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「Web特命係」の成り立ちについて

在宅で働きたい人と人材不足に困っている企業様とをつなぎ、「新しい働き方を”アタリマエ”に」と、企業様へ「あなたはあなたのやるべき仕事」に集中していただき、在宅で働きたい方へは「自分の仕事・居場所・価値創造」を提供する!というコンセプトのもとで事業展開をしているWeb特命係。

オンラインアシスタントや経理事務代行、Web制作まで、クライアント様がコア業務に集中できるように、全国に在籍するメンバーがフルリモートで働いています。

実は、Web特命係はリボン徽章製造を中心事業とする株式会社米岡のデジタル事業部にあるんです。

「なぜものづくりの会社がリモートワークの事業なの?」と思った方も多いかもしれません。

そこで今回はWeb特命係の成り立ちについて、株式会社米岡の代表取締役社長米岡とWeb特命係事業責任者の石田(石P)にインタビューしてきました。

(本記事はnoteに掲載予定で、弊社SNS担当「とく子」が執筆した記事を、事業責任者の石田でWantedly版として投稿しています!)

株式会社米岡でデジタル事業部を立ち上げようと思ったきっかけ

━━━創業からリボン徽章製造・販売事業を中心に徹底したものづくりをしてきた株式会社米岡がデジタル事業部を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。

米岡:株式会社米岡は創業から、リボン徽章製造を中心事業として、「内職さん」と呼ばれる現在のリモートワーカーの先駆けとなるスタッフに支えられ、彼らと共に事業を発展させてきました。

仕事をしていく中で内職さんの能力が高いということに気づいたんです。

当社の内職さんは、ほとんどママさんです。
ママたちって、基本的に扶養内であったり時短勤務だったり、色んな制約がある中で仕事をしてるじゃないですか。



━━━そうですね。

米岡:それで、もっとママたちが幸せになる仕組みを作っていきたいなという考えもあり、これまでリボン製造を内製していたのを大幅に減らし、外部の内職を使う比率を上げるようにしました。

例えば集配サービスでは、内職さんの成果物を集荷し、次の材料も一緒に持っていくとかね。

とにかく仕組み化を徹底していきました。

ほかには、事業を大きくするためにEC事業を始めました。購買データから分析し、新しい商品の開発にも力を入れています。

━━━YONEOKA RIBBONのママチームから誕生したママのためのブランド「cocomam」ですね。

米岡:そうです。 「cocomam」シリーズ では、マタニティロゼットやベビーリボンがとくに人気です。

今だと、新商品として入学式や卒園式に使えるシフォン素材のコサージュも販売開始しており、ご好評頂いています。

YONEOKA RIBBON のECサイトはこちら
https://r-yoneoka.jp/
cocomam シリーズ
cocomam マタニティロゼット ふわふわキーホルダー
cocomam やわらかベビーリボン
シフォンフラワーコサージュ

━━━これまで内製をメインとしていたリボン製造を外部の内職への委託に切替えるなど、会社の変化に対して社内から不満は出ませんでしたか?

米岡:当初は周りの理解を得るのに苦労しましたね。でも、仕組み化を徹底していったことで、生産能力を上げることに成功したんです。

これで会社の成長速度を上げることができました。

「ものを作るという発想から、事業を創る」という発想に変える決断できたことが、今の米岡につながると思っています。



━━━そこから株式会社米岡のデジタル事業部として「Web特命係」が誕生することにつながるんですね。

米岡:元々アナログでものづくりを続けてきた当社ですが、内職さんとの関わりの中でもっと色んなところに能力を活かせるのではないだろうかと考えていました。

当社はママたちがもっと働きやすい環境を作っていきたいという思いがありましたので、アナログだけにこだわる必要はないなと思っていました。

Web特命係はどうやって誕生したのか

━━━Web特命係がどのような経緯でできたのかについてお聞かせください。

米岡:その当時、当社に写真加工事業部があり、クライアントのWebサイトの検収作業や写真加工をする必要が出てきたんです。

でも、しっかりとしたノウハウがある訳ではなかったので、今後こういうことに専門性を持って対応できる人材を迎えようと考え、求人サイトで募集をかけたところが始まりです。

━━━そうだったんですね。その求人にどれくらいの応募がありましたか?

米岡:300人の応募がありましたね。正直驚きました(笑)でもそれだけ時代の流れがデジタルの方に寄っているんだとも実感しましたね。

━━━300人はすごいですね。その中にプロデューサーの石田さんもいらっしゃったんですよね。

米岡:そうなんです。私自身、Webのことはほとんど分からなかったので、えいや!で300人全員に面接することにしました(笑)

Web会議ツールを使いオンライン面談を実施したんですが、石田さんが一番実績と熱意がありました。



石P:そうそう。面接のときに「求人に載っている仕事はどれでもできます」とお伝えして。

そして、それ以前からどの仕事も個人事業主としてリモートで対応してたので、ディレクションも含めて個人的に小規模なリモートワーカー組織化も考えていて……という構想もお話しさせてもらいました。

米岡:で、念のため専門家の意見も聞こうと思って、写真加工事業で仲の良い取引先の方にも聞いてみて、面接もしてもらったんですが、この人(石P)は優秀というお墨付きももらって。

よし!この人に組織化も任せようと決めましたね。

━━━なるほど。株式会社米岡のデジタル事業部として組織化を一からやっていこうと決断された瞬間だったんですね。

米岡:そうですね。当時は在宅ワークの規則もまだなかったので、石田さんにはゼロの状態から組織化してもらいました。

石P:はい。任されました(笑)
そして、Web特命係として本格始動したのが、2019年2月ですね。

立ち上げ当初のエピソード

━━━では、立ち上げ当初はどのように運営されてきたのでしょうか?

石P:最初の1年〜2年は、営業から、採用、スタッフさんへの指示、納品などの顧客対応も含めて、ほとんど一人でこなしてましたね(笑)
実際に今のように営業部隊がいるという形になったのは、3年目に入ったあたりからです。

そこからマーケター専任の担当者を迎え入れて、サイトの解析を行い改善を行うようになってから売上がどんどん伸びていきました。

━━━なるほど。現在のクライアントはどこからの流入が多いですか?

石P:現在のクライアントは、サイトやSNSからのお問い合わせが多いです。もちろん営業部隊の尽力もありますが。

また、既存のクライアントからの紹介で新しいクライアントをご紹介頂くということも増えてきています。

米岡:お客様からの紹介で新しいお客様とご縁ができるというのは、結果的にいいサービスになっている証拠だと思っています。

Web特命係の名前の由来

━━━Web特命係の名前の由来を教えてください。

石P:テレビ朝日系ドラマ『相棒』の特命係からですね。私が『相棒』が学生時代からずっと好きなので(笑)

それにWeb特命係のコンセプトとドラマ『相棒』とがリンクする部分があると思って。

『相棒』の主人公たちは、いわば警察組織の中で警察のやり方とかにはまらない人たちですよね。

日本の社会の「組織の当たり前にはまらずに自分たちの能力を活かして事件解決していく」というドラマの内容と、Web特命係の「会社に出社して当たり前という社会のルールにはまらずに、リモートで自分の能力を活かし中小企業の問題や課題を解決していく」というところが共通すると。

━━━そうだったんですね。ちなみに米岡社長は「Web特命係」という名前を聞いていかがでしたか?

米岡:インパクトがあるし、キャッチーで分かりやすいから即決でした。

━━━なるほど、確かにパッと見て印象に残りやすい名前ですよね。

Web特命係のこれからについて

━━━Web特命係としてこれから先どのようなことを目指して事業展開していきますか?

石P:これから先、自動化が進む中で残っていく仕事というのは、自動化してもコストの方がかかっちゃうような仕事だと言われていますよね。特に、ここ最近はChat GPTなど、手軽に使える高性能なAIがどんどん色々なところに導入されています。

もはや、ちょっとした考え事や文章、書類を作るとか翻訳なんて事はさらっとAIがやっちゃいます。もっともっとこれは広がって、エンジニアの仕事なども奪われると言われています。

そうなった時に、仕事を得る、働くということ自体が「人じゃないとできないこと」ができる人じゃないと残らなくなると思うんです。

━━━人じゃないとできないこと

石P:それは「何かを考えて教えること」と「人を想い、行動すること」だと私は思うんです。

Chat GPTもまだ癖が強くて、正しく使い熟すには少しスキルも必要ですし、結局人を理解して、人を想い育てるということは、人にだけ出来る尊いことなんじゃないかな?と、考えています。

例えば、Web特命係に来たばかりの時は、ただひたすら作業しか出来なかったし、興味も無かった人が、人に分かりやすく仕事を教えて、改善して、喜んでいる仲間を見て、嬉しそうにしていたり。

そういうのって人間同士だからこそ出来る素晴らしいことだと思ってます。

自分が働ける環境でちゃんと働きたい人たちが、その人のわがままではなく、叶えたい働く条件や環境を提供できる場所、それがWeb特命係であればいいなと考えています。

━━━教育事業もスタートされたとお聞きしました。

石P:そうですね。先ほど話したこととのつながりで、「学び・スキルアップ」を提供していこうということで、当社のクライアント様との協業で新しくスタートしました。

この新プロジェクトのリーダーは、2022年に業務委託のWebコーダーとしてJoinして、2023年4月にカスタマーサクセス社員になったばかりの、若手社員に任せています。彼がとてもWeb特命係の意義を理解して、自分の人生ビジョンと事業のビジョンを結び付けた上で、熱意を持ってそれを良い物にしたい!と考えてくれていると感じたので、任せよう!と決めました。

生きていくためのスキルを身につけられる場所として、Web特命係という選択肢があってもいいのかなと考えています。

結局、Web特命係がやっていることはどこまでも「人と企業をつなぐこと」なんですよね。

いずれは、もし、Web特命係を旅立つ時が来ても、「米岡の特命係で働いていた人なら有能だよね」とどこに行っても言われるような集団にしたいです。

年齢や性別は関係なく、スタートした業務領域も関係なく、やる気と努力、熱意に行動が伴えば挑戦出来て、自分のビジョンと事業を結び付けて成長できる、それがWeb特命係でありたいと思っています。

働く意味や、価値が分からない、やりがいはないけど給料のために働く、そんな若者も多いとよく聞きます。

でも、生きること、働くこと、挑戦することを楽しいと思えたら、人生って楽しいじゃないですか。そんなことを知っていってもらうのも、教育の一部かなと思ったりもしています。

そういう意味で教育に力を入れていきたいと考えています。今年はWeb特命係から、様々な「講師」が誕生する予感がしています!

最後に

「リボン徽章製造の会社がWebで全国の企業のサポートを行う事業をしているということが意外」と仰るクライアント様は多くいらっしゃいます。

実は私もWeb特命係で働き始めた当初は、そう思っていた一人です。

そのせいか、今回のインタビューの中で「内職もリモートワークだよね」という言葉を聞いたときに、目からうろこが落ちるような感覚がありました。

考えてみればその通りだと。元々アナログでものづくりを続けてきた会社が「内職さんの能力はもっと高い。在宅で働く人の能力をもっと活かして仕事してもらうにはどうしたらいいのか」というところから出発して、現在のWeb特命係に至ると思うと感慨深いです。

年齢や性別は関係なく、スタートした業務領域も関係なく、やる気と努力、熱意に行動が伴えば挑戦出来て、自分のビジョンと事業を結び付けて成長できる、それがWeb特命係でありたい、と言っていた、石Pと見守る社長の温かい視線が印象的でした。

━━━インタビュー・執筆:Web特命係 SNS運用担当 とく子 https://twitter.com/web_tokumei

Web特命係事業の社員数は、2023年4月で漸く4名。

まだまだ一緒に成長していってくれる仲間は募集中です。

2023年度の事業計画から、社員皆で1週間合宿をして、計画を立てるなど、バーチャル×リアルの取り組みも進め、仲間の絆は深まっています!

「働き方」「場所」にとらわれず「働く」は「楽しい」を実践・実現し、自分の「価値」を感じる「居場所創造」を理念に未来を目指す方をお待ちしています!

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