています。
その一方で、保険業界はデジタル化に関し遅れをとっていると言われます。それでも今後のデジタル化は必要不可欠。弊社でもかなり前からDX化に力を入れており、今後より一層規模拡大していく見込みです。

今までの保険業界のイメージは、営業をガツガツする体育会系のような色が強かったかもしれませんが、この時代の変化によってそれも変わってくることでしょう。それに伴い、求める人材要件も大きく変わってきます。今までと同じような人材だけではなく、IT技術に優れた人材、語学力のある人材など、多種多様な人材が活躍できる業界に変貌してくるはずです。

このような大きな変化を巻き起こす保険業界で今後どのような経験ができるのか。私自身非常に楽しみにしているんです。またこの変化に伴い、今まで出会ったことのない、たくさんのキラキラした人財に会えることも楽しみで仕方ありません。

Q11.今後の保険業界の展望から就活生へのメッセージまでありがとうございます!では最後に、山崎さんご自身が今後どうなっていきたいかお聞かせ願えますでしょうか?

―――やはり渡邊さん、所長のように素敵な上司になりたいです。

実は、私の部門に所属している社員の多くは私がスカウトをして連れてきた方なんです。

仕事は人生の多くを占めますよね。だからこそ充実した気持ちで過ごしてもらいたいと思っています。良い仕事をすることは、お客さまの為だけではなく、会社、そして自分自身のためにもなります。そのために、仕事をしやすい環境づくりはもちろん、彼女たちの成功や幸せを一番に思える上司でありたいと思っています。

柏木:彼女たちの成功や幸せを大事にできる良い上司という具体的な上司像がすごく良いなと思いました!山崎さん、本日は素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました!

ーーーこちらこそありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
辛いことがあったとしても道は続いている。どの道を選ぶかは全て自分次第であることを山崎さんから教えていただきました。こんな素敵な上司と仕事ができる損害調査部の皆さんは最高に幸せですね!本記事を通し、皆さんのゼンシングループへの理解が深まったり、何かしらの学びが得られれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!次回の記事でお会いしましょう!

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