「日本“から世界”をぶち上げる」企業ロゴのモチーフでもある“蒼き炎”。炎は、温度が高いほど青く変化する。ジールスで働く社員も炎と同じような資質を持っている。限りなく高い熱量と胸に秘めた確固たる意志。このシリーズでは、彼ら・彼女らに宿る炎の正体を明らかにしていきたいと思います。
広野 夏美(Orize)
大学院卒業後、ヤーマン株式会社に入社。直販事業部にて、新規獲得・F2転換・LTV最大化に貢献する
CRM設計を主に担当。2022年10月より、ジールスにコミュニケーションデザイナーとして入社。
あだ名の由来:大学時代、農学部で農薬の研究をしていたことから、農学マンガ「もやしもん」に出てくるキャラクターの名前より
「楽しく走る背中を見せたい」ライフステージ合わせて、自分らしく働ける場所
「楽しく走る背中を見せたい」
ジールスの意志を表明するボード「WILL BOARD」に書いた言葉です。私には、0歳と3歳の2人の子どもがいます。いくつになってもワクワクして働く姿を見せていきたいなとこの言葉を選びました。新卒で入社した会社を辞める決断は勇気のいることでしたが、前職での経験を活かせることがこれから楽しみです。
– 今回が初めての転職とのことですが、キャリアチェンジを決めた理由は何でしょうか?
前職の勤続年数は11年。正直、とても悩みました。第2子が生まれたタイミングということもあり、ライフステージに合わせて、自分らしく働ける場所を探していたんです。
私は、大学院卒でアグリカルチャーを研究していたのですが、その道に進むイメージが湧かず、ビジネスを通して社会に貢献したいと美容・健康機器メーカーへ就職しました。これまで学んできたこととは全く違う領域でしたが、デジタルマーケティングの仕事はとても奥が深いものでした。これから先の10年を考えた時、マーケターとクリエイターとしての仕事の幅を広げたい、そしてワークライフバランスの両立を図りたいと思い、今回の転職を決めました。
– 院卒で一般企業への就職、今回はスタートアップへの転職。自分の道を突き進んでいる印象を受けました。前職では、具体的にどんな仕事をされていたのですか?
私が入社した当時は、家庭用の美容機器がマーケットに本格的に流通し始めたタイミングで、BtoCで商品を販売する直販事業部に配属されました。最初はCRM分野の設計をメインでやっており、その後新規獲得のためのウェブ広告出稿、主にリターゲティングとリマーケティングを担当していました。顧客になる前、そしてなった後、各ポイントでユーザーとどう接していくかに向き合っていた感じです。
初めて商品を知ってからファンになってもらうまでの期間の中で、どんな訴求で訴えかければユーザーの行動が変容するのかを仮説・検証しながらPDCAを回していました。
– どんなところにやりがいを感じていましたか?
デジタルマーケティングの世界は、良くも悪くも結果が如実に出るところです。自分が企画した広告アイデアが当たると、必然的に数字が伸びるので結果が目に見えやすいのです。
店舗の場合、どんなにプロダクトが良くても配置や接客が悪いと購買行動に繋がらないので、お客さまの動きや成果が見えやすいデジタルマーケティングの世界は大変だけど面白かったんです。
マーケターだからこそ思う、宝の持ち腐れにならないデータ活用とチャットコマースに感じた可能性
– ジールスとの出会いを教えてください
リターゲティング施策の一環で、チャットコマースの前身である「Fanp」というサービスを前職で導入していたので存在を知っていました。チャットコマースのビジネスモデルを聞いた時、私は今後ますますチャットで商品を購入するユーザーが増えていくのではないかと思ったんです。
ユーザー動向は日々変化し、自社のウェブサイトに訪問されないケースもあると思います。だけど、LINEやInstagramのSNSは常に開くネイティブアプリです。このプラットフォームを売り場にできたら面白いなと思いました。また、チャットボットが1to1の接客を提供できれば、パーソナライズされた体験を届けられる。これまで、事業会社でデジタルマーケティング担当として培ってきたスキルが活かせるのではないかと思いエントリーしました。
– 入社の決め手は何だったのでしょうか?
最終面接で執行役員の大介さんと話したのですが、事業会社は自社が保有する1stパーティデータを活用できていないジレンマを抱えています。蓄積された1stパーティデータの活用方法の一つに、チャット上でのシナリオ設計と会話コミュニケーションがあると思います。ジールスのコミュニケーションデザイナーという職を極めれば、マーケターとしての経験を活かしながら宝の持ち腐れにならないデータ活用ができるかもしれないと思いました。また、ジールスが保有する会話データ(Zero Party Data)と事業会社が保有する購買データを組み合わせて新たなビジネスが広がっていくことにも十分な可能性を感じました。
また、メンバーの皆さんともたくさんお話させてもらって、言葉のチョイスがポジティブな方が多かったことも入社の決め手でした。面接はお互いの品定めでもあるので、マイナスなワードが出ることもあると思うのですが、それがなかったんです。この会社で働いたら、ポジティブな言葉を発する習慣が身につきそうだなと魅力的に感じました。
チャットコマースでLTVの最大化・フルファネルの実現を目指す
– 最後に、広野さんはどのように「日本から世界をぶち上げる」のか教えてください。
”CRM設計の経験を、フルファネルへの挑戦に生かす”
私自身、CRM設計の経験が長いので、コミュニケーションデザイナーとしてチャットコマースでフルファネルを実現するための一翼を担いたいです。購入検討のステータスから、一度繋がったユーザーと継続的なコミュニケーションを図り、LTVを最大化するところまで貢献したい。一気通貫したこれまでにない新しい顧客体験をどこよりも早く提供できるようになりたいです。
”驚くほどのスピードでの前進、強固なチームづくりの必要性”
入社して間もないですが、ジールスの前進を日々体感しています。これから会社は、よりグローバルに拡大していくと思います。組織が大きくなっても、強固なチームを作り上げることも「日本から世界をぶち上げる」ためには必要だと考えています。属人的にならないチームづくりは特に意識していきたいです。ジールスでは、若いメンバーがたくさん活躍していますが、ライフイベントを機に休みを取得するメンバーが出たとしても、持続可能なチームをつくっていきたい。2人の子どもをもつ親として、良いロールモデルになれたら良いなと思います。
「楽しく走る背中を見せたい」
これまで仕事に家庭に、と忙しく過ごしてきましたが、転職を機に自分とじっくり向き合うことができました。現状維持ではなく、大きくなった子どもたちに誇れる仕事をして、楽しく走る背中を見せられる母親であるためにこれからも頑張っていきたいです。