「自ら考えて行動する人になってほしい」
これは、人づくり部として2026年に掲げたテーマです。
ただ正直に言えば、
これは簡単なことではありません。
考えるという行為は、
想像以上にエネルギーを使います。
正解が分からない状況。
答えが提示されない場面。
一度出した答えにNGが出る瞬間。
そんなとき、人は不安になります。
なぜ“考え続ける”ことが大切なのか
仕事には、必ず「正解がない時間」があります。
マニュアルがあっても、
すべてが書いてあるわけではありません。
指示書があっても、
状況は毎回少しずつ違います。
だからこそ、
「この状況で何ができるか」
「何を試してみるべきか」
と考える力が、少しずつ差になります。
それは才能ではなく、習慣です。
NGが出るということ
提案や自ら出した答えにNGが出ることはあります。
でもそれは否定ではありません。
「もう一段、考えられる余地がある」というサインです。
ここで思考を止めるか、
もう一度向き合うか。
ここで諦めないで欲しい、と思っています。
その違いが、数年後に大きな差になるからです。
それでも、丸投げにはしません
ただし、
「考えろ」と言うだけでは無責任だと思っています。
考えるためには材料が必要です。
- 判断基準を共有すること
- 役割と責任を明確にすること
- フィードバックを具体的に返すこと
これは会社の責任です。
土台が整っていなければ、
思考は空回りしてしまいます。
だから私たちは、
業務フローの整理や役割の明確化も同時に進めています。
指示がほしくなる瞬間
「答えを見せてほしい」
「正解を教えてほしい」
そう思う気持ちは、とても自然です。
でも自分が振り返ると、
一番成長したのは、
“答えがない時間”に向き合った経験でした。
不完全でもいい。
自分なりの仮説を出してみる。
そこからしか、本当の意味での判断力は育ちません。
組織として目指す姿
私たちが目指しているのは、精神論ではありません。
✔ 判断材料は共有されている
✔ 責任の所在は明確
✔ 試してみる余地がある
✔ 失敗から学べる空気がある
その上で、
「今ここから自分にできることは何か」
と問い続けられる人が増えること。
これが組織を強くすると考えています。
最後に
完成された人を求めているわけではありません。
分からない状況でも、
一度は自分で考えてみる。
NGが出ても、
もう一度向き合ってみる。
その姿勢を大切にできる人と、
一緒に働きたいと思っています。
考え続ける力は、特別な人のものではありません。
積み重ねた人のものです。
2026年を、
“考え続けた一年”にできたらと思っています。